がっこうぐらし!The world in confusion
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chapter8
…あれから二週間と日が経った…
既に二階までのエリアは制圧し食料などなにも不自由なこともなく此処まで過ごして来た俺達は前の落ち込んでいた表情などはどこかえと消えていた。
音姉と悠里は今後のことなどを考えて対策なんかを建てて俺達の生活の管理をしてくれている。
胡桃もまだ躊躇いは見れるけど筋がいいので大抵のことなら奴等が相手でも問題ないだろう。
佐倉先生も唯一の大人ということもあるのか俺達を安心してくれる存在だ
由紀もあいつの笑顔は俺達にとってかけがえのないものだ佐倉先生と同じで俺達を安心させてくれる。
もしも俺がいなくてもみんななら問題ない。
雄也「さてと、もう日が落ちる…そろそろみんなのところに帰るかな」
そういって俺はいつも通りに悠里たちのところへと帰ろうとしたとき俺に掛けられてるネックレスを見て思う。
ルミナスアーク…俺のデバイスであり、四ヶ月前に失った力、何故それがあるかと言うと悠里が所持していたからだ。
漸く二階を制圧したあと悠里が自身の鞄から出して渡してくれた、そして悠里が持っていた理由はある人物が手渡したらしく口答からの人物像でクロノではと推測している。
そういうわけで力も取り戻したのだが使っていない。
…理由は簡単だ…恐ろしいから
また殺戮者に戻るのが恐ろしい…力を使わない戦いならまだいいが使ったら最後戻れない気がする。
そのことはアークにも話している、そして帰ってきたのはどうするのかはマスターに委ねると言われていまだ迷っていた。
胡桃「雄也!」
思考していたとき胡桃が俺のもとにやって来る表情から何かやばいことでもあったかのようだ。
胡桃「来てくれ!」
雄也「おいおい、いったいどうしたんだよ」
胡桃「テレビが移ってるんだよ」
雄也「なんだと!?」
胡桃「なんか重大な話らしい急ぐぞ!」
俺達は生徒会室に駆け出す。
自分の止めた歯車が再び動き出したとは知らずに …
雄也「音姉!悠里!」
胡桃「もう始まったか!?」
生徒会室に辿り着き扉を開けて入ると既に他のみんなが集まっており部屋にあるテレビ…ノイズが酷いが確かに映っていた。
悠里「いいえ、まだよノイズが酷いから中々始められないみたい」
雄也「それにしても重大なことって…」
佐倉「どうやらラジオや市内の放送でも聞けるみたい」
雄也「なりふり構わず必死って訳だな」
いやこの状況だからこそ一人でも多く耳に入れてほしいことなのだろう。
由紀「あっ!始まるよ!」
由紀の声で俺達の視線はテレビへと向く。
市長「今、この声を聞こえている生存者全てにこの放送を聞いていることを願い、今からこの騒動を引き起こしたランダルコーポレーション…その裏で暗躍する組織について話したいと思います」
市長「現在、巡ヶ丘全域でランダルコーポレーションで開発されていたバイオ兵器によりパンデミック状態となっています」
市長「ですが、このパンデミックに陥れたのはランダルではなくその裏で糸を操る組織によるものです」
市長「やつらに関しては私にもどういう存在かわかりません、ただランダルコーポレーションとはこの巡ヶ丘市が出来ているときには既に手を組んでいるのです」
市長「この事を誰でもいい!外部の者達に伝えてほしい!そして影で操る組織を追い詰めてくれ!やつらの名前は時空か」
パァン!
