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珠瀬鎮守府

作者:高村
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響ノ章
  写真家赤城

 
前書き
以前の綿飴の話のリメイクという名の名前変えただけ投稿。
昏睡状態に陥った白木提督が夢見る過去。珠瀬海戦より9ヶ月前、伊隅鎮守府所属、空母赤城及び駆逐艦響、士官白木の三人の思い出。 

 
 夢だ。幸せな夢。いつかの記憶。色褪せて欲しくない記憶。その断片。
 だから、起きるのを少し我慢した。

 これは、まだ彼女がいた頃の記憶だ。私の帽子も、もう少し草臥れた(新しかった)物だった。




「写真ですか?」
 私が 鎮守府を歩いていると、一人の艦娘が話しかけてきた。赤城という名の娘だった。
「そうだ、見ての通り」
 私はそう答えると、首から下げた写真機を彼女に向けた。彼女は少し赤面して、悲しそうな目を、こちらに向けた。
 無言で写真機を構えるのをやめる。 生憎、悲しむ顔を撮る趣味はない。
「今日もですか。銀塩だって馬鹿にならない値段でしょう?」
「大丈夫。別に公金を使っているわけじゃない」
 彼女は、呆れたようにため息を吐いた。彼女の言わんとする事くらいは、分かるつもりだ。だけれど、軽口を叩いてでも、これを続けたい。
「最近、ちゃんとしていますか?」
「飯もきちんと食べて、運動がてらに写真を撮って、とても健康的だ」
「提督にもう少しでなる、という人の言葉とは思えませんね。怠けているみたいです」
「それは酷い思われ様だな。提督になる、ということに関しては、怠けているつもりは全くない」
 私は、この鎮守府で研修期間を過ごしていた。艦娘の提督になる準備の期間を。
 提督になる。これは私の願いの一歩目だった。だから、それすら歩めないようではいけない。なれる時にすぐになって、願いの次の段階を踏まなければならないのだ。
「じょ、冗談です。御免なさい」 
「怒ってない。けど、確かにこうして写真ばっかり撮っていると、皆にそう思われてしまうか」
 指で写真機の表面を撫でる。結構な値段をしたものだ。割りと、私はこの写真機を気に入っていた。
「正直に言うと、そうかもしれません。けど、白木さんは提督になる努力を怠っていないのでしょう? じゃあ大丈夫ですよ。結果で証明できるじゃないですか」
「それはそうかもしれないが……」
 絶対な自信があるわけではないが、このまま上手くいくと、来年あたりには私も、提督になれるだろう。でも、その時に、信頼がなければ駄目なのだ。部下(艦娘)に信頼されぬ上司(提督)になぞ、なる気はない。
「ああ、そうだ」
 なら、簡単な話じゃないか。彼女に撮ってきてもらえばいい。私は怠けているように見えない。
「どうしたの?」
「赤城。写真を撮る気はないか?」
「言わんとする事は分かりました。遠慮します」
「綿飴」
 ぴくりと、彼女の肩が揺れた。恐らくその心は、肩の何倍も揺れ動いていることだろう。
 彼女は、綿飴が大の好物なのだ。
 以前、娯楽の一興で、綿飴を作ってみた。勿論、鎮守府にそんな機械があるわけないから、自作の小さな装置を使って。
 何人かの艦娘に食べてもらったら、皆喜んで食べてくれたのだが、その中でも赤城は、この味の虜になったらしく、度々これをせがむようになった。
 一度しかやる気がなかった私は、最初は断ったのだが、結局根負けしてしまい、彼女に度々作ってあげていた。
「どうする?」
 声をかけると、視線が泳いだ。もう少しで落ちる。
「わ、私は……」
 彼女は、綿飴で買収されることに抵抗を感じているらしい。だが――
 左手の指を、二本立てる。
「二個」
「承りました!」
 こうして、写真家赤城の撮影が始まることとなった。


