サクラ大戦7人目の隊員
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狙われた天使と少年・・・そして動き出す新たな悪意中編2
直哉とエリカが襲われてている頃、帝都で過ごしている千明の身にも異変が起きていた。
「マスター大丈夫ですか?」
ゴキが慌てて千明に近寄る。
「あ、があ、何この全身に感じる痛みは?」
(そう言えば、私直哉君と共有してたっけ、裏直哉君にリング修理して貰った時に、と言うことは、今直哉君襲撃されてるの?前鬼直哉君を・・・頼んだわよ)
千明は気絶した。
そのころ巴里では・・・
「・・・・」
(もう駄目だ意識が飛びそう)
「もう限界のようだな鬼神を召還する少年よ、真電様のためにその身を捧げろーー」
(もう駄目だ)
「駄目ーーーーー」
!!
「何ー俺の攻撃が効かないだと!!只の小娘如きに」
憑依獣が直哉に最後の一撃をを与えようとした時、エリカの中に、眠っていた力が、目覚めた。
シャノワールでは・・・
「何だ、この異常な霊力は?」
「イチローこの霊力は、エリカだよ」
「何だって!!」
大神もこれが、エリカの霊力と知り驚いていた。
とある場所・・・
「素晴らしい、素晴らしい力だ。天使よやはり貴女は、我が后に相応しい」
エリカの霊力解放によって、直哉の拘束も解かれた。
「直哉君大丈夫?」
「さくらお姉ちゃん前鬼一気に行くよ」
「ええ」
「おう」
「ぬう!!鬼神と術者が揃いましたか、だが負けてませんよこの憑依獣ベルク様の真の力を見せてくれる」
「いやああ気持ち悪い、何なんですか?あれは」
「エリカさんあれは、憑依獣と言って、人の奥底にある欲望を糧に成長する怪物なの」
「お姉ちゃん、前鬼任せたよ」
「わかったわ」
「おう」
「いくわよ前鬼」
「我解くる鬼神の呪縛、秘呪の刃にて、封呪を絶つ破呪ヴァジュラオンアーク幻臨せよ、汝ZENKI」
「鬼神ZENKIここに現臨」
「えええーーちびっ子が大きくなっちゃった」
エリカは鬼神となった前鬼を見て、驚いていた。
「いい、ZENKI、直哉君の状態を見て、超鬼神には出来ないから」
「わかったぜ、さくら」
「闇を切り裂く武器となりて、我に力を貸したまえ時の覇者よ、金剛龍よ」
さくらが、千明の代わりに、金剛龍を召還した。
「流石だな、さくら金剛龍まで召還するとは」
「初めてしたけど、出来ちゃったww」
「何なの?金色の龍が出てきたーー」
エリカは何がなんだか訳がわからないまま混乱していた。
シャノワール・・・
「何だあの金色の龍は?」
「イチローなんか知ってる?」
「いや俺も知らないよ」
「でも、とても綺麗な龍です」
とある場所・・・
「ナーデルよあの奇怪な、生物を捕えて来い、あれを手に入れば、巴里侵攻が、容易になるかも知れんからな」
「ハ、カルマール様、行って来ます」
こうして怪人達も動き始めた。
ナーデルが動き出した直後・・・
「大変です。大神さん、怪人たちが動き始めました」
「怪人の目的地は、先ほど金色の龍が現れた地点です」
「何だって!!」
「巴里華撃団出撃せよ!!」
「「「「了解」」」」
「コルボーわかってるな」
はっこのマスク・ド・コルボー似お任せを」
そう言ってコルボーは転移をした。
食らいやがれ、金剛斧争覇斬」
「ぎゃああああ。おのれー鬼神だが、真電様の目的をお前では止められない絶対に」
「そうかよ」
憑依獣ベルクは消滅し、ZENKIも童子姿に戻った。
「直哉大丈夫か?」
「あ、うんありがとう前鬼助けてくれて」
「気にするな、憑依獣を倒すのは俺様の役目だからな」
「エリカさん、ありがとう直哉君を助けてくれて」
「いえ私の方が、助けられましたよ」
「さあ戻りましょうか」
さくら達が戻ろうとした時、さくらと前鬼、直哉が、ナーデルの術によって囚われた。
「逃がさないわよ、貴方達3人公爵様のところにね、私と共に」
「そんな事は、駄目です。」
「駄目ですって、貴女に何が出来るのかしら、只の人間に」
「それは・・・」
「いいこの三人は、怪人よ」
「いいえ、さくらさんも、直哉君は人間です」
「はあ、はあ、エリカさん」
「まあどっちでもいいけど、邪魔をするな小娘」
「きゃあ」
ナーデルの攻撃を受けたエリカ、その時巴里華撃団が現場に到着したのだった。
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