ワケあり生徒会~短編集~
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もしも
瞳side
結局、3人で手を繋ぐのは
生徒会室の前まで続いた。
「嬢~?早くあけねぇの~?」
開けたときの優斗の反応が
分かりすぎて開けたくない。
けど、開けないと生徒会室には
入れないワケで、、、
「やっぱり私、教室に、、、
「行かせるワケないでしょうに。
朝食だってまだだろ~?」
そう言って生徒会室のドアを
開ける奏。
「瞳ちゃん、やっときたー!
昨日メールしたのに
なんで返信くれなかったのー?
僕、ずっとまってたんだよー?」
「優ちゃん、ちょっと静かに
してちょうだいよ~。」
その後、奏に「これ、嬢のやつな~」
と言って弁当箱を渡された。
「ありがとう。
でも、あんまりお腹空いてないから
お昼に食べるわ。」
「そんなこと許されると
思ってんの~?
1日3食きちんと食べないと
だめでしょうに。
今日、朝昼きちんと食べたら
夕食は嬢のリクエストに
しましょうかねぇ~。」
「本当に?」
「こんなことで嘘ついても
仕方ないでしょうに。」
そう、、、よね。
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