リヴァイと私~今日2人が会うと~part1
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イライラ兵長とドキドキな私 7 リヴァイside
エレン「うわっ」
ミカサ「い…… 」
ライナー「った」
ベルトルト「いてて」
ハンジ「わ! ……あ!!」
ぶつかった衝撃でハンジの手からするりと抜け、2本の瓶が宙を舞う。
「あぁ! 俺とミカサの薬がぁ!!」
「「え?」」
その言葉で皆が視線をジャンに向けた瞬間、ばしゃ、ばしゃあ、と液体が誰かに掛かる音がした。
エレン「誰が掛かったんだ!?」
ベルトルト「1本は僕みたいだ。ライナーは大丈夫?」
「ん? 俺も濡れたが……」
ベルトルトは自分よりもライナーを心配し、ライナーは返答しながらベルトルトを見た。
と、ベルトルトとライナーの視線が結ばれる。
「ライナー」
ぽっ、とベルトルトの頬が赤くなり、
「ベルトルト…… 」
ぽぽっ、とライナーの頬も赤みを帯びる。
「結婚しよ、ベルトルト」
「ええ」
ぎゅうぅっ、と男同士の熱い抱擁。
「「……… 」」
「エネは見ちゃいけないもの」
ミカサはエネに近付き目を隠した。
「わ、ミカサ! 暗くて見えないよ」
強く抱きしめ合い、愛の言葉を囁きあうベルトルトとライナー。
「巨人は僕達の愛を引き裂こうとしている!」
「ま、死んだ所で俺達の愛が永遠になるだけの事だ」
「「いくつもの死線を共にくぐった僕(俺)達の愛は簡単に壊れはしない!!」
二人の世界を目の当たりにした他の奴らもその光景から目をそらす。
俺もその内の一人だ。
これで時間が経てば、事態がようやく終結する。
俺のその考えはクソメガネの一言により崩れ去った。
「もう1本残ってるけど、いいの?」
コト…と瓶を机に置く。
「「!!!」」
「チッ…… 」
俺は舌打ちをした。
ハンジの言葉に3人の目の色が変わる。
エレン「今度こそ!」
ミカサ「私が!!」
ジャン「俺が手に入れる!」
3人が同時に瓶を手にした。
「「!!」」
エレン「俺が先だった!」
ミカサ「いえ、私だった!!」
ジャン「いや俺だ!」
ギャーギャーワーワーと埃を立てながら瓶の奪い合いが始まった。
……汚ねぇ。
その内、ポーン…と何かが3人の所から飛び出てきた。
取り合ってる瓶だった。その瓶は空中で弧をえがき__
ぱちゃ
「うわ、何か掛かった…… 」
エネの声。
「「え…… 」」
エネの目は閉じていて顔が液体で濡れていた。
「確か最初に見たものを…… 」
「「!!」」
俺の発言で2人が叫ぶ。
ミカサ「エネ! 私を見て!」
エレン「俺を見ろ! エネ、大丈夫か!?」
「うん、大丈夫だよエレン__ 」
エネが最初に見たのは……
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