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ハイスクールD×D~黒衣の神皇帝~ 再編集版

作者:黒鐡
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補習授業のヒーローズ
  冥府を滅ぼした前魔王ルシファー×冥界の空を埋め尽くす有人機動兵器

冥府、冥界の下層に位置する死者の魂が選別される場所。そこに俺、アザゼルは赴いていた。冥府はオリュンポス、ギリシャ勢力の神であるハーデスが統治する世界だ。冥界程の広大さはなく、荒れ地が広がっていて生物が棲息不可能な死の世界である。

深奥に古代ギリシャ式神殿が姿を見せるが、冥府に住む死神共の住処でありハーデスの根城でもある『ハーデス神殿』だ。俺らの盟友である一ちゃんがサマエルを解放させた場所よりも上であるが、数人のメンバーと共にそこへ足を踏み入れた事で死神共が群がっていた。

こちらに敵意剥き出しと言う分かりやすい眼差しを向けてくるが、アポ無し訪問だからなのか相手とっては襲撃に近い状況だろうよ。ここに来た理由は簡単だ、ハーデスの野郎に一言物申す為と現在危機的状況となっている冥界を骸骨オヤジの好きにはさせない事だ。

『アザゼル、アジュカから連絡があったのだが私達現四大魔王にとってビックニュースがあったようだよ』

『黒神から借り受けた通信機での念話モードだが、それは何かあったと言う事か?』

『何でもアジュカがいる人間界隠れ家に前四大魔王ベルゼブブ様が現れたそうだ、それも「ナイトメア」に住んでいるカテレア達を引き連れてね』

『マジかよ!前四大魔王が生きていやがったのか、今までどこにいやがったのやら』

俺とサーゼクスだけは黒神から借りていた通信機を付けていたので、俺とサーゼクスだけの会話となったがこりゃサプライズとしか言い様がないね。戦争で死んだとされた奴らがいたのだからな、それは置いとくとして悪魔と堕天使の嫌がらせを執念に燃やすクソ野郎だ。どうせドウターが大暴れしている所を見て、横槍を入れてくるか牽制しに来るだろう。

アザゼル達が辿り着いたのは、祭儀場らしい場所だった。広い場内は装飾に黄金などが使われており、冥府に不似合な煌びやかで豪華な作りとされていた。黒鐵神殿内から見ていたが、一際大きい祭壇とオリュンポス三柱神であるゼウス・ポセイドン・ハーデスを形取った壁の彫刻も目立つような派手な形をしていた。祭儀場奥から死神を複数引き連れて司祭の祭服にミトラと言う出で立ちの骸骨、ハーデスが登場した事で丁度ルシファーも到着したのだった。

『相変わらず嫌なオーラを纏っているけど、まだバレてなさそうね。・・・・どうせ見ているのでしょ?一誠』

『こちら黒鐵神殿からだが、やはり繋がっていると分かるようだな。引き連れている死神は相当な手練れだろうと、ルシファーにとっては挨拶代わりにしとけよ』

『上級から最上級クラスのようだけど、私にとって鍛錬のようにすればいいのよね。最上級死神プルートは冥界に行っているからいないとして、この辺りにいる死神共を鎌で倒そうかしらね』

『前四大魔王様のデスサイズか?ま、今の内に準備運動でもしてろよ。再びアザゼルサイドに戻るがな』

「お久しぶりです。冥界の魔王ルシファー、サーゼクスでございます。冥府の神、ハーデス様。急な来訪、申し訳ございません」

俺と共に来たメンバーの一人はサーゼクスで、疑似空間フィールドからトレミーへと帰還したグレモリーと黒神らと別行動を取っていた。一ちゃんが消滅後、俺は一ちゃんが戦った死神や最上級死神プルートと戦った事と消滅した事を包み隠さずに話した。

黒神への情報提供と照らし合わせてから、進撃するドウターの群れと各地で大暴れしている旧魔王派と英雄派との対応。それに民衆の保護優先し配下に伝達後、黒神から借りた通信機をハメてから誘ってきた。

