新オズの腹ペコタイガー
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第六幕その十
「色々とね」
「面白いね、それはまた」
「ジョージ達が来る様になってね」
このオズの国にです。
「そうなったんだ」
「ティーセットも色々増えたんだ」
「そうだよ」
「それじゃあ」
そのお話を聞いてでした、ロンドは言いました。
「お父さんにティーセットのことも話してみるよ」
「そしてなのね」
「はい、家族でも楽しみます」
そうするというのです。
「皆で」
「そうしてね、ティーセットは皆で楽しむものよ」
「一人で楽しまずに」
「そうするものよ」
「そう、面白いからね」
だからというのです。
「楽しんでね」
「はい、皆で」
こうしたことをお話しました、そして。
ロンドのお父さんがカレーのスパイスを一杯持って来てでした。ジュリアに手渡してからこう言いました。
「では美味しいカレーを」
「はい、作らせてもらいます」
「そういうことで」
こうお話してでした、一行はロンド達と分かれました。
そしてです、その時にです。
ロンドは皆にです、こう言いました。
「また来て下さいね」
「ええ、また機会があれば」
ジュリアが皆を代表して言葉を返しました。
「お邪魔させもらうわ」
「是非。あとティーセットのことも」
「それのこともなのね」
「お父さんとお母さんにお話しますので」
「ええ、そうしてね」
そうしたことをお話してでした、お互いに笑顔で別れました。ジュリアは帰り道にロンドのお家から貰ったバスケットボックスの中のスパイス達を見ながら言いました。
「さて、これからね」
「それを持って行ってですね」
「エメラルドの都に帰りましょう」
「そうしましょう」
「帰り道にも気をつけて」
臆病ライオンはこのことも言いました。
「帰ろうね」
「ええ、それは勿論よ」
「帰り道が一番危なかったりするからね」
「はいーー油断してーーです」
チクタクもそのことを言います。
「帰りーーましょーーう」
「そうだよね、煉瓦の道をしっかりと歩いて」
ジョージも言います。
「帰ろう」
「いい、煉瓦の道を外れないでね」
ジュリアは皆にこのことに釘を刺します。
「この道は安全だから」
「ええ、それじゃあ」
こうしたことをお話してでした、皆で。
エメラルドの都に帰ります、気をつけて帰った帰り道は平和で四人共何もなくエメラルドの都に着きました。
その時にです、ジョージは言いました。
「またロンドと会いたいですね」
「ええ、ジョージに新しいお友達が出来たわ」
「はい、ですから」
ジュリアにもお話します。
「またです」
「そうよね、お友達が出来ることはいいことよ」
「そうですよね」
「だからね」
それでとお話してです、皆は都の門に入りました。まずはスパイスが手に入りました。
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