ハイスクールD×D~黒衣の神皇帝~ 再編集版
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補習授業のヒーローズ
冥界の危機を救った創造神黒鐵
一方俺らは本来起こる事が大幅にカットされた事で、端末を見ながらサイラオーグとヘラクレスが戦うシーンやジャンヌと戦う朱乃とイリナとゼノヴィアのシーンが無かった事で書き換えてしまったようだ。
両手のブレスレッドで堕天使化が出来るけど、今の朱乃にとっては不要なブツだろうしそれ無しでも堕天使化が可能だ。ギャスパーから出て来た闇についてもだが、今回必要性が無いと見て判断した様子だった。
「ここも大幅にカットされているな・・・・あの時ギャスパーは内にある闇を出した事でゲオルグを倒したんだからな」
「呪詛のような言葉、一瞬にして暗黒に包まれて光すら消失してしまう程の闇。死を伝えた事で、ギャスパーが化けたと言うより解き放たれた感じだ。グリゴリでも解放出来なかった事を、人間界本家にて闇をコントロールと共に相棒のみ会話可能となったからな」
「ギャスパーの内に眠っていたのは、アイツら悪魔の想像を遥かに超えた化け物の類である。ヴァンパイアの名門ヴラディ家がギャスパーを蔑ろにしていたのは、神器ではなく闇と言う恐怖を知ってたから城と離れさせたからな。そんで戦闘終了と共に、ヴァンパイアに聞く事が沢山あるがどうやらまだ気付いて無さそうだ」
「吸血鬼は悪魔を嫌っている事も知っているけどさー、ヴラディ家は果たして質問に答えるかどうかは分からないよねー。純血の貴族主義、不老不死の一族と聞いてるけどあそこに神滅具所有者を保有した事で吸血鬼同士で争いが起こった事もね」
吸血鬼業界は、未だに悪魔や他勢力との交渉すらしない鎖国された世界となっている。冥界の危機裏で色々な事態が起こるようだったが、今後は魔法使いにも気を付けた方がいいだろうな。実力と才能主義であるが、俺ら黒神に所属しているゲオルグはトップクラスの実力者とされている。既に魔術協会が興味を抱いているようだし、俺ら次元パトロール隊を知っている悪魔がいるがソイツが理事長をしているとな。
「召喚系の使い手は、実力のある悪魔と契約するのをステータスの一つとされている。将来性がありそうな若手悪魔と交渉の場に呼ばれる事になるが、相棒らには必要のない事だ。既に優秀な魔法使いであるルフェイとゲオルグがいるからな」
「名うての悪魔は先客がいるけど、取引で来たとしても高値となる事もあるから若手悪魔を買い漁る魔法使いも少なくない。この戦いが終わればコンタクトして来るが、どうやら俺らの出番が来たようだ。皆、行くぞ!」
黒鐵神殿内にいる俺らは黒鐵改へ向かうと、既にここから専用格納庫へと転移された事により復活したようだ。そんでドライグ達を俺の中に戻させてから、月中基地本部にある格納庫へ行くと整備済みとなってピカピカだった。
『織斑総司令官、黒鐵改がこちらに戻ってきたので既に整備済みです』
「了解だクリス。さてと、そろそろ主役が戻らないとな・・・・来い!黒鐵!」
『闇より暗き深淵より出でし―其は、科学の光が落とす影!』
体は消えたとしても意識が黒鐵改の方になったので、簡単に動かしてみると復活済みとされた事でキレのある動きをした。すると俺らの真下に転移魔法陣が展開された事で、魔法陣の応用であるゲートを通過しながら巨大化した黒鐵改。