                 ◇


 ぶらりぶらりと、鎮守府の中を歩く。あの後、白木さんはどうするのかという話になって、付いて来るということになった。それなら、別に彼が撮っていもいいと思うのだが、綿飴が掛かっているのだ。そんなことは言い出せない。
「どんな写真を撮ればいいのですか?」
「そうだな。艦娘を撮ってくれればいい。自然体でも、こちらに気づいていても。そこら辺は君に任せる。けれど、悲しい顔はやめてくれ」
「了解」
 早速、写真機を握って、ファインダー越しに、近くにいた艦娘に焦点を合わせた。二人の艦娘が、堤防の上を歩いている。二人共、重巡だ。焦点を合わせて直ぐ、思い切ってシャッターを押した。
 独特の音がしたので、彼女たちが気づくと思ったのだが、そのようなこともなく、そのまま彼女たちは歩いて行った。
「これでいいのですか?」
「ああ。露光とかは大丈夫だから、今みたく焦点を合わせれば。けど、逆光はやめてくれ」
「そういうことは、初めに言うものではないでしょうか」
「怒るなって。どうせお前が失敗したって、私のお金が消えるだけだ」
 む。これは困った。彼は私を困らせる為に言った……わけではなさそうだ。
 銀塩は買うのにそれなりのお金がかかる。現像にも、だ。彼の給料は、これに結構な額が消えていっていることを知っている。
 まずい。これはまずい。軽い気持ちで受けたのが間違いだった。いや、綿飴は非常に美味しいけど。って、意味がわからない!
「どうした? 次、撮りにいかないのか」
「え、ええ。行きますよ。行きますとも。頑張って撮ってみせますっ」
 彼の財布のために、失敗は許されない。気合入れてけ私。綿飴のためにも!


