戦え!!正義の兄弟戦士ジャスティスカイザー
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第四十六話 福島少佐!いきなりバレンタイン!!その二
「確か鳥羽水族館だったな」
「あそこでしただろ」
「またするのか?料理勝負」
「この作品同じ種目での勝負は二度しないんじゃなかったのか?」
「そうよ、二度はしないわよ」
瞬もこう答える。
「この作品で同じ種目での勝負はね」
「じゃあどうやって勝負するんだよ」
「バレンタインだろ?」
「ロッテの監督でもイギリス軍の戦車でもないだろ」
「じゃあ何で勝負するんだよ」
「チョコレートをどれだけ貰うかよ」
それを競うというのだ。
「私達日帝衆とあんた達でね」
「つまりどれだけ女の子に人気あるか」
「それの勝負か」
「ジゴロ勝負ってことだな」
「要するにそれだよな」
「そう、極論すればね」
まさにとだ、瞬も答えた。
「今回はそうした勝負だから」
「ジゴロか」
「何かこれまた独特な勝負だな」
「日本で言うヒモ」
「それになるんだな」
「ジゴロになるにはもてないと」
少なくとも一人の女性にはだ、さもないとジゴロにはなれないのは言うまでもない。そうした生活にも条件があるのだ。
「それでいいわよね」
「ああ、別にな」
「俺達は常勝だからな」
「常勝の天才だからな」
「どんな勝負でも勝てるぜ」
「まあそう言うのならいいわよ」
二人がというのだ。
「それじゃあバレンタインの日に」
「それで勝負の場所何処だよ」
「何処でやるんだよ」
「二条城よ」
そこだというのだ。
「京都のね」
「ああ、鶯の声がする廊下のある」
「あそこでやるんだな」
「まだネタにばる場所残ってるんだな」
「そっちの方が凄いな」
「作者が毎回適当にチョイスしてるのよ」
関西の名所の中からだ。
「それでこっちも二度は選ばない」
「覚えてる限りはな」
「そうしてるんだな」
「そうよ、じゃあいいわね」
瞬は二人の同意も確認した。
「二条城でチョコレートをどれだけ沢山貰うか勝負よ」
「まあ俺達主役だしな」
「すげえ量のチョコレート貰えるな」
「さあ、どれだけ貰えるかな」
「楽しみだぜ」
笑って言う二人だった、だが。
勝負の話を聞いてだ、ネットでは祭りになっていた。
【朗報】ジャスティスカイザーバレンタイン勝負に挑む【敗北決定】
某巨大掲示板でこうしたスレッドが立ってだった。
誰もがだ、もう祭りになっていた。
「ジャスティスカイザーオワタ」
「いよいよご臨終の時」
「悪は滅びる!」
「逝ってよし!」
アスキーアートまで出て書き込まれる。
「誰があんな奴等にバレンタインなんか贈るか」
「チョコレートなんてな」
「爆弾なら送ってやるぜ」
「用件を聞こう」
十三番目の方のアスキーアートまで登場した。
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