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普通の刑事の特殊な日々

作者:時雨模様
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第1話 初めての本格的事件

 
前書き
今回から物語の方に入らせて頂きます。ある程度短編だと思うので少ない暇な時間でも見ることが出来ると思いますので、お遊び程度に読んでいただけると光栄です。出来るものならご意見などもよろしくお願いします。 

 
朝、俺は警察署へ出勤した別に起きた時どおのとか出勤時どおのとかのありきたりのことは無いいつも通り変わらない、ただ普通の所とは変わっているかもだけど…
特殊捜査課、そんな所だけでもそれこそ特殊だがそこにいるのは俺を含めて男性1人女性2人の3人だけ。しかもこの課の名前も関係なしに色んな事件を流される、しかも俺はまだ来たばかりだからそうでもないがその2人の女性がなんとも優秀で署の中でもトップクラスだそうだ。
響希「おはようございます」とあいさつしたもののあいさつは無かったので2人はまだ来ていなかった、と思いきや1人3つ繋ぎの机の奥側の机に突っ伏して寝ていた4月末なのに…とため息をつき
響希「先輩、華那先輩風邪引きますよ、起きてください」
この人は鳴神 華那(はな)先輩、歳は…まあ秘密とだけ言われているわりかし美人な部類で署内でもトップクラスの手前程度と噂される程、しかしちょっと抜けているという感じのよく言う残念美人。
華那「んー……ここどこ…あ、警察署か…寝ちゃったのか」
響希「寝ちゃったじゃないですよ、怒られますよ」
華那「バレなきゃいいの…」と呑気に伸びをしながら答える、もちろんこのあとバレて怒られたのは言うまでもない。
華那さんが呼ばれている間にもう1人。
沙耶「おはようございます」
響希「おはようございます沙耶先輩」
この人は楠木 沙耶先輩、先輩と言っても実は小学校からの幼なじみ、ありきたりだよねでも特別仲が良かったとか恋人だったとかはない、ただただ同じ学校に通っていただけ。華那先輩に比べれば幼さを少し残した感じだがこっちもまた美人の部類である、こちらも欠点がある、見る目がないと言うか変なものとかおかしなものを好きになるらしい、だからといってそれは人とかではなく物とか動物とかの事、そのためこちらは不思議ちゃん扱いを受ける時がある。
沙耶「響希、いつものように言ってるけど私達幼なじみなんだから敬語とかは無しだって」
響希「この署では俺よりも任期が長いですから先輩なんですよ、先輩に敬語は基本です」
沙耶「ほんと真面目だよね、頭が堅いなぁ」
華那「それが響希君の良いところだと思うけどね」
扉が開き華那さんが戻ってくる。
沙耶「華那先輩おはようございます」
響希「どうでした?華那先輩」
華那「はははもちろんこっぴどく怒られたよ、しかも仕事まで押し付けられて」
事件ファイルを見せながら言う、それを3人で見ると内容は近くの高校で起こった死亡事件に関してだった、この事件は少し早めに来た2人の学生が学校のあんまり使われていない普段は鍵もかけられている資料室の扉が半開きになっている事に気付き開けると学生が1人首を吊って亡くなっていたという事件だった。
これが起こったのは少し前と言っても大体一週間ちょっと前程に起こった事件だがつい最近捜査が打ち切られた事件だ。
響希「どうして俺達なんですか?この課とは何も関係無くないじゃないですか?」
