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戦え!!正義の兄弟戦士ジャスティスカイザー

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第四十七話 柴山少佐!漫画は藤子不二雄先生!!その五

「終わらせていきますね」
「そして今月の読み切りもですね」
「描いていきますね」
「そうだ」
 ペンを光速で動かしながらだ、ベレー帽の男柴山は応えた。
「勿論マガジンの分も描く」
「週刊も月刊も」
「そしてヤングもですね」
「この三日で描く」 
 こうアシスタント達に言うのだった。
「そしてだ」
「はい、甲賀の里においてですね」
「今度はジャスティスカイザーを倒しますね」
「悠木大将と共に」
「そうされますね」
「そうする、だからだ」
 甲賀でのことがあるからというのだ。
「早く終わらせたい」
「それではです」
「我々も粉骨します」
「少佐、お任せ下さい」
「皆で描こう、漫画は一人で描けるが」
 しかしというのだ。
「諸君がいてこそだ」
「最高の作品が出来る」
「そうなのですね」
「漫画は才能で描くものではない」 
 ではど何で描くものかというと。
「努力、そしてチームワークだ」
「そうしたもので描く」
「それが漫画ですね
「だからだ、この三日だ」 
 その間常にというのだ。
「全員で描いていこう」
「わかりました」
 アシスタント達も応えた、海軍衆の敬礼で。そしてその敬礼の後で彼等は一致団結して描いていった。その三日後であった。
 瞬が来たがだ、その時に柴山は彼女にこう言った。
「アシスタント諸君のお陰で、です」
「描けたというのですね」
「そうです」
 その通りというのだった。
「彼等がいなければです」
「描かねなかったのですか」
「そうでした」
 到底、というのだ。
「それが出来たのはです」
「アシスタントの方々のお陰なので」
「彼等に感謝しています」
「少佐の作品は常に読者人気トップですね」
「それもです」
 その人気もというのだ。
「私一人では」
「なれないと」
「そうでした」
 こう言うのだった。
「漫画、連載を持つとです」
「一人では描けないのですね」
「そうです、ですから今回の勝負は」
「私とですね」
「そうです」
 まさにという返事だった。
「私はそう考えています」
「では」
「二人で戦いましょう」
「そして勝つのですね」
「そうしましょう」
 是非にと言うのだった。
「正々堂々と戦い」
「そうしましょう」
「ではこれよりですね」
「甲賀の里に向かい」
 戦場であるその場にだ。 
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