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『Overflow』

作者:零那
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『Fate』



例えば、今迄そっと強く繋いでいた手が離れてしまったとして...

例えば、今迄ずっと一緒に歩んでいたアナタが居なくなったとして...

其れでも、きっとアナタ以外のみんなは何も変わらなくて...

其れでも、きっとツライのはアナタだけかもなんて思ってたりして...

確かに、過ぎた事にいつまでもしがみついてるのは無意味かも知れない。

確かに、前向きになる事に対して全否定しているわけじゃない。

前向きといっても道はひとつだけじゃ無い筈だ。
もしかしたら斜め前に行くかも知れない。

前にだって小石位転がってるだろう。
前に向いたからって転ばない保証は無い。

前にだって遥かに高い壁は立ってるかも知れない。
前に進むからって障害が無いわけじゃ無いだろう。

挫折して泣いてしまうのは必然。
挫折せず泣かず進めたら偶然。

だって、全ては誰にも変えられない運命のチカラだから...。


 
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