SAO~脇役(?)の異世界日誌~
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第十八話 分かってる(前編)
前書き
ごめんなさい、友達にマイクラ貸してたら遅くなってしまいました。
あと、呟きで書いた件ですが、文章が原因不明の復活を果たしていたので
そのまま投稿することになりました。
何で一回消えた?そして何故復活した·······?ナゾだ·····。
~アインクラッド第五十五層~
どうも、ジョーだ。
俺はヒースクリフとのデュエルに敗れ、血盟騎士団に入団することになったキリトを祝ってやろうと、グランザムの 本部に向かっている。今ちょうど着いたところ。
「こんにちは~。ちょっといいか?」
「はい、何かご用でしょうか?」
「昨日入団したキリトって奴は何処にいるかわかるか?」
、と入り口にいた眼鏡かけた優しそうな少年に聞くと
「あぁ、あの方なら副団長と一緒に出掛けられました。」
とキレイな声で帰ってきた。
------------あの野郎ギルド入ったんなら本部にいろよ。探すのめんどくさい。
「おーサンキュー。·····此処にいないってことはアスナの家かエギルんとこだな····。」
まぁあいつはもういつもの所に居られなくなったし友達も少ないからこの二択なんだが。
「副団長の家には居ないと思いますよ。」
不意に少年が声を掛けてきた。
「ほー、どうしてそう思う?」
、と返すと、
「いくらあのキリトさんでも、こんなアインクラッド中に注目されてる中、これまた有名なアスナ
さんの家に行ったりはしないでしょうから。」
「"あの"ってのが気になるが·····。まぁ確かにそうか、んじゃ、エギルの店に行って見るわ。
ありがとな。」
「どういたしまして。」
、と少年との会話を終えた俺はエギルの店へ向かっていった。
~アインクラッド第五十五層 アルゲード~
「とおっ!!」
ガシャアアアアアアアアアアアン
バァーン
「お前は普通に正面から入れないのかよ!?」
俺が前と同じようにガラス窓からエギルの家(?)突入すると下の店からかけ上がってきた
エギルの怒声が響いた。
「悪い悪い!後で商品集め手伝ってやるから!」
「······二度とやるなよ?」
「Don't worry.」
「無駄に発音良いな····。」
やっぱり商業の話には弱いエギルでした。
うん、慣れてるキリトはともかく、初見のアスナと見知らぬモジャモジャは···って誰だ
お前!?何時からいた!?
えーと血盟騎士団の制服ってことはメンバーの人なんだろうが·······。
えっと、北海いくらだっけ?
駄目だ、全然思い出せん。
ってか今気づいたがキリト血盟騎士団の制服着てたのかよ。
········似合わねぇ~。
いつも黒いボロコート着てるだけあってめちゃくちゃ似合わない。
例えるなら········"耳と髭を無くした猫"、見たいな?うん俺は何を言っているんだ?
まぁつまり似合わない。これなら女装させた方が似合いそうだ。他人のことは言えんが
こいつ女顔だし。
「なんか失礼なことを言われた気がする·······。まぁそれは置いといて····ゴドフリー。実力を見せろと言うなら
喜んで見せるさ。ただ、こんな低層で時間を潰すのはごめんだな。」
あれ?俺が色々考えているうちに話が進行してる。
実力を見せるって何?デュエルでもすんの?
ていうか、あのモジャモジャ頭の名前はゴドフリーだったのか。
北海いくらって誰だよ!?
それはともかく、北海いくら改めゴドフリーは不機嫌そうな顔で出ていった。
次いでに三十分後に街の西門に集合、という言葉を残して。
キリトとアスナに話を聞いてみると、何か五十五層の迷宮区を突破するっていう
訓練をするそうだ。
アスナは必要ないと言ったらしいが、あのゴドフリーがギルドに所属する以上は
命令に従ってもらうとかなんとかで、押しきられたらしい。
いまさらキリトに訓練なんて要らないと思うけどなー。
しかも場所は今の最前線、七十五層から二十も下。ゴドフリーとキリトの他に
二人いるらしいがキリトより弱いと言っても仮にも攻略組。死ぬことも無いだろう。
······油断しない限りは。
というかあのトッププレイヤーのヒースクリフとあそこまで闘えた奴相手に"実力を見たい"
とかいうのがまずおかしい。
あのいくr·····ゴドフリーとやらはアホなのかね?
とか思ってる間にキリトの準備が終わったらしい。
何か俺「~とか思ってる間に」の出てくる回数が多いな。
別に気にしないけど。
「ゴメンねキリト君、やっぱり二人で逃げちゃった方が良かったかなぁ····」
「そんなことしたら俺がギルメン全員に呪い殺されちゃうよ。」
「うう、今日は一緒にいられると思ったのに····私も着いていこうかな······」
「すぐ帰るさ。ここで待っててくれ。」
「うん、気をつけてね······」
ナンダコレ。
この人達完全に二人のworldに入っちゃってるよ。
俺なんかnot of 眼中★だよ。
「ゴホン、お二人さん、俺がいるの忘れてる?」
「「あっ」」
本当に忘れられてたジョセフ君でした★
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三十分後、西門前
「「どういうことだ·····」」
約束通り西門にやってきたキリトとそれにくっついて来た俺は同時に呟いた。
それと言うのも、訓練のメンバーが、ゴドフリー、キリト、受付にいた少年、そして
先日俺がバリバリ汚い手使ってぼこぼこにしたクラディール、だったからだ。
「ゴドフリー·····あんたまさか···」
「ウム、君らの間の事情は承知している。だがこれからは同じギルドの仲間、ここらで
過去の争いは水に流してはどうかとおもってな!」
ゴドフリーは大声で笑っているが、色々勘違いがある。
一つ目、こいつと争った(物理)のは主に俺。確かに乱入したが、こいつが恨むとしたら、
キリトじゃなく、俺だろう。
二つ目、俺は同じギルドじゃない。うんこれはどうでも良いな。
とかどうでも良いことをかんがえていたらクラディールがのっそりと進み出てきた。
そして突然頭を下げると、ボソボソと謝罪の言葉を述べた。
「あ······ああ·····。」
キリトは相当驚いた様で、どうにか頷いていた。
少し警戒していた俺だが、今何かするわけでもないだろうとこの場では警戒を解く。
ゴドフリーはまたも大声で笑っているが、クラディールの豹変ぶりは腑に落ちない。
何か裏がありそうだ····。
まぁ今は何もしてない訳だし良いか、と考えるのを止めた。
訓練隊は既に迷宮区に向かい始めたが、どうせ暇なので着いていき、
「おっす少年。さっきぶり。」
と顔見知りの少年に声を掛けた。
受付にいたから、てっきり生産職と思っていたが、その考えは、背中の片手剣と、右腕の盾
によって改められた。
剣の銘は確か······"ソード·オブ·ビースト"。安直な名前だが、七十層の難関クエストをクリアしなければ
手にはいらない、所謂レアアイテムだ。
七十層が最前線だったころ、俺も手に入れたが、AGI型の宿命、"STRが足りない"せいで、
装備出来なかったので、エギルに売った。
あの結構鬼畜なクエストをこなしたと言うことはこの少年もかなりの強者らしい。
「あ、ジョセフさんじゃないですか。どうも。」
「どうも。····ん?何で俺の名前知ってるんだ?」
まさかエスp
「そりゃ知ってますよ。我らが副団長、閃光アスナさんを倒した人、って有名なんですから。」
え"、そんなに有名だったの俺。
てっきりあんな倒し方したからブーイング殺到だと思ってたのに。
って顔まで知られてるってことは新聞にでものってたのかね?
「新聞の隅っこに小さく描いてありましたよ。」
「どうせそんなことだと思ったわ。」
仕方ないね!メインはキリトvsヒースクリフだったからね!
後にやった方が盛り上がるなんて当たり前だよね!
悲しくなんてないぜ?あれおかしいな目からハイドロ(ry
「まぁそれはさておき少年よ。名をなのれ。」
「命令形!?」
「そっちだけ知ってるなんて不公平だろ。しかも呼ぶときに少年だと呼びにくい。」
「そ、そうですか。では改めまして、僕の名前は北海いくらです。いくらとでも呼んでください。」
「え"っ。···········お、おうよよよろしくないくら。おお俺のことはジョーもしくはJOJOって呼んでくれ。」
なんでやっ!!と叫びたい衝動を押さえていたせいか少し震えた声で答えた。
なんで最近名前出てきたやつ本人が直後に出てくるんだよ!?あれか?これが
最近ウワサのフラグってやつか?
だとしたら用意周到すぎるわ!
「ところでジョセフさん、」
「え?なに?」
「もう迷宮区着きますけど····いつまで着いてくるんですか。」
あ、そう言えばもう歩き始めてから五分くらいたってたっけ。
話してたから忘れてたぜ。
「どうせ着いていこうとしてもゴドフリーが部外者はダメとか言いそうだし···仕方ない帰るか。」
「確かにゴドフリーさんそういうとこ厳しいですからね~。」
「んじゃ帰る前にフレンド登録しとこうぜ。お前みたいな面白い奴久々だからな(名前が)。」
「何か釈然としないですけど···分かりました。よろしくお願いします。」
やはりというかなんというかいくらの名前はアルファベット表記でhokkaiikuraだった。
その後迷宮区に着いたので、邪魔者の俺は退散して、約束したエギルの手伝いに向かった。
その時はまさかあんなことになるとは微塵も思っていなかった。
←to be continude...
後書き
ごめんなさい集中力が持たなかったのでクラディール戦まで行けませんでした。
かなりグダグダですね····。もうこれ読者さんいるのかな?
これからはできるだけ更新ペースを速くしたいと思いますので、乞うご期待!
何でいつも文章吹っ飛ぶんだろう······?
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