幻想時空録

分けてかくからめんどくなったわ。 

「おうおう?脳天柔けえな!?鍛えろよぉ引きこもり娘!」
蹴った男は血を舐めて、それと対照的にもう一人は
あーあという顔をしている。腰を抜かしているレミリアをチラッと見ると、
薬品弾(HEAT)をパンツァーファーストX4に詰めて歩いてきた。
竜賀の顔は、傷つける事を楽しむ死神の顔だった。
「いや!いや!こっちに来ないで!」震えつつ叫んだが、それが竜賀の神経を逆撫でした。
竜賀は、これだからクソガキは!と言わんばかりの形相でこう怒鳴った。
「うるせぇよ。立て!命だけは取らないでやる!」足を震わせながら立つと、
大きな筒を突きつけられた。「苦しめ。クソガキ!」
「ズドォォン!」パンツァーファーストX4が炎を吹いた。
「おい!やめろぉぉぉぉぉぉ!!」咄嗟にぶん殴り突き飛ばしてから、リュックから
消火器をとりだし転がり回るレミリアにぶっかけた。
「あぁあぁ!アホかお前!死んだらどうすんだクソッタレ!」
右手で竜賀をしばき回しながらレミリアに消火剤をかけまくった。
「ふぃ～消えた消えた。額の汗を拭いてふとあれ放題の図書館を見渡すと
今一番居てはいけない奴が立っていた。「お嬢様に何をした!?」
時を止めれるメイド長だ。イラついた顔で竜賀がスタスタと歩き出した。
正面にたった瞬間いきなり殴り飛ばした。そして拳銃の銃口を向けてこう言った。
「あそこにいるレミリアは薬品で表情筋崩壊とⅢ度の火傷のダブルコンボだ。
クソ素人が下手に触ったら死んでしまうぞ」
それでもメイド長は食い下がらないで言い返した。
「じゃぁさっさと治療しろ!」
「ハナからそのつもりだ。口だけ達者なら近づくなっつてんだ。黙ってみてろ。」
吐き捨てるように竜賀が怒鳴ると此方へ歩いてきた。 

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手術回