サクラ大戦7人目の隊員
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7章 異界篇
帝都にシスター来る前編
前書き
今回から、新章ですが、序盤は4と5が混ざります。ご了承ください。後に異界に跳ぶ予定です。
ヤフキエル事変、そして魔城江戸城の三度地上に現れる事件から2ヶ月が過ぎていた。
太正16年3月・・・
帝都東京は、比較的に平和な時だった。ある日帝国華撃団に新隊員が配属されるまでは。
その日真宮寺さくらと、直哉は、久々護法リングを通して、未来を夢として見ていた。
「直哉君この夢の意味は、どういうこと?」
「僕にも、よくわからないけど、この夢通りに、なるなら、帝国華撃団に大神さんの甥っ子が来て、大神さんは紐育に異動になるよね」
「まさかこんな未来を見るとは、思わなかったけど」
「私もだよ」
「どうする直哉君?」
「うんまあ伝えなくていいよ、多分まだ確定じゃないだろうし」
「そうだよね、米田さんが大神さんを出すわけないよね」
そして、一週間後、巴里からエリカがやって来た。一冊の本を携えて。
大帝国劇場では、来月に控える特別公演で上演する準備で皆忙しい日々を送っていた。
その中でも大神が、またも、舞台の総合演出をする事となり、大神は結婚を舞台主軸にする事をアドバイスされていた。
「結婚かあ、俺自身してないから、いまいちよくわからないけど、帝国華撃団の皆に聞いてみるか」
そして、大神は帝国華撃団全員に、結婚について聞いて回るのだった。
その結果、さくらと直哉に聞く前に聞いた全員が、大神から告白されたと勘違いしている事を大神は知らない。
さくらと直哉の部屋・・・
「さくら君、直哉君少しいいかな?」
「「はいなんですか?大神さん」」
「君達に聞くのは、あれなんだけど、君達にとって結婚とは?」
「「ええ、結婚についてですか?」」
「ああ」
「私の場合は、結婚の相手は直哉君と決めてたので、そんなに結婚した後も混乱はしなかったですね」
「混乱?どういう事だい」
「ああ、これは女性だけかも知れませんが、結婚前は、名前で呼んでたのに、急にあなたと呼ばないといけない時とかで」
「ああ、成る程ね」
「直哉君は、どうなんだい?」
「僕ですか?やっぱり好きな人とするのが、当人同士の為になると思いますけど」
「大神さん結婚する気になったのは、いいですけど大神さんは、帝都だけでなく巴里にも彼女がいるんですからちゃんと考えてあげてくださいね」
「いい!!」
「そう言われたらそうね」
そして大神は、さくらと直哉の部屋を出て、1階に下りた。
そこで大神は、エリカとの運命の再会を果たすのだった。
「きゃああああ。大神さんお久しぶりです」
「エリカ君何で、君が帝都にいるんだい?」
大神は混乱していた。
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