空間の裂け目から出た事なのか、それとも巨大化した事によるものなのか街全体が小さく見える。それも超巨大ドウターゼットンと同じぐらいある身長なのか、目の前に居るゼットンと同等の力を持つ者としているかに思えた。
『我、マジでデカくなったんだな』
『そりゃそうだろうな、今まで巨大化を使わなかった相棒だ。グレイフィア達ルシファー眷属も見ているが、その前にやる事があるだろ』
『一誠!やっと復活したのか。遅いぞ』
『やあアグニ。遅くなって悪かったが、コイツの相手は我がするから後方へ下がっていろ』
とそこへ5人の女性がこちらに向かってきたが、我にとっては懐かしい者ら達であるルシファー達だった。だが巨大化したので、黒鐵改の目よりも小さな存在何だなと納得してしまった。
「一誠!復活出来て嬉しいわ」
『ルシファー、レヴィアタン、ベルゼブブ、アスモデウス、シャルロット。心配させたが、我は全て見ていたがどこかにレポーターはいるだろうか?我の復活を知らせたい』
「任せて・・・・おーい!こっちだよー」
来たのは大勢のヘリコプターだったが、我を見るとこう叫んだ。
『冥界の皆さん!見て下さい!創造神黒鐵様が巨大化となって現れましたが、今まで何をしていたのでしょうか?』
『我の肉体である器が消滅してしまってな、再構築に時間が掛かってしまったのだ。神殺し系統の武器によって、旧魔王派と英雄派残党共にな。ルシファー達も宣言したようだし、我の復活宣言と共にゼットンを滅ぼしてゲートを閉ざすのが我の任務』
「これに関しては私ら前四大魔王が証人とするけど、冥界各地にいる者達は『禍の団』旧魔王派と英雄派が現れても無慈悲で倒してね?」
と言う事で、冥界中のチャンネルが一気にこちら側になったがやる事は倒すのみだ。ゼットンが咆哮した事で、こちらへ突進してくるのか地響きを立てながら風景吹っ飛ばして進撃してきた。要領は同じなので、いつも通りに体を動かす事が出来るから体が大きくなっただけだ。突っ込んで来るゼットンに向かって鎌対拳にて、避ける事は出来ないがダメージを受けても痛くないから問題なかった。
『くろがねさま!がんばってー!』
『くろがねさま!はやくたおしてー!』
『何と言う事でしょうか、遠くにいるはずの避難民の子供達からの応援が聞こえてきます!応援する声を言霊として受け取った黒鐵様なのでしょうか!?』
『と言われているが、相棒としてはどうなんだ?』
『さあな?だが祈りの声を聞こえてくるのは事実だ、さっさとゼットンを倒してゲートを閉じるぞ』
ゼットンはビームを撃ち出した事で、黒鐵改専用剣にて空間にビームを吸収後にそのままお返しとなった。鎌対剣との対決となったが、力の波動となって街への被害があったのか後方にいる龍化したアグニによると波動を飛ばした事で崩壊しているとな。剣に重力を纏わせてもゼットンが躱した事で、風景を壊してしまう事があった。
『ゼットンが避けたのか、必殺技を出そうとしても街を破壊してしまいリスクがあるな』
『それなら我が動きを止めている間に、必殺技を放て』
そう言うとアグニとオーフィスがゼットンの動きを止めて、グレイフィア達は氷の魔力によって足を凍らせた。我はその一瞬を狙って、剣を振り下ろした事でゼットンは消滅してしまった。本来ならロンギヌス・スマッシャーを放つはずが、剣を振りおろして超巨大ドウターゼットンを塵と化した。残りは冥界の空を覆っている超大型ゲートを閉じるだけだ!
