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『Overflow』

作者:零那
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『Ourselves』


僕は君達と過ごした日々を忘れないよ。
例え其れが忘れたい位の絶望に覆われていたとしても。

永遠に、忘れられない。
永遠に、忘れたく無い。

冷たくて凍えてしまいそうな位、淋しくて悔しくて、情けなかった想い。

熱くて血が煮えたぎってくような、憎しみと殺意に沸き立った想い。

忘れないよ。
忘れない。
忘れられないよ。
忘れたくても。

忘れちゃ駄目なんだ。
永遠に忘れちゃ駄目。
僕達自身が忘れない。

何でもない毎日を誤魔化して生きてる。
何でもない事なのに誤魔化して笑ってる。

そんな毎日が過ぎ去ってくだけの僕だけど、決して忘れない。決して、永遠に忘れないよ。

皆が永遠に忘れなければ、いつかまた皆で、今度は苦しむことなく楽しい日々を過ごせるかな?

僕達自身が、誰より願うんだ。
ひとりひとりが皆、僅かでも光を掴めますようにと...。

こんな悔しい想いに引きずられないで済むような人生を、と。


 
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