「あ、赤城さん」
 写真を撮ることにも 一寸ちょっと慣れてきた頃、親友にあった。響という駆逐艦。
「こんにちは、不死鳥さん」
  誂からかって、彼女をそんな風に呼んだ。彼女はその小さな体で、勇猛果敢に敵に挑み、勝利をもぎ取る艦として、一寸この港では有名なのだ。
「もう、赤城さん。やめてくださいよ」
 響ちゃんはそう言うと、かぶっている帽子を、恥ずかしそうに僅かに前にずり下げた。
「あら、御免なさい」
 全く謝る気がない謝罪を返す。彼女は、活躍している。活躍の機会があるのだ。それは、よくも悪くも。私は、その機会がない。良くも、悪くも。
 首から下げた写真機を思い出した。そうだ。彼女も撮ろう。そう思って、写真機を握ってから気がついた。建物の影に入っているせいで、先程より少し暗い。光量が足りるだろうか。失敗はしたくないし、白木さんに聞いてみよう。
「ねぇ、白木さ――」
 彼が居る後ろを振り返ったら、尋ねようと思った言葉を紡ぐことを、暫し忘れた。彼は、小さな笑みを浮かべていた。とても小さな笑みを。
 例えるならそう、家族の写真を一人眺める父親のような、そんな顔。
 けれど、そんなことは一瞬で、まるで今のことは私の見間違いかと思うほど速やかに、いつもの彼の顔になった。
「「どうした(どうしたの)赤城(赤城さん)」」
 だから、私の後に彼を見た響は、そんなことは知らない。彼も、そんなことはなかったように話しかけてくる。ならば、私もそれに合わせなければ。
「いえ、ここで光量が足りるでしょうか?」
「ああ、確かにちょっと暗いな。少し、貸してくれ」
 近づいて来た彼に写真機を渡すと、少しだけ弄って、そのまま私達から数歩離れた。
「白木さん?」
「露光時間を伸ばしたから、ぶれやすい。俺が撮ろう。それに、折角だ。お前ら二人で撮ってやる」
 そう言うと、彼はファインダーを覗いた。左手で、素早く焦点を合わせる。
「一寸、白木さん!」
 響が声を上げる。実は彼女、白木さんがあまり好きではないらしい。というか、この鎮守府では、実はそういう 娘こは少し居る。まぁ、ちょくちょく写真機を持って、艦娘を撮っているのだから、当たり前と云えば当たり前だけど。
「まぁ、いいじゃない響ちゃん。一緒に写真撮りましょう」
 けど、そういう娘だけではない。彼を好意的に見てくれる娘だって居る。まぁ、それは、恐らくちょっと優しいところとか、まぁ、その、色々理由があるからなのだけど。兎角、私は、彼のことを嫌いではなかった。いや、嫌いなだけではないのかもしれない。『あんなもの』を見てしまってから、彼には今までとは違うことを思ったりとか、自身を思い返したりとかしたけど、その気持ちは、まだ変わっていない。と、思う。
 かしゃり、と。音が鳴った。
 吃驚して、二人で白木さんを見た。彼は、右手で素早くレバーを動かして、次のフィルムを送った。
「はぁ、やっぱりだ。赤城、結構撮っていた割には枚数減っていないと思っていたんだが、フィルム送り、上手くいっていないことが結構あったみたいだぞ」
「え、本当ですか!」
「ああ。全く、しょうがないな……」
「ご、ごめんなさい」
 なんという事か、彼の貴重なフィルムを何枚分か無駄にしてしまったらしい。
「その、それじゃあ、報酬の」
「いつまでこうしてればいいの?」
 と、その時、響ちゃんが声を上げた。彼女は、後ろから私に抱きつかれている。一寸は恥ずかしいだろうし、長くこの状態でいるのも可哀想だ。
「そうね、直ぐに撮りましょう」
「んじゃ、撮るぞ」
 言って二秒程で、シャッターが落ちる音がした。
「よし、じゃあ今日はこれくらいでいいか」
 彼は写真機のレンズにカバーをすると、そのまま歩き出した。
 まぁ、その、報酬は、消えましたね。はい。
「何でそんなに項垂れてるの、赤城さん」
「なんでもないわ」
 決して言えなかった。綿飴が食べられないからって落ち込んでるとか、子供っぽくて言えるわけがなかった。だから、
「どうした。お前が楽しみにしていた綿飴を作りに行くぞ。食わんのか」
 彼にこのことを暴露された私は、 吃驚びっくりするほど赤面していることだろう。
「わ、綿飴を頂いてもいいのですか? 銀塩を無駄にしてしまいましたが」
「構わん。頼んだのはこっちだ。あ、響。お前も綿飴食うか。前に皆に作った時は、居なかっただろう?」
 話を振られた響ちゃんを見ると、彼女と目が合った。彼女の目は、俗にいう、ジト目、というやつで私を見ていた。
 ははーん成る程、白木さんは綿飴に買収されたと。まぁ確かに美味しいとか言ってましたね。みたいな顔をこちらに向けてくる。ヤメテクダサイハズカシイ。
 私の顔は、人類がどれ程顔を赤く出来るかに挑戦を続けている。なんとしてでも、この恥ずかしい状況をどうにかしなければならない。そうだ。
「私は遠慮しま」
「響ちゃん、前々から食べたいって言ってたわよね。折角の機会じゃない、ご一緒しましょう!」
 彼女の発言を遮って、声を上げた。
 響ちゃんも巻き込めばいい。そうすれば、私一人だけが恥ずかしいということはない。
「え。い、嫌ですよ。私は」
「嫌、か。そう思われていたのか、俺は。まぁ、しょうがない点もあるが」
「いえ、嫌というか、その」
「何もしてないのにご馳走になることが嫌なんでしょう? いいじゃない。折角誘って頂いているんだし」
 彼女が言いたいことではないことを、全力でまくし立てる。お願い響ちゃん、折れて。
「……わかりました。私もご馳走になります」
 その気持ちが、彼女に届いたのか。彼女は、一緒に綿飴を食べてくれることになった。
「…………そう、か。分かった。じゃあ、ついてきてくれ。あと、このことは他言無用だぞ」
 何故か生まれた、発言の前の微妙な間が気になったが、そんなことよりも綿飴だ。既に白木