『超大型ドウターゼットンを葬った黒鐵様、残りは超大型ゲートを閉ざすのみとなります!』
『アグニの頭上に乗せてくれないか?』
『その方がいいだろうな、仮にパワーが足りない場合は我達の力を与えればいい事だ』
と言う事で全長百mある黒鐵改が飛んで、龍化したアグニの頭上に着地したが踏ん張りが出来るようにオーフィスが背中を押してくれるみたいだ。我らは超巨大ゲートへ向かって行くが、トレミー3番艦から通信が聞こえた事で我はしばらく待機していた。
すると出番待ちしていたヴァーリチームと英雄チームが、アグニの頭上へと降りてくるけど間違って踏まないようにしないとな。ヴァーリ達が蟻のように見えるぜ。
「一誠、やっと復活したようだがパワーは足りているのか?」
『さあな?呪文付きの重力球を撃ったとしても、今の状態だと力が有り余っているからな』
「俺達は様子見させてもらうが、パワー不足を感じたら何時でも言ってくれ!」
ヴァーリと曹操が言うのであれば、今の力を全て重力球に注ぐだけでいいのかもしれないな。手を突き出して、重力球の構えをしてから静かに呪文を告げた。
『闇より暗き深淵より出でし―其は、科学の光が落とす影!』
魔法陣が百枚出現し、撃った重力球が魔法陣を通過する事で力を高めてから最後の魔法陣を貫いた後巨大ゲートへ向かって行く。中に入った瞬間歪んで行くが、ここからは持久戦と忍耐力が勝負の鍵となるが、こちらも光出した事で何だ?と思ったヴァーリチームと英雄チーム。
「黒鐵改が光出したがどうなってんだ?一誠の旦那!」
「今は声を掛けない方がいい、ゲートを閉ざす為に精神力と忍耐力が必要となるが『どうやらパワー不足のようだ、我もエネルギーを送るが皆も黒鐵改に力を送れ』了解、皆の力を黒鐵改に送るんだ!」
アグニ達の力によりこれならイケると思い最終段階へと入った事で、このまま保てばゲートは消滅するはずだ。数分後になった所で超大型ゲートが消滅を確認後、黒鐵改は重力球の構えを解いた。冥界の空がいつもの紫色の空となり、あとは残りのドウターを殲滅するだけとなったので超巨大化を解除。
目の高さが変わった事で周囲を見渡すとヴァーリ達が近くにいる事を確認後、トレミー3番艦に通信を入れると月中基地本部の増援によってほとんど殲滅したんだと。
「やったぞ!一誠、改めてだがお帰り。トレミー3番艦の指揮権を返す」
「残りはドウターと旧魔王派と英雄派残党らだな。俺らはどうする?」
『ふう、やったな相棒。重力球を放った後、魔力や精神力を凄く使う理由がよく分かった気がする』
『そうだな。さて、何時までも黒鐵改のままじゃ不便だから、いつもの人間体としてルシファー達に抱き合いたい・・・・あれ?』
『どうしたの?』
『いつもだと人間体へ戻りたいと思えば、影の中に入るはず何だが入らない。このままじゃ、我は一生黒鐵改のままとなる』
黒鐵改になったのはいいが、人間体に戻れない事に気付いた我は同じく不思議がっていたヴァーリ達だった。ルシファー達も合流した事で、何時もなら影の中に入って人間体となった兵藤一誠に戻るはずが黒鐵改のままとなっている。
なのでアグニの頭上から降りた黒鐵改は地上へ降りた事で、アグニも龍化からヒト化となって黒鐵改を追って地上へ行った。なので黒神メンバーしか見えない射影体となって、地上に降りてきた皆を見ていた。
「一誠、どうした?いつもなら影の中に入るはずだろう?」
「すまない皆。心配を掛けたが、どうやら月中基地本部からこのまま来た事で障害が起きた。もう少し時間がいるようで、抱き合いたくともこのまま待機となってもな」
「なるほどね。黒鐵改が本来の容姿なら、人間体はあくまで器だからまだマッチしてないのかしら?」
「そう言う事だ。なのでここにいる黒神眷属は、各地で暴れているドウターと旧魔王派と英雄派の殲滅を頼む。ヴァーリチームと英雄チームはグレモリー眷属の元へ向かってくれ、俺としては何やら嫌な予感しかしないからな」
「分かった。と言う事で俺達はグレモリー眷属の所へ行くぞ」
『おー!』
ルシファー達もだが、各地で暴れている旧魔王派と英雄派の残党を任せてから意識を黒鐵改へ戻した。そしてストフリモードとなった事で、背中と両手と腰部分に新たな装備を装着した状態となった。全長十mの黒鐵改が飛ぶ様子を見た事で、アグニ達も各任務へと向かって行った。トレミー1番艦と2番艦周辺には、MS部隊と戦術機が上空と地上で戦っていた。
「敵後方から何か来ます・・・・これは!」
「何が来たと言うのかしら?」