沙耶「そうですよね、こういうのなら捜査一課とかの仕事だと思うんですけど」
響希「それよりもこの事件はこの前打ち切られた筈では?」
華那「さっき学校から生徒やその保護者の方から不安の声が上がるから捜査して欲しいそうだよ、それで流石に大事には出来ないから少人数での捜査をご所望だったそうで叱るついでにうちに押し付けたってわけ、まあ上が言うには君たちの課は何でも屋みたいに請け負ってるし君たちは優秀だからって押し付けられたってわけ、それでこの事件響希君と沙耶さんの2人で行ってきてね」
響希「はい?華那先輩は?」
華那「私は他にも仕事あるし1人はいないと対処出来ないからね、それにこの高校2人の母校だよ」
沙耶「あ、本当ですね、でも華那先輩もじゃないんですか?」
その通りで俺と沙耶先輩が共に通った母校で俺の妹が今通っている高校でもある、そして華那先輩もか?ってところで
華那「どうだろうね、まあそんな訳でよろしくね、話は通してあるから今からでも行ってきてね」
はぐらかされた。
流されるように学校に向かわされた。別段学校まで遠いわけではないためそこまでは徒歩で向かう事になった。そして生憎今日は金曜日だったのできっと不審な目で見られるんだろうなぁと思いながら向かった。
沙耶「ねぇ、今の生徒会長って恋心ちゃんなんだよね?あ、でも今年で3年生だから今年で最後だよね?」
沙耶先輩が言ったように生徒会長の恋心とは俺の妹
響希「そうですよ、俺と違って恋心は優秀なので」
沙耶「まあ私は高校では違うクラスだったからわからないけど、刑事としては私は響希優秀だと思う」
響希「沙耶先輩や華那先輩には敵いません、それに俺はそこまで言われるほどじゃありませんよ」
沙耶「ねぇ、やっぱり同い年で同級生で幼なじみで先輩は変な感じだからせめてさん付けにしてもらいたいなぁ」
響希「うーん…わかりましたそこは妥協します」
そんな事を話してたら学校についた、それほど近い所にある学校でちょっと都市部付近にあるのでまあまあ大きな学校で結構生徒数も多くまだ朝も早く登校時間というのもあり敷地に入ると結構疑惑とか不安のような目で見られた。まあそんな事は気にせず職員玄関を通り1度校長室に入り俺と沙耶さんの時と同じ校長先生だったから俺達が立派に働いていると喜ばれて褒めてくれた、そしてその後本題に入り自分よりはと言いその時の発見者を呼んでくると言っていたが俺達が今は授業中なのでは?と言ったが早く事件が解決するのに越したことはないと言って校長室を出て会議室に移動してほかの先生にその発見者を連れてくると言った。
待っている間俺と沙耶さんは捜査ファイルや資料を確認していた、すると失礼しますと礼儀正しく挨拶をして入ってくると
恋心「失礼します、あ、お兄ちゃん…」
ファイルから視線上げると男子生徒が入ってきた後に俺の妹の藤原 恋心が入ってくる、確か最初に入ってきたのは生徒会の副会長だったかな
蓮「え?会長のお兄さんですか?」
響希「はい、特殊捜査課藤原 響希巡査です」
沙耶「同じく楠木 沙耶巡査です、本日は捜査に協力感謝します」
2人が挨拶をすると生徒2人は席につき話を始める。
沙耶「では現場の状況を教えてください、あ、私ども2人はこの高校の卒業生ですのである程度の学校の状況は存じておりますので事件の状況とお2人の対応などをお願いします」
恋心「わかりました、それでは」
蓮「いや会長、ここはぼくが話しますよ。あの日は普通の生徒よりも早くに登校し校舎の見回りを会長と2人でしていたところ資料室の扉が少し開いている事に気付いたのでそこを開けると首を吊っていたんです。その時恥ずかしながら僕は動揺してしまい動けなかったのですが会長が迅速に対応して頂いたお陰ですぐに先生方と警察の方々が来てすぐに対処出来ました」
