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リヴァイと私~今日2人が会うと~part1

作者:風神真優
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気遣い兵長と感謝する私 2


すると、中から団長の声が聞こえてきた。


「エネか。入りなさい」


ガチャ


「失礼します」


部屋に入るとエルヴィン団長は椅子に座り、机に向かって仕事をしていた。

私が入って来たのが分かると動きを止めた。


「それで用件は何かな?」

「ハンジ分隊長の報告書を持ってきました」


私はエルヴィン団長に近付き報告書を渡す。


「もしや……またハンジは巨人の所に行ってしまったのかい?」

「はい」

「そうか、すまないね」

「いえ、では失礼します」


私は部屋から出ようと扉に近付く。


「そうだ、エネ」


名前を呼ばれ振り向くと、エルヴィン団長は何冊かのファイルを手に持ち、こちらに歩いてきていた。


「申し訳ないが、この書類を資料室に戻してきてはくれないか? これから会議があってね。長引きそうなんだ」

「はい、いいですよ」


「すまない……
それと資料室に行ったら書類整理をしておいてほしい。読んだら元の場所に戻さない者達が多くてね。
番号順になっていない物が多いんだ。行ったついでに直してくれると有り難いのだが………… 」


「分かりました」

「そうか、よろしく頼むよ」

「はい。失礼します」


私はエルヴィン団長から書類を貰い、部屋を後にした。
 
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