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ダンジョンにアラガミが来るのは間違っているだろうか

作者:如月 和
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01. 転生の発端

 
前書き
スキル・魔法に関しての苦情などは受け付けません、ご注意ください。 

 
 突然だが、俺は死んだ。

 理由?そんなアニメみたいな死に方ではないよ。

 家族や友人を守るために自分が犠牲に──ってのだったらかっこいいんだけどね。

 事故死だよ、事故死。

 面白くもないともない?前以って言ったじゃないか。〝アニメみたいな死に方ではないよ〟って。しかも、一番面白くないのは俺自身ですが。何か?

 生意気な言い方になったけどさ、こっちだって第一志望の大学に受かったんだ。少しくらい浮つくさ。

 ──そこを轢かれたわけですよ、トラックに。

『綺麗な顔してるだろ。死んでるんだぜ、それ』

 のような死に方ならいいかな、と思っていたけど、実際トラックに轢かれて頭だけは綺麗な状態で死ねる幸運くらいは俺にはあったってことだろう。首から下の方は、トラックのバンパーとアスファルトの組み合わせっておろし金の代わりになるんだね、ってそんな感じ。食事中の人には刺激が強かったかもしれない。ごめんなさい。

 そんな自分の骸をしばらく空中から見ていると、どうやら死後の世界とやらに連れて行かれたらしい。

 一面真っ白な、ある種幻想的と感じる空間に包まれて奇妙な浮遊感を味わった後、なんかパソコンが置いてあるだけの殺風景な個室の部屋にいた。

 なんでここが死後の世界だってわかるかって? いや、だってこう書いているんだから仕方ないだろう?

『異世界転生希望の人は此方に要望を入力してください↓』って。

 これってアレでしょ? お決まりの異世界転生ですね、ありがとうございます。

 今は、転生先の入力──はされていたので、それに伴った転生特典の入力をしている。

 さて、異世界転生。しかも、作品の中に行くのならばどんな世界でも備えは必要なので、とりあえず他作品から特典を貰うことにした。

 さて、俺が特典用に選んだ他作品の名前は『GOD EATER』のシリーズ。

 選んだ特典は、『GOD EATERに登場する人型のアラガミ化』と『捕食した食物のオラクル細胞への変質』。後は一応として、『任意で手足でも口と同様に捕食できるようにすること』と『捕食シーンの隠蔽化』

 特典を保有された時の詳細はこんな風になっていた。

────────────────────────────────

《スキル》

特異点(アラガミ)
・対象者の人型アラガミ化。
・捕食した食物のオラクル細胞への変質化。
・捕食によって効果上昇。及び、効果増大。



《魔法》

【マテリアル・ハイド】
詠唱式《帳よ、我が身を覆い隠せ》
・起動中の完全隠蔽化
・発動時の接触によって強制解除

────────────────────────────────


 と、まあこんな感じだ。

 それと、種族は当然の如く『アラガミ』に固定されていたので種族の変える必要がなく、俺は異世界に旅立つ準備ができた。

 最後に、画面の一番下にスクロールすると、『異世界への旅路』といういかにもな文字が赤字で彩られていた。入力し洩れがないか、確認したあとに俺は『異世界への旅路』をクリックした。

 最後はテンプレ方式だったようで、足元に穴が生じた。こうして俺は『ダンジョンに出会いを求めるのは間違っているだろうか』という作品の世界の中へと旅立つのだった。

 
 

 
後書き
こちらの手違いで、構想途中で掲載されておりました。
申し訳ございません。 
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