沙耶「なるほど、彼の証言と違う点等ありますか?」
恋心「いえその時の状況は彼が説明した通りです。その後の事は私達には知らされておりません」
沙耶「わかりました、では本日は捜査にご協力ありがとうございました。またお伺いする点等ありましたらその時はまたよろしくお願いします」
と沙耶さんと2人で礼をすると生徒2人も釣られて礼をして生徒含め先生方と もこの場から立ち去りこの場には俺と沙耶さんだけになった。
響希「この事件どう思います?」
沙耶「話を聞いただけだと単なる自殺に思えるんだけど…死体はもう署の方か、それなら私が署に戻って死体の状況見てくるから響希は現場の方見ててそれで戻ってきたらここに戻って報告し合う、これでいい?」
響希「はい、俺もその方が効率がいいと思います」
沙耶「それじゃ頑張って」
響希「沙耶さんこそ」
そう言って2人で会議室を出てそれぞれ動く。
そして資料室に入ると状況は校舎の壁と壁の所にあるためほぼ日差しが入らず日中でも暗く電気無しでは近くを見ることもままならない程の事
響希(しかし、現場もあらかた調べたはずだからな…足跡も調査では被害者のものと思われるものしか無かったと記載されてしかも血痕もありそれは被害者の手首の傷から出ていたもので被害者はその場で手首を切ってから首を吊ったとも記載してある…なぜわざわざ手首を切る必要があるのだろうか、そしてなぜ被害者は普段鍵がかかっている教室に入れたのか、あとは資料室にある棚に不自然な程ホコリが無い場所がある事、しかもそれには指紋も足跡も毛の1本たりとも無かった、そして死亡推定時刻は夜中の1時20分となっている事から夜中に学校に侵入し資料室の鍵を開け資料室に入り手首を切り首を吊って自殺って言うことで締められているな、正直疑問点がかなりあるがの決断だと聞いていたがこれ程までとは)
実際自殺とも言えるが、殺人とも疑えるむしろ殺人だと俺は思っている、だが証拠が全くと言っていいほどない…
響希(これは…勤務1ヶ月の新人にやらせるような事件じゃないってかんじだな)
色々と考査していると沙耶さんから連絡が入り会議室に戻ることになった。
会議室に戻り状況をメモしていると沙耶さんが戻ってきて隣に座った。
響希「どうでした?死体の状況何か見つかりました?」
沙耶「うーん、一応教えられた事を教えるね、死因は首を吊った事による窒息死ただ、手首に切り傷そして腹部や胸部に痣があること」
響希「痣ですか?いじめとか虐待とかあったんですか?」
沙耶「いやそんな報告は無かったからそれは無いとは思うんだよね、あるとしたら連れていかれる時にやられたか資料室で手首の切り傷と一緒に付けられたとかだと思うよ」
響希「そうですか、それで他に何かありますか?」
沙耶「えーと、あとは被害者の身元とかかな、家族構成は両親と被害者の3人家族で学校でも別段目立つ様なこともいじめられるようなタイプでは無いようであとは、これ響希に言っても良いのか?」
響希「どうしたんですか?俺は別に気にしませんよ?」
沙耶「なら、被害者なんだけど何でも生徒会長の恋心ちゃんに好意を寄せていたって噂とか聞き込みがあったようだよ、やっぱり恋心ちゃん可愛いし優しいから人気あるらしいね」
響希「そうですか、まあ恋心が人気あるのは知ってましたよ」
響希(くそう、わかってはいたがちょっとグッとくるな、怒りか?)
