戦え!!正義の兄弟戦士ジャスティスカイザー
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第三十九話 松田中佐!サーキットの狼!!その六
「だから俺達は勝つぜ!」
「手前等はかっとばせキヨハラ君でも読んでろ!」
「カッセ清原とか怪物キヨマーとかな!」
「あいつがデビュー当時の漫画でも読んでろ!」
今ではとても信じられないが西武時代の清原はアイドル選手だった、まさに未来の球界をしょって立つ若きスーパースターだったのだ。
「今の清原からは想像出来ないけれどな!」
「昔のあいつはそうだったんだよ」
「あの頃のあいつを見てから今のあいつ見て驚け!」
「正視に耐えないぜ!」
巨人に入ってから変わったのだ。
その話をしつつだ、二人はハングオンを運転しつつ鈴鹿に向かう。だが。
子供達はその二人にだ。ドライブインに入る度に言うのだった。そこに常にその地域の子供達が集まっているのだ。
その子供達にだ、二人は忌々しげに言った。
「だからこの作品のガキ共何なんだよ」
「俺達に恨みあるのかよ」
「俺達が勝つのはそんなに嫌か」
「そこまで正義が勝つのが嫌か」
「御前等の何処が正義なんだよ」
「全然違うだろ」
これが子供達の反論である。
「いつもいつも汚い手ばかり使いやがって」
「あと大人気ないんだよ」
「すぐに中指突き立ててな」
「お酒とお金と女の人の話ばかりしやがって」
二人の頭の中にはそうしたものしかないからだ。
「それでいいのかよ」
「人間として駄目だろ」
「しかも言い返す時捏造写真とか言うだろ」
「浮気写真とかな」
「御前等下品なんだよ」
「品性下劣なんだよ」
子供達も批判するのだった、その彼等を。
「あんな大人になるなって先生に言われてんだよ」
「お父さんとお母さんにもな」
「御前等最低だからってな」
「そう言われてるからな」
だからだというのだ。
「僕達御前等嫌いだよ」
「それも大嫌いだよ」
「さっさと負けろよ」
「そうしたら清々するからな」
「今度こそ負けちまえ」
「悪は滅びろ!」
こう二人に言うが二人がそれではいそうですかと言う筈がない、その子供達にゾンビの団体を呼び出して襲わせて言うのだった。
「ゾンビは実は人食ったりしないぜ!」
「自分の意志とかないぜ!」
「ただゆっくりと襲うだけ!」
実はそうだったりする。
「雑魚も雑魚」
「火を点けたら燃えるしな」
「言うなら木偶だ」
「所詮はな」
だからゾンビ映画のゾンビはまた別なのだ。
「ガキに向けても問題にならねえぜ」
「まあ死体の調達が大変だけれどな」
「俺達は召喚したからな」
「どっかのパラレルワールドの適用な死体だよ」
「ドラク○のかもな」
「まあガキ共ゾンビに襲われろ」
こう言って子供達にゾンビを向かわせるが。
自衛隊の人達が火炎放射器を持って来て登場してきてだった。そのゾンビ達を一気に焼き尽くしてから言った。
「今度はゾンビか」
「全く迷惑な奴等だ」
「いい加減にしろ」
「嫌がらせにしても悪質過ぎるぞ」
「そんなの知るか」
「俺達は徹底的に嫌がらせする主義なんだよ」
自衛隊の人達にもだ、二人は言い返した。
「ガキでも容赦しねえぞ」
「それに只の嫌がらせで食わせたりしないからな」
「まあ腐った死体だから病気になるかもな」
「伝染病持った死体だったりしてな」
「それ犯罪だろ」
「病気持った死体なんか出すな」
自衛隊の人達は二人にも火炎放射器を向けつつ言う。
「後のこと考えろ」
「ペストが流行ったらどうする」
「ん?じゃあゾンビ出た場所は消毒しとくか」
「ちゃんとな」
それこそとだ、二人も言ってだった。
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