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伝説となった狩人達

作者:さいぞう
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十九人目
SYMPHONY OF DESTRUCTION
  七話

それがそのまま…

ただのびっくり話で終わってりゃあ……





この事は奴の村にも伝わった。


親達は心底喜んだよ。

生きていてくれたんだと…



だが…

村の奴らは許さなかったんだ。



恐れ…

憎み…

怯え…

怨み…



その感情は全て親に向けられる…



後はお前の想像通りだ。


竜人から人間から、みんなグルになってよ…

両親はやられ放題やられて死んだよ。



負の連鎖てのは、想像よりもしつこく…

簡単には止まねえもんだ…




奴はその話を聞いてしまったんだよ。

みんなに嫌われてるから、村には帰らなかったんだぜ?


ガキのくせに…
奴は全部分かってたんだ…

それなのによお…






案の定…村は壊滅…

生きてる者は全て殺した。




同時に奴は、その日から少しの心も残さず…

邪龍の血だけをたぎらせる…





これがあの時代…

たった独りで、世界を恐怖のどん底に落とし入れた…


魔人の伝説の始まりなんだ。 
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