するとドウター後方から空間の歪みから出現したのは、BETAが現れた事でトレミー2番艦にて全衛士に指示を飛ばしていたドーゥル大尉は驚いたのだった。
「何故ここにBETAが来るんだ!この外史にBETAはいないだろ!」
「恐らく空間の歪みで来たのだと思われます。ドウターは戦術機に任せて、BETAはMS部隊に任せた方がいいかと」
「艦長、後方から何か来ます。これは・・・・」
「今度は何が来ると言うんだ?」
「これは・・・・黒鐵改です!どうやらストフリの装備を装着した事で、空を飛ぶようになったかと」
「父さん!でも何故黒鐵改のままなの?復活したのなら父さん専用機で来る筈だ」
味方後方から来た黒鐵改はストフリの装備にて、ハイマットフルバーストをした事で地上にいたBETAを塵へと化させた。普通なら血塗れとなってしまうが、ここは街の中なのでビームから滅を使う事で物体を塵と化してしまう。空間の歪みから来たと察して、戦術機チームと合流を果たしたけど通信が使えないからな。しょうがないから意識を皆の頭に直接語りかけたのだった。
『月中基地本部から来た友軍へ告ぐ、現在謎の障害となって人間体へとなれない。原因不明であるが、今はこのまま攻撃を続行せよ。ユウヤ達戦術機チームは引き続きドウターを頼むが、キラ達MS部隊は我と共にビーム兵器のオンパレードで殺ってしまえ』
「だから父さんは黒鐵改のまま何だね、と言う訳で父さんの指示通りに各機は攻撃を続行せよ」
「一真、お帰りなさい。通信が出来ないのは癪だけど、今は倒すのみ!」
ヤマト隊はこのまま広範囲にいる対ドウター戦を続行しつつ、ジュール隊とブラック・シャークMS部隊は前方にいるBETAを一掃した。黒鐵改も攻撃に加わるがビームではないので、このまま塵と化してから光線属種を倒した。要撃級と突撃級は、戦術機相手だと面倒なので全て重力球で葬った事により空間の歪みを閉ざした。
「全機、戦闘終了と共に帰還せよ。優斗はキラ達を月中基地本部まで護送をお願いね」
「了解だよ母さん、アークエンジェルとエターナルにクサナギもそろそろ戦い慣れた所だったんだけどね」
トレミー2番艦へ帰還した戦術機チームを格納庫へ搬入作業が終わり次第、アークエンジェルと共に月中基地本部へ帰還する事となった。お礼を言いたかったが、まだ黒鐵改のままなのでマッチ時間が長いなと思った。
一応だからトレミー3番艦へと戻り、格納庫まで歩いて行くと恋姫・大江戸・ISの各チームとトレミー1番艦にいるはずの奏が居た。中には泣いている者もおったが、我は黒鐵改から射影体としての姿として皆を見ていた。
「皆、抱き着きたいのは山々だが肉体と精神がマッチしていないようだ」
「それでもですが、ご主人様。よくぞ戻られました!お帰りなさいませ」
『ご主人様!/お兄ちゃん!/一誠!』
例え射影体としても集中すれば感覚を取り戻した事で、一人ずつ抱き着いた。よく頑張ったなと、そして奏の番になる頃に館内放送にて原因が分かった事で魂と肉体が合う時間が必要だったらしい。だがそろそろマッチされるだろうと思うと、黒鐵改が影の中へ戻った事で射影体から元の肉体へ戻る感覚が分かったのだった。容姿は織斑一真だったが、戦闘服へ着替えるとようやく抱き合える事により奏が最初となった。
「智君、お帰りなさい」
「ただいま、奏。原因不明だったから、一生黒鐵改のままと思ったな」
「ご主人様、改めてではありますがお帰りなさいませ。私達もよろしいですが、そろそろグレモリー眷属の所へ行った方がいいかと」
「そのようだな。外からアグニが待っているようだし、久しぶりとなる外の空気でも吸ってくる」
そう言った後、相棒から預かっていた剣を返してもらってから空間を歪ませて外へ出ると待っていたのは俺の復活を信じて表舞台へ立つ事が出来た五人。それと夢幻と無限を象徴するドラゴンであるアグニとオーフィスがいた場所へ行き、改めてだが抱き合ってキスをしてから挨拶をした。
「お帰り一誠君」
「ただいま、レヴィアタン」
「私達もいいが、グレモリーの所に行ってはどうだ?」
「それもそうだな。禁手化!」
久々の禁手化後、アグニ達も付いて行き、到着したら丁度ヴァーリが最上級死神プルートと戦う所だった。本来だと次元の狭間は万華鏡空間となっているが、俺らの家には結界を施しているので普通の空と変わらないようにしている。
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