サクラ大戦7人目の隊員
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狙われた天使と少年・・・そして動き出す新たな悪意前編
ダンスコンテスト終了後の会場・・・
「見つけたぞ、こんな所にいたか、三人の内の鬼神使役出来る姉弟め、俺は必ずお前たちに復讐してやるぞ」
謎の声がそう言った直後、謎の声は消えたのだった。
ついに巴里を騒がすカルマール達とは、異なる新たな悪意が動き出そうとしていた。
アイリスとすみれが帝都に戻って4日経ったある日さくらと直哉は、これまで、出来ずにいた新婚旅行を再開していた。
「楽しいね、お姉ちゃん」
そうね、直哉君」
今直哉達は、オペラ座や、美術館巡りをしていた。
「ねえ、お姉ちゃんまだ巴里華撃団の皆の事許せない?」
「・・・直哉君ごめんねまだ無理みたい」
「ううんいいよ、無理しなくても、でもねここにもカルマの実、いやこちらの世界では憑依の実がまだあるみたいだから、負の感情をなるべく抑えてね、僕お姉ちゃんが、化け物になる所なんて見たくないから」
「直哉君」
「お姉ちゃん」
「おーいさくら、直哉いつまでしてんだ」
「二人共いくら新婚旅行といっても無防備すぎやで」
「そうね」
「「うわあ三人とももうこっちに着いたんですか」」
「ええ、そうよだけど、三人ではないわ、でてきていいわよ」
「よッさくら、直哉こっちに憑依の実があるて聞いて、来たぜ」
「「えええーー前鬼ーーー」」
二人は予想外の前鬼の登場に驚いていた。
「「なんで前鬼が?千明さんと来るんじゃなかったの?」」
「ああ、そのつもりだったんだが、千明が予知夢を見て、先に送ってくれたんだ」
「さくら、直哉悪いけど、私たち隊長の所に行くから、前鬼をお願いね」
「じゃあな前鬼帰ったら大食い勝負しような」
「おう負けねえぞ、カンナ」
そう言ってマリア、紅蘭、カンナは直哉とさくらと別れた。
そのころ大神は・・・
朝食を取る為、近くのカフェに行く途中、天然ドジッコと言うスキルを発動中のエリカと会った。
「やあ、エリカ君おはよう」
「あ、大神さんおはようございますとっととあふゃあ」
!!
「大丈夫かいエリカ君?」
「あいったた、大丈夫ですよ大神さん」
その時大神の前に、三人の虚無僧が現れた。
「よっ隊長元気にしてたか?」
「大神はん会えて嬉しいわー」
「隊長お久しぶりです」
「カンナ、紅蘭、マリアじゃないか?どうしてここに」
「きゃあああああ。東京の花組の皆さーん」
そして大神は、マリアたちをシャノワールに案内をした。
シャノワール・・・
「支配人大神です」
「入っていいよムッシュ」
「失礼します」
「よくきてくれたねマリア・タチバナ、桐島カンナ、そして李紅蘭」
「特に李紅蘭あんたは、双天武と言う最新機を作った腕前だからね」
「あはは、どうもあれは直哉君の案を取り入れて、双武改を強化しただけなんやけどなあ」
「隊長、支配人まずこれを見てください」
「「これは?」」
「これは、エリカの資料です。ご覧の通り霊力が非常に不安定ですので、今回の私達への依頼である強化プログラムには、エリカは参加はさせれません」
「ふむ、そのほうがいいだろうね」
「支配人それでは」
「ムッシュいいかい、私達の戦いは、生きるか死ぬかの真剣な戦いなんだ」
「いくらムッシュが、帝都での戦いで、仲良しこよしで、勝てたとしても、ここは巴里なんだ、いつまでもムッシュの生ぬるい優しさが聞くわけがない」
「くっ」
大神は支配人室を飛び出した。
「すまないねあんたら三人にも嫌な思いさせて」
「いえ、それでは明日から予定通りに動きます」
「ああ、頼むよ」
マリアたち三人はシャノワールを出てさくらと直哉の泊まっているホテルに向かった。
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