沙耶(なんとなく、顔に出てるなぁ)
響希「あ、そういえば俺恋心に連絡しておきます、俺になら正直に話すと思うので放課後にでも一応聞き込みしておきますので、沙耶さんはどうしますか?今日は俺だけでも良いんで署に戻っても良いですよ」
沙耶「いや、流石に1人残して戻るのは出来ないから私はあの副会長さんに聞いてくるよ、それまでどうする?」
響希「メモした事をまとめて考えてますよ多分聞くことあると思うのでその時はお願いします」
そのうち偏頭痛起こすんじゃないかって思うくらい考えそして気がつけば放課後を告げるチャイムがなり早速恋心に連絡した通り校舎の普通では誰も来ないような場所に移動し、恋心の話を聞く。
~~~~~~割愛~~~~~~
そして時は過ぎ部活などの活動も終わる完全下校時間になった。俺達2人は華那さんからそのまま現地で解散しても良いと連絡を受け下校時間と共に解散した。
しかし俺は家路ではなくそこから離れた所で待っていると足音がする。
蓮「あれ、会長のお兄さん?どうしたんですか?こんな所で」
響希「いやなに少し君に話を聞きたくてね」
蓮「そうなんですか?でも放課後にも女性の刑事の方が聞きに来たんですけど多分同じ話をすると思いますよ?」
響希「そこのところは大丈夫です、それなりに報告し合っていますのできっと同じような質問はしませんので出来れば質問に答えて頂けますか?出来ればあまりこちらの質問への理由は聞かないで貰えれば助かります、こちらも仕事ですので」
蓮「あ、はい僕に出来ることがあれば何でも言っていただければ力になりますので」
響希「それはありがたいです。それではまずは生徒会に入った理由を教えて貰えますか?」
蓮「生徒会ですか?実際は会長になって生徒の上に立ち生徒達をいじめや暴力の無い良き道へと進めていきたいと思っていたのですが、現会長の恋心さんが会長に立候補すると聞いて自分の中で諦めちゃって副会長になったんですよ」
響希「なるほどご立派なお考えです。それでは次に移ります、被害者の生徒さんとは面識はありましたか?」
蓮「はい、彼とは高校に入って最初のクラスメイトでしたから何回か話す機会もと言うより友達関係でしたよ、しかし学年があがりクラスが変わるとほぼ話さなくなりました」
響希「そうでしたか、恋心…現会長の事をどう思っていますか?」
蓮「会長は素晴らしいと思います容姿鍛錬、成績優秀、文武両道、完璧だと思えるこれらを兼ね備えたこの人こそ会長にふさわしいと感じる僕が尊敬出来ると思える方です」
響希「そうですか、ではここからは少し事件に関する事を聞きます、被害者を見つけた時動揺して動けなかったと仰っていましたが、あそこは普段日差しが入らない場所なので電気をつけなければ死体すら見えない程でしたがその時電気をつけましたか?」
蓮「はい、電気は僕が先に入ったのでその時すぐに電気をつけて彼を見つけました」
響希「そうなのですか?しかしそれではおかしいですね、実はあそこの電気をつけるスイッチから指紋が一切検出されなかったんですよ、それはどうしてですか?」
蓮「あの時は確か見回りのあと校舎の周りのゴミを拾う仕事がありましたのでそのための手袋をはめていたんですよ」
響希「嘘ですね、実は放課後君が話をしていた時こっちは恋心に話を聞いて状況を話してくれましたが手袋をはめていたとは言っていないんですよ、その日確かにゴミ拾いはあったがその時は何もつけていなくて素手だったと」
蓮「しかし会長の見間違いである場合かも知れません」
響希「申し訳ありませんが恋心も衝撃的な体験をしたのでこの日の事は思い出してしまうほどだと言っていました、そして色々な事に気が回る恋心が前を歩いていた人の事を確認するのはほぼ癖のようなものです、なので間違えなどはありません」
蓮「…それで刑事さんは僕を疑っているのですか?ですがこれでは証拠というのはならないのでは無いでしょうか」
響希「そうですね、では証拠を提示しましょうと言いたいのですが、犯人は優秀な事に自分の痕跡を一切消しあたかも自殺に見せかける程で捜査も一時打ち切りになるほどでした。しかし見つけました。とても苦労しました、しかしその代償に証拠を見つける事が出来ました」
と言いながら写真を1枚取り出した。
響希「見えますか?これは君が被害者を殴る蹴るなどした現場を収めた写真です、先ほどの思想はどこへやら、その思想を持った君がイジメをするとは」