由紀「いや…いやぁぁぁぁっ!!!」
悠里「そんな…うそ…」
市長は撃たれたしかも威力が高い…頭を吹き飛ばす威力で…俺も見るに絶えない。
そしてあの時市長が言おうとした組織名…時空か…まさか…
???「全く、駄目じゃないか?勝手にこんなことをして…それで僕達のことが知られるとやっかいじゃないか」
テレビではまだ放送が映っており微かに悲鳴などが聞こえているがそんなことどうでもよかった、唯一先程聞こえた声俺にとって聞いたことがある声だが…
なりえない、あいつは今1年前から独房の中にいるとそう聞いた。
だがもしそれが嘘であそこと結託していたら?それならば推測は結論へと変わってしまう。
一番考えたくない推測にして一番可能性がある推測…それは
そしてテレビがその姿を捉えたとき俺の中の推測は結論へと変わった。
研究者のような白衣、銀髪に狂気に満ちた顔…
その上俺の目を釘付けにしたのは彼の左腕だ、確か義手であったはずだが、今やその原型などない異形の腕…
だが、あの腕はやつが作り、俺が倒して残ったのを局に回収された生物兵器の腕だ。
あれも局が厳重に保管したと聞いていたが…
なんにしても大体な情報はわかってきた
この騒動は人為的なものであり、それを引き起こした表向きの組織はランダルコーポレーション…だが裏で糸を引いていたのは…俺達時空管理局であることはまず間違いはない。
何故…時空管理局はこんなことをしたのか?…またあのときのように悠里達は正義のための犠牲だと吠えずらでもかくのであろう。
大勢の犠牲の上で成り立つ正義があっていいのか?いやそれはただの傲慢なだけで正義じゃない
俺達がやって来たことは正しいのか?いや、罪だ
時空管理局とは法の守護者なのか?違う次元世界をまたりあるく無法者の集まりだ…もちろんその中には俺もいる。
何故それが罪だと気づかない?気づかないじゃない気づけないように洗脳されているのだ…俺もなのはもフェイトもはやても…ほとんどの局員も
ならばその罪は誰が背負わなければならない?それは俺みたいに罪を自覚した者であろう。
俺が罪を認識したのはあの時約一年半前のロストロギア回収任務の日だ。
ある国の至宝…それはその国が裕福にし繁栄をもたらしたと記述にもかかれるものであった。
余りにも摩訶不思議な力を管理局がロストロギアと認定し回収することになった。
初めは交渉で納めようとしていたが交渉はもちろん拒否されて俺達の提督は強行手段武力による回収に持ち込んだ
そのため、俺達は回収のために戦った、量はあちらの方が上だが質は圧倒的にこちらが上、瞬く間に抑えて回収した。
そして反抗した200人あまりの人を公務妨害ということで逮捕された。
このときは俺はなにも疑いも持たなかった、気づいたのはそれから1年後…再びその世界に別件で来ていて任務を終えて帰ろうと思ったがふとあの国を思いだし立ち寄った…
だがそこにあったのは…見るに絶えない荒れ果てた町であった。
絶句した、俺は辺りの人たちに訳を聞いた、そして知った原因は俺達であったことを
至宝を奪ったあと国は突然と荒れた、大地は荒れ果て、作物もよく育たなくなり植物も枯れ、病気に犯された人も大勢いたという。
そしてなにより、他国からの侵略…既に戦う士気など残っていない彼らは止められることなど到底不可能で国は滅んだ、勿論何万…何十万という人が戦争で死んだ。
ここで俺は理解した…この国を滅ぼしたのは至宝を奪った俺達であると
そのあと、1年前に俺をみていた人が非難した、それに連鎖するように罵声が響く
俺は耐えきれなくなり逃げ出した、そのあと、俺はあの時の提督のところに行き殴り飛ばした。
そして俺はあの国が俺達の性で滅んだと言ったときあいつの返答はふざけた言葉であった。
我々にたてついたのが悪いのだと、楯突かなければこちらの支給を受けられたというのに愚かな野蛮人だと…っと…
そのとき、完全にぶちギレた俺は怒りに任せて殴りまくった。
そのあと、集まってきた局員に取り押さえられ…上からは2ヶ月の謹慎を言い渡された。
いくらなんでも短すぎる、恐らく有能は騎士を野放しにできないからだろう。
そして謹慎を受けて解かれる間近、ミッドで散策していたとき火事現場に出会わし、同じく出会わした、ヴィータと共に救助中にドジを踏んで…何故か初音島に飛ばせれていた。
そして今また管理局のエゴで大勢の犠牲を出している。
俺にできることと言えば戦うことしかできない…だが…今の俺にはその道すら見失っている。
何が正しいのか?間違ってはいないのか?不安になり本当は逃げ出したくなる。
でも運命はそれを許さない…一度は初音島の平穏で止まった歯車は…今また動き出した、だからこそ力を使うことが怖く、使えないでいる。
俺はどうすればいい?
そんな俺の思いの答えなど出るはずがなかった。
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