| 携帯サイト  | 感想  | レビュー  | 縦書きで読む [PDF/明朝]版 / [PDF/ゴシック]版 | 全話表示 | 挿絵表示しない | 誤字脱字報告する | 誤字脱字報告一覧 | 

「傾斜」

作者:猫SR
しおりを利用するにはログインしてください。会員登録がまだの場合はこちらから。 ページ下へ移動
< 前ページ 次ページ > 目次
 

傾斜、


あのさ、朝ね、起きた。
寝坊した訳じゃ無いけど。

日曜だったけどね、
仕事だったの思い出した。

でさ、卵ご飯でも、と思ってさ、
色々用意してさ、卵をさ、
こんこんしてテーブルに、
ポトリ。


で、殻をご飯に。



そこで、我に返ったわ。
(泣)



…ちょっと考えたんだ。

テーブル、きれいだしな、
このままテーブルを傾けて
卵をご飯に乗せればいいやって。


でさ、お茶碗、持ってさ、
テーブル傾けて、
慎重に…、息、止めて…、


(上手くいった!!!!)


って思った瞬間、
ガチャン!!てね…。


振り向いたらね、
灰皿とね、お茶がね………、

床にね、、、、、、、



彼らはテーブルの傾斜に
耐えられなかった根性無し。


彼らのせいで、寝坊してないのに

彼らのせいで、寝坊してないのに




…遅刻したんだ。




 
< 前ページ 次ページ > 目次
ページ上へ戻る
ツイートする
 

全て感想を見る:感想一覧