少々呆れたように言ってみた。
蓮「それは…いえ、今はそれは関係ありませんそれは事件の証拠にはなり得ません。これは仮に動機に繋がるだけです」
少々動揺したように見えるな。
響希「君は優秀ですね、その通りですよこれはただの動機、それでは証拠の前に少しずつ整理していきます。現場は光が届かない暗闇そして普段から鍵をかけ使用の頻度も少ないしかし被害者はその資料室に何故か入れたそこで手首を切りその後首を吊った、現場には被害者の足跡や血痕や指紋しか出ませんでした。しかし、血痕が入口から続きそして最後は首を吊った壁付近までで閉じている何故わざわざ入口で手首を切る必要があったのか?それは犯人が内部に侵入すること無く被害者を動揺させることが出来るから、そこで案の定動揺した被害者は壁の近くまで行き傷を気にしていたそこへ犯人は近づきロープを被害者の首に巻き自分で引っ張り窒息させたその後ロープを天井の所にくくりつけてあたかも自殺に見せかけた。これが事件の概要です。ではどうやって犯人は移動したか、それは資料室にある棚を利用しています。普通人間の重さが片方に加われば当然棚は倒れる、しかし、あの棚には不自然な程釘が刺され棚はビクともしませんでした。
足跡も衣服の繊維も残らないのはきっとゴム手袋のようなもので擦って消したからでしょう、ちなみに服は被害者のものを着ていた、それもジャージのように目立たないものをね」
蓮「長々とご苦労様です、しかしやはり証拠と呼べるものは無いじゃないですか」
冷静のような表情で蓮は話しているな、しかし…それもここまでかな。
響希「君は以前学校の資料を見たいと言うことで資料室の鍵を借りていたね、その時の担当の先生から聞いたよあそこの鍵を借りると言った人今まで見たことが無いと驚くほどだったから印象に残っていたとね。その時君その鍵の型とってるよね?」
蓮「いえそれは無いですよ、第一高校生でそんな技術ある訳がありません」
響希「そんなことはありません、石膏の様なものは近くのホームセンターのような店に置いていますし、もし仮にそれが無くとも粘土の様なもので型をとるだけで業者に頼めばすぐに作ってくれます。理由も適当に親が家の鍵を学校にあるようなものにして欲しいと頼んで家の鍵は学校で使われているのとほぼ同じようなものだと言えばあちらもプライバシーには関わらないので聞かれることはありません。そしてその鍵実はまだ持っているのでしょう?何せこれからまた使おうと思っていたのですからね?恋心に対して」
蓮「え?」
響希「これも恋心から聞きました。今日君に夜学校に来てくれと言われたと。そして鍵はその微かに膨らみ君も無意識のうちに気になっている胸の内ポケットの中にあるのだろう?」
と言い終わってから近づき抵抗する中無理やり鍵束になっている鍵を取り出した。
響希「この中に正解はある筈だね、これが動かぬ証拠と言うやつです。」
蓮「……」
響希「そしてもう一つの動機は恋心についてですね?」
蓮「そうですよ、あの人はいつもクールに気取っているしかし、心中ではあの人は僕を求めているんだ!そして今日それを確かめる、もし拒絶するなら彼と同じ目に合わせるだけだ!!それを邪魔するなら刑事さんだって許さない!!!」
そしてナイフを取り出していた。
響希「残念ながら恋心は来ない、俺が今日は行くなと言っておいた」
蓮「どうして邪魔をする!!あの人は僕を求めているんだぞ!!」
響希「恋心はお前なんか求めていない、ナルシスト発言も恋心を侮辱する発言もそこまでにしろ」
蓮「うるさいぞこのシスコン野郎!!!!」
そう言ってナイフを構えこちらに向かってきた。それをナイフを持っている手を弾きナイフを弾き前に重心が乗っている状態に足をかけ転ばせ手を後ろに組ませ手錠をかける。時計を確認する。
響希「午後8時38分逮捕。悪いなこう見えても捜査4課への話も出ているほどなんだ」
 
 

 
後書き
先に謝ります。ごめんなさい、短編とか言いながら最初の1話から繋げて事件解決まで持っていったら、意外と長くなってしまい、申し訳ありませんでした。そしてこの物語は日にちを飛ばし飛ばしでいくのですぐに1年とか過ぎます。 
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