戦え!!正義の兄弟戦士ジャスティスカイザー
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第四十四話 上村大尉!演歌の花道!!その八
「球界も腐った」
「ですね、今は球界も浄化されまして」
「国会でも目出度く巨人弱体化法案が成立して」
「巨人は常にキャンプ地はシベリアになって」
「他球団からの獲得も厳しく規制されましたし」
「不正は徹底的に追求されて責任も取られて」
「色々と裁かれて」
「今や万年最下位ですよ」
それも勝率一割台のだ。
「もう何もかもが最低のカスチームになってますね」
「その負け方を見て日本人はどんどん元気になってますし」
「いいことですよ、やっぱり巨人が負けると飯が美味い」
「その負ける姿を見て皆元気が出ますからね」
悪は必ず敗れる、子供にも教えるべきことだ。
「巨人には無様な負けがよく似合う」
「やっぱりそうですよね」
「そうだ、私も巨人は大嫌いだ」
悪田部にしても坂田火魯志の作品のキャラである、坂田火魯志作品において巨人ファンは悪党か下衆でしか登場しない。
「だからそれでいい」
「球界を私物化してましたからね」
「しかも盟主ぶっていて」
戦後長い間だ。
「まさに悪でしたらからね」
「球界の北朝鮮でしたよ」
「その巨人が無様に負け続ける」
「本当にいいことですね」
「日本の健全化にはまず巨人が負けることだ」
社会の悪が正されることがというのだ。
「世に悪が栄えたことはない」
「そのことが皆にわかってこそ」
「それからよくなりますからね」
「だから巨人は負けるべき」
「邪悪だからこそ」
「その通りだ、巨人には無様な負けがよく似合う」
あれだけそうした敗北が似合う存在はない、巨人のユニフォームが絶望と悲嘆に打ちひしがれる姿を見ることの何と楽しいことか。
「テレビに出ている信者共もな」
「ああ、いますよね」
「テリー伊○とか徳○とかヨネ○○とか」
「あと某アイドルのリーダーとか」
「作者がこの連中をどう思ってるかはもう言いませんが」
「言うまでもないですから」
作者もあえて言わない。
「というかあの連中何なんですかね」
「特にテ○ーですね」
「テレビでいつも暴論言ってますけれど」
「あんなのよく言えますね」
「ああした人間にもなってはいけない」
決して、というのだ。
「子供達に見せるべきだ」
「ああした大人になったらいけない」
「そう教えてあげるべきですね」
「反面教師にすべきと」
「子供達に教えるんですね」
「そうすべきだ、だがその連中は今くだを巻いているだけだ」
この作品の中ではだ。
「負けてばかりだからな、巨人が」
「昨日も負けましたね」
「これで二十連敗でしたね」
「しかも二十試合連続十点差以上つけられてますね」
「五試合連続完封負けで」
「いや、巨人が弱いとですよ」
「世の中本当に元気になりますよね」
二人も満面の笑顔でこう話す。
「巨人は負けるべき」
「負けてこそ日本がよくなりますね」
「その負ける姿を見て皆が元気になるから」
「だからですよね」
皆が元気になって仕事に勉強に励むのだ、巨人が負ける姿を見ることは世の人達にとって最高のカンフル剤なのだ。
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