東方怪物録
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龍を宿す程度の能力!
???「あれは…?」
全体が赤い鱗や甲殻で覆われており、まるで蛇のような尻尾と巨体にふさわしい巨大な翼を持つ謎の竜は、こちらには見向きもせず、妖怪と戦っていました。
竜「ガァァッッ!!!!」
妖怪「キシャッッ!!??」
竜はなんと、火を吐いたのです!竹林に住む蓬莱人が出す火よりも力強く、殺気がこもっている火の塊を妖怪に当て、妖怪の方は業火に灼かれ、消し炭となってしまいました。
???「なんなんですか…?あの竜は…。」
竜は火を吐き、力尽きたのか倒れてしまいました。私は証拠に写真を撮り、号外を作ろうと急いで山に帰ろうかとした時、
ピカアァァァァァ
???「!?」
竜の身体が、光に包まれたのです!それはとても眩しく、目を覆い光が収まるまで待ち、目を開けると、竜の姿は消えていて、その代わり、人間の姿がありました。
???「あれは、外来人でしょうか…。」
服装から見るに、外来人のようなので、山に連れて帰る事にしました。話も聞きたいですし。
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時「知らない天井だ。」
目が覚めるとそこは森の中でも、自分の部屋の天井でも無く、和室の天井だった。
時「誰かが俺を、助けてくれたんだろうか。まずは礼を言わないといけないのだが、いないな…。」
布団から出て、部屋を散策しようとしたその時!
ズキンッ
「痛っっ!!!!!!!」
今まで感じたことの無いほど激しい頭痛に見舞われた。
時「ああぁっっっっ!!!!!なんだ!この痛みはっっっ!!!!」
痛みと同時に何かが頭に入るような感じがした。
時「これはっ…俺の記憶っ!?」
ーーーお前はこの能力を人のために使え!ーーー ーーー時!生きるのよ!ーーー
時「能力!?なんだっ!?それ…くっ!」
ーーーーーお前の能力はっ、龍を宿す程度の能力だっ!!ーーーーー
龍を宿す程度の能力!それが俺の能力かっ!!!!
その瞬間、痛みが嘘のように消えた。
時「くっ!がはっ!!!はぁ!はぁ!はぁ!」
息を荒げていると、襖から黒髪の少女が現れた。
???「起きてますか…って、大丈夫ですか!?」
時「あぁ…心配いらないよ…。」
@ @ @
あれから一旦落ち着き、少女からこの世界について説明してもらった。彼女の名前は射命丸 文というらしく、なんと鴉天狗、つまり妖怪だというのだ。初めは疑ったが、今いる幻想郷の説明。幻想郷に住む、忘れ去られた存在の説明などを聞いていると、それが真実と思えるようになった。ちなみに、今いるのは幻想郷の中の妖怪の山と言われる場所で天狗が支配しているらしい。
時「なぁ、文。」
文「なんですか?時さん。」
時「俺も、弾幕を出せるのか?」
俺が気になったのは、弾幕ごっこという幻想郷特有の遊びについてだ。弾幕ごっこは遊びの他にも争いごとなどを解決するのにも用いられ、妖怪や、神。妖精などの殆どが出せるらしく、能力持ち、才能を持っているなら、人間でもだせるという事なので、出したいと思った。
時「俺も弾幕を出せるか?」
文「勿論です!いまからでも特訓しますか?」
時「よっしゃぁ!特訓するに決まってるだろ!!」
続く
後書き
めちゃくちゃ眠いです…書き終わったのが、10時なので……ぐふっ…。
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