『冥府に行く予定だ。アザゼルも同伴してほしい』

とな。ここまで来た事で通信機から様々な情報が一方通行に来るが、俺達が一番驚いた事が前四大魔王が生きていた事だった。混乱と共にハーデスが動き出す前にこちらが動くと共に、魔王自らの訪問でもある。黒鐵神殿に招待されたそうだが、正直言って俺もサーゼクスも行きたかったよ。それに今頃俺達を見ている事だろうと思いながら、眼球のない眼孔奥を不気味に輝かせてハーデスは笑いを漏らす。

《貴殿らが直接ここに来るとは・・・・。ファファファ、これはまた虚を突かれたものだ》

その割には余裕がありそうだが一つだけ苦手な人物は一ちゃん、いや黒ちゃんだ。現にサマエルを解放させたのも乗り込んだ一ちゃんによってだし、出来るだけ創造神黒鐵の怒りだけは買いたく無さそうだからな。ミカエルも顔出しをしたいと言っていたが、流石に天使長が地獄の底まで来ると言う体裁的には如何な感じだった。ハーデスの視線が俺達の後方にいる者に注がれる。

《そちらの天使擬きは?尋常ならざる波動を感じてならぬが》

俺達の後方にいるのは、神父服に身を包んだブロンドにグリーンの瞳と言う青年だ。その背には十枚の純白の翼が生えているが、青年は軽く会釈をした。

「これはどうも『御使い』のジョーカー、デュリオ・ジェズアルドです。今日はルシファー様とアザゼル様の護衛でして。まー恐らく要らないとは思いますが『一応』とミカエル様に命じられたからですからね。天使のお仕事ッスお仕事」

かなり軽い調子だが、噂通りと言うより変わり者のジョーカー、デュリオ。『煌天雷獄』の所有者にして、空を支配する『御使い』だ。

《・・・・噂の天界の切り札か。その身に宿る神滅具は世界の天候を自在に操り、支配出来ると聞く。ファファファファ、ミカエルめ、まさかジョーカーを切るとはな》

それだけの存在何だが、コイツはな。一応表に俺が連れて来た、神滅具所有者『黒刃の狗神』の刃狗も待機させている。何かが起こってもいいようにな。

《ファファファ、コウモリとカラスの首領、それに神滅具が二つ・・・・。この老人を相手にするには些か苛めが過ぎるのではないか?》

よく言うな、これだけ用意しても退けそうな実力持っている癖によ。表にいる刃狗も捕捉されているようだが、流石と言いたいな冥府の神様。ルシファーは周辺にいた死神らを瞬殺させてから、そろそろ出番だと思いながら気配を消している様子だから気付いてなさそうだ。

《茶を飲みながらその方らと話すのも(やぶさ)かでは無いのだが、敢えて訊ねるが何用か?》

「そうねぇ・・・・敢えて言うなら貴方を倒しに、いえ殺しに来たかしらね」

この声はまさか!と疑いながら周辺一帯を見ると先程までいたはずの死神らがいなかった事に驚くが、どうやらいつの間にか俺達とハーデスしかいない状況となっていたようだった。俺らとハーデスの間に一人の女性がいたが、やはり報告通りなのだな。

《お主は誰だ?》

「あら、私を忘れたのかしら?私は前魔王の一人であるルシファーよ、覚えているかしら?あとこの辺りにいた死神達は、この剣で消滅させたわ」

「ルシファー!生きていたのか、今までどこにいやがった!」

「アザゼル久しぶりね。そう、サーゼクスが私の名を継いだのね。サーゼクスら現魔王の代わりに言うけど、先日冥界悪魔側にあるグラシャラボラス領にて事件があったのよ。中級悪魔の試験会場であるセンター会場付近に存在するホテルにて、グレモリー眷属と黒神眷属を率いていた一誠とアザゼルが『禍の団』の襲撃を受けた事は知っているかしら?」

《お久しぶりですな、前魔王ルシファー様。それについては報告を受けているが》

「そこで遭遇したのは、死神からも襲われたのよ?それも貴方が一番恐れている創造神黒鐵様である一誠を滅ぼそうとしたからね」

《どこまで知っているかは知らんが、創造神黒鐵様はかのウロボロスであるオーフィスと密談をしていると耳にしましたのでその調査を頼んだだけの事。どの勢力も協力態勢を敷こうとしている最中、危険極まりない裏切り行為があっては全勢力の足並みが乱れるとの事でしたので。もし仮に裏切り行為があった場合、最低限の警告をするように命じただけの事》

「それに関してだけれど改めて言うわ、私達の主であった創造神黒鐵様率いる黒神眷属が別勢力でありソレスタルビーイングは、全ての勢力に敵と認識された場合のみ攻撃を許されている。例え冥府の神であろうと、創造神からの命ならば貴方を滅する事も出来るわ。あれが最低限の警告だったとしても、一誠から見れば完全に敵対行為だし伝説の死神であるプルートまで寄越したんだから」

ルシファーとハーデスからの会話を聞いていた俺らだったが、後ろにいるデュリオも驚きの顔と共に見守っていた。ハーデスの早とちりだったとしても、それは創造神を滅ぼす要因となってしまったのならば非礼を詫びても俺らの気は許さない。ハーデスの命以外有り得んが、ルシファーとの会話を聞いていたサーゼクスは俺らが言うはずだったセリフを全て言ったルシファー。

「早とちり・・・・今更だけどそんな事で私達が非礼を詫びてもらって帰ると思ってるの?まあいいとして、確認だけど貴方は『禍の団』と裏で繋がっていると創造神黒鐵様からの置き土産によって知ったわ。旧魔王派・英雄派が手を貸している事、サマエルを使おうとしたと動く証拠が出揃っているわ。重大な裏切り行為だし、立場違いだけれどサマエルを表に出さないように各勢力で合意だったはず。それを察知した一誠は、サマエルを使わせない為に解放させて仲間となった。と言う訳で創造神の代わりに罰を与える、貴方の命を貰う為にね」

《それは面白い事を言うではないか、生きていた事にも驚きですが私を倒す事は出来ませんよ》

ルシファーとハーデスの会話が終わると共に、ルシファーが消えた事で俺らは左右を見たら何時の間にかハーデスの首を刎ねていた。っておいおいやり過ぎだろうと思ったが、創造神からの命ならばそれもしょうがないかと言う事か。サーゼクスもデュリオも未だに固まっていたが、ルシファーが持つ鎌を見ると何時の間にか剣となったのでエクスカリバーだと思った。

「全く冥府の神だろうと困ったモノね、まあ一誠を殺した罪は重いし創造神を滅ぼした事は貴方も分かっていたはずでしょ」

《ファファファ、まさか我が倒されるとは思ってもなかったがまさにその通りだ。創造神を怒らせたらどうなるか分かっていたはずの我だが、神の名と神格を剥奪される前に死ぬと言うのも良い事だ。さらばだ、前魔王ルシファー》

そう言って骸骨ジジイは消滅したが、果たしてこれで良かったのかな?まあ一ちゃんが復活したら、死者蘇生でもさせようかな。ハーデスを倒した事で、冥府は滅ぼされたが何も起こらないのであれば創造神黒鐵様である黒ちゃんが何かしらの処置でもしたのかもな。ルシファーの元には現魔王であるサーゼクスと俺も向っていたけどな。

「よくご無事でした、ルシファー様!」

「って言うか今までどこにいたんだ?さっきベルゼブブがアジュカのとこに来た事は驚いたが・・・・」

「私?次元の狭間本家にいたわよ。それに戦争後の数十年後まで眠っていたのよ、説明を聞いた後の数十年後に一誠が復活したしね」

「じゃあ、戦争後に死体がなかったのは?」

「一誠と医療班に助けられたわ、命を魔力に使ったから瀕死状態だったらしいけど。今は絶好調だわ、一誠の眷属でもあるからね」

眷属だと!じゃあ黒の駒が体の中に入ってるって訳なのか?通りで魔力が、サーゼクスより百~千倍違うと思ったからだ!ルシファーは出口に向かって行った。っておいどこに行くつもりだ?

「私の仕事は終わったからトレミー3番艦と合流するわ、貴方達も眷属と合流してね」

と行ってしまった。俺はしばらく無言になってしまったが、ルシファーが生きてるとなるとまさか神シャルロットも生きているって事なのか?後方にいたデュリオを見たら、俺と同じ考えだったのか聞いてきた。

「前四大魔王様が生きているって事は『聖書に記された神』シャルロット様も生きているって事ッスか!?」

「恐らくそうだろうな。俺達も行った方がよさそうだが、サーゼクス行くぞ」

俺らは冥府から冥界に戻ると共に驚いたが、何せ冥界の空にはドウターの群れではなく戦艦と有人機動兵器ばかりとなっていたのだから。ここまで黒鐵神殿内で見ていた俺らは、本来起こる事がまるで大幅カットされたように思えた。

ま、ハーデスが死んでも冥府が滅ぶ事は無くなるが蘇生してもらわないと困るからな。ハーデスの代わりとなると閻魔ぐらいしか思いつかないが、恐らく閻魔も断りを入れてくるだろう。

「本来の道筋とは大違いにも程があるわね」

「まあな。本来なら冥界での魔獣騒動が収まるまで、サーゼクスらと共に居てもらう事となっていた。サーゼクスの真の姿を見たかったが、それも大幅カットされたからなー。ルシファー無双により、ハーデス周辺にいた上級死神と最上級死神を葬った。滅びの魔力が発生し、体を紅く染め上げていき神殿全体が震え出す事もな。サーゼクスの体が紅いオーラに包まれた瞬間、莫大な魔力が場内全体を包み込む事もな」

「中央に現れたのはヒト型に浮かび上がる滅びのオーラで、滅びの化身がハーデスを見据えていた。サーゼクスの意志と関係なく滅びの魔力が周囲に広がる事で、特定の結界を用意しなければ全てを無にしてしまう程だったか。とんでもない質量の消滅魔力がヒト型に圧縮した姿とも言えばいいのか、肌に感じるオーラの性質は前魔王ルシファーの十倍に至るんだろ」

話合いながら思い出していたが、グレモリー家に居た時にケルディムから語った事があった。悪魔とカテゴライズしていいのか分からない、異なる存在なのかと時折思ってしまうとな。俺は悪魔の変異体であろうとも、それはグレモリーとバアルの血筋に何かがあったのだろうと。サーゼクスとアジュカは現悪魔世界において、超越者である事は間違いない事だとな。

「あの二人は生まれながらにして魔王となる運命だったのかもしれんが、それ以外に収まるポストがあり得ないしサーゼクスは現魔王の中でも強すぎる存在でもある。前魔王政府との戦いで、サーゼクスが前魔王の血筋相手にエースとして活躍したからな。有り得ない規模の魔力を持つ者が出れば、形成は変化する程の存在感があった」

「当時の反魔王派が勝利して当然の力を見せた超越者だったけど、確かもう一人存在していたよねー?出てきたら厄介極まりないんでしょ?」

「まあな。あのバカが表に出て来た時、俺らが今どうするかは原案を見た俺らが決定するさ。魔王と言うカテゴリーすら逸脱した力を持つ悪魔、突然変異なのは確かなようだが、そろそろ月中基地本部からの増援が到着しただろうな」

「私はそれが気になっていたけど、今頃冥界の空はどうなっているのでしょうね?」

そんでトレミー2番艦と共に来たアークエンジェルとエターナルとクサナギは、冥界に辿り着いた事で大量のドウターがいる事に驚く所だが更に驚かせたのが戦っている天使・悪魔・堕天使だ。ファンタジー要素がある外史に行った事がないので、苦笑いしていた優斗である。

『これは・・・・この外史は一体?』

『ラミアス艦長、まるで御伽噺に出てくるもんだと思っていたが実際にいる事が驚きだ』

「やはり驚きますか・・・・現在小型ドウターは天使・悪魔・堕天使と各勢力の神話からの戦士達が葬っています。ですが中型・大型がとても厄介でして、MSと戦術機クラスの火力じゃないと倒せないのですよ。ドーゥル大尉と篁大尉とブレイザー大尉は、各戦術機の指示をお願いしますよ」

『全艦、聞こえたわね。それに一真君なら復活したと聞いているから、もう少ししたら来るわよ。MS発進、主に中型・大型ドウターを倒すわよ!』

『ではキラとアスランで冥界の空に埋め尽くしているドウターを葬って差し上げますわ・・・・と言う訳で頼みます』

『了解、キラ・ヤマト。フリーダム、行きます!』

『ミーティアでの広範囲攻撃は、こちらがやる。アスラン・ザラ、ジャスティス出る!』

全艦からのMSが発進されていくが、既にトレミー1番艦と3番艦で量産されていたムラサメとブレイヴとジンクスⅣが戦っていたのを見て気合を入れ直したキラ達。ジュール隊は戦艦付近にて防御と援護射撃しに行ったが、ドウターゲートがある限り倒しても倒してもキリがない。

クサナギから新たなムラサメ隊、アークエンジェルからアカツキとブルデュエル、ヴェルデバスター、デスティニー、インパルスの五機。エターナルからストライクフリーダムとインフィニットジャスティスに、ドムトルーパーが発進した。

中型・大型は上空にいるので、冥界の空一面にミーティアを装備したヤマト隊により晴れていった。地上部隊であるブラック・シャークは主にアサルトライフルやショットガンにロケットランチャーなどだが、小型を葬るのにIS部隊を展開させて各派遣部隊の援護へ向かった。地上はドウターに埋め尽くされたが、ブリッジにいた事で各衛士に指示を飛ばしていた。

「アルゴス、イーダルとインフィニティーズは直ちに出撃せよ。篁大尉とブレイザー大尉も出撃してくれ、私はここで指示を出します」

「了解しました。アルゴスとイーダルは私が率いて行きますので、ブレイザー大尉はインフィニティーズをお願いします」

「了解。それとご武運を・・・・地上戦とはいえ相手はドウターですからな。MSとは違ったとしても、改良改造により前よりかはマシですがね」

トレミー2番艦にて全MSが発進した事で、カタパルトデッキをMS用のから戦術機用に合せて出撃する模様だ。武御雷篁機、不知火・弐型ブリッジス機・マナンダル機、アクティヴ・イーグルはブレーメル少尉とジアコーザ少尉。ラプターはインフィニティーズ全員搭乗となり、チェルミナートルはビャーチェノワ少尉とシェスチナ少尉が既に搭乗して待機中。

「ユウヤ達アルゴスとクリスカ達イーダルは、私が指揮を出す。これより戦術機は地上戦にて、全ドウターを倒せ!」

「待っていたが一真はまだ来ないのか『父さんなら復活したけど、超巨大ドウターであるゼットンを倒すにしても役者が揃ってないからね』なるほど、それなら納得だが圧倒的に多いようだ。タリサ、ステラ、VGと共に行くぞ!唯依の的確な指示をくればいいさ」

「分かってるよ、格闘戦は任せな!」

「俺とステラは援護射撃な、後ろは任せろ」

「射撃も前より磨いたし、狙撃も上手くいったからかしら。MSと違うのは残弾があるから、出来る限り残弾数を抑える事よね」

『戦術機も改修改良したので、弾は無限大にありますから撃ちまくってもいいですよ』

アルゴスとイーダルは地上を巣食うドウターの排除をし、インフィニティーズは他の場所にいるドウターを排除後アルゴスとイーダルはトレミー2番艦からの命令で移動する。トレミー3番艦では前四大魔王の一人、アスモデウスと元神シャルロットと真龍&龍神率いる黒神眷属が冥界に到着後にトレミー2番艦に通信を入れた。トレミー1番艦も一緒に来たので、ブラック・シャークMS部隊と一緒に発進した事で後方支援していた。

「こちらトレミー3番艦の艦長代理ヴァーリだ。2番艦聞こえるか?」

『こちら2番艦、月中基地本部からの増援を連れてきたよ。これよりMSと戦術機にて攻撃を開始した所さ、母さんの所を見ると次々と葬っている様子だね』

『そりゃそうですよ、一番通信が来たのはこちらなのですからね。ま、今頃黒鐵神殿内にて出番を待っていると思います』

「ならば黒神眷属の諸君、全員出撃と共に超巨大ドウターであるゼットンはアグニとオーフィスに任したい。時間稼ぎとしてな」

『了解!/御意!/承知!』

トレミー3番艦には恋姫・大江戸・IS・ヴァーリ・英雄の各チームとMS部隊を発進後、後方にて援護攻撃をしていた。代理艦長ヴァーリなので、各チームの指示をアスモデウスに任した所だ。ヴァーリチームと英雄チームは、シトリー眷属で旧魔王派と英雄派と戦っているのでそこへ向かえと一誠からの手紙に書かれていた。アグニとオーフィスはカタパルトデッキにいたが、前四大魔王が揃えば報道しているメディアを使った復活宣言をしてもらう予定だ。 
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