骸龍転生物語~ オストガロアに転生した人間の物語~
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5話 初めてのバトル!前編
前書き
流「ついに、俺が闘うぜ!」
レイア&レウス「「よろしく!」」
流「なんでお前らが!?」
二「僕が呼びました!」
流「またお前かっ!!!!」
レイア「手加減しませんよ!」
レウス「本気出すぜ!」
二「それでは、「「「「どうぞ!」」」」
まず、最初に見つけたのは、リオレイア。2エリアでゆっくりと歩いていた。
流「くそ…俺の事なんか覚えてないのか?まぁいい。行くぞ!」
俺はリオレイアに走り出した。水色の髪が激しく揺れる。走って気が付いた。身体能力が格段に上がっている事にだ。
転生前は100m走9秒だった足が、3秒くらいで走れそうだ。
流「これで好都合だ!」
あっという間にリオレイアの側に来た俺は爪を使い首元を引っ掻く。やはり骨だが鋭利な爪は鱗の間に傷を付ける。今まで感じた事の無い感触が腕に走る。
レイア「ウガァァッッッ!?」
リオレイアも不意打ちには堪らずよろける。俺は次にリオレイアを踏み台にして天高く飛ぶ。そして身体を捻りながら回転し連撃を加える。
レイア「ウガァァァァァァッッッッッッ!!!!!!!!」
流「うわっ!うるせぇ!」
リオレイアは怒りが頂点に達したようで、咆哮を響かせた。俺はたまらず耳を抑えてしまい。隙を作ってしまった。リオレイアはその攻撃できるチャンスを見逃さず、ブレスを吐いてくる。俺はそれを間一髪でかわしたが。かする時に感じた火の熱。聞く者を圧倒させる咆哮。これらを身に感じた俺は初めてこれがゲームの中では無いという事が分かった。世界を舐めてはいけない。それを心に刻んだ。
流「やっぱり、なんでも舐めたらいけないな!!」
また走り出し、尻尾を斬りつける。リオレイアも負けじと体全体を駆使し近づく者を排除しようと尻尾を鞭のように振り回してくる。
流「弱点を攻めた方がいいな!」
俺は頭に回り、攻撃を与える。リオレイアの口から臭う腐った肉の臭いと死臭で一瞬気が遠くなったが、意識を戻し、斬りつける。
レイア「グアァァァァ………」
あれ程の巨体が堕ちる。俺がやったのだ。いくら身を守るからといって、殺してしまった。俺の判断は正しかったのか?罪悪感と疑問が残る。俺はエリアの隅に生えていた花をリオレイアの上に置き、「ごめんな」と言う
???「グァァァァァッッッ!!!!」
空から降りてくるのは、怒ったリオレウス。もう後戻りは出来ない。
流「考えるのは後だ!!」
俺はその疑問を頭の隅に置き、目の前のリオレウスに集中する事を選んだ。
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