サクラ大戦来訪者は私の幼馴染
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決戦!!命の限り中編
トランス状態のさくらの精神の中・・・
「成る程、こんなに荒れているんだ、さくらちゃんの精神は、助けるからねすぐに」
直哉は、助けると決意したものの、なかなかさくらの精神体のいる場所にはなかなか辿り着けないでいた。
直哉の行く手を阻んでいるのは、精神不安定の主を外敵から守ろうとしている破邪の力だった。
「くっ、流石一馬さんの娘だな、ここまで力を不完全な状態で引き出せるなんて」
その時直哉の元に一人の少女が現れた。
「貴方はどうしてここに?来れるの」
「僕の名前は、紫藤直哉だよ」
「紫藤直哉」
「ああ思い出した、貴女のお母様は、真宮寺家に仕える側近の家だったわね」
「成る程だから貴方もここに来れたのね」
「そう僕は、さくらちゃんを助けに来たんだ」
「成る程、貴方は私と霊力の融合するために来たのね」
「そうさ、だから・・・」
「嫌よ何で、私が貴方と融合しなきゃいけないの、そうやって私の力を奪う気でしょ」
「さくらちゃん」
「もう貴方は、消えてよ」
「うわああ。さくらちゃん」
「馴れ馴れしいわよ」
「あぐっ」
「そんなに私と融合したいの?どうしてよ」
「僕は小さい頃から真宮寺さくらが大好きで君と別れたくなかった、僕がさくらちゃんに別れの言葉を言いたくなくて、言わなかったことを僕は後悔してる」
「だから僕がここで、君に吸収されても後悔はしない。もう二度と僕はさくらちゃんを悲しい思いをさせたくない、それが僕の気持ちだよ」
「わかったよ直哉君。ごめんね、成長した私によろしくと言ってね」
「それと敵は、門の上にいるからね」
「ああ、わかったよさくらちゃん」
「うんまたね直哉君」
・・・・・
医務室・・・
「直哉君、直哉君しっかりして」
「あ、さくらちゃん無事にトランスから抜けたんだね」
「直哉君どうしてこんな無茶をしたの?」
「一馬さんとの約束と言うこともあったけど、僕はさくらちゃんを愛してるから」
「うんわかるよ、直哉君の霊力が私の中にあるのがね」
さくらちゃん今から大神さん達を助けに行って」
「え、」
「幼い時のさくらちゃんが、黒乃巣会の本拠地の場所を教えてくれたから」
「わかったわ」
そのころ大神達は・・・・
一番妖力の大きなポイントに出撃した帝国華撃団だったが、そこは、黒乃巣会の用意した帝国華撃団を、葬る為の罠だった
「くっこのままでは」
「やれるとこまでやってやる」
「玉砕覚悟や」
大神達が、諦めかけた時、声が聞こえた。
「私達の仲間を傷つける奴らは許さない」
「その声はさくら君か?」
そして花組の背後の囲みの一角が崩れ、花組は撤退に成功した。
「大神さん天海の居場所がわかりました、ここは退いて下さい」
「何だって、わかった皆離脱するぞ」
「「「「「了解」」」」」
「勝つのは、天海か、帝国華撃団か、どちらがかつもよし」
叉丹はそう言うと不敵に微笑むのだった。
果たして、帝国華撃団は、この窮地を乗り越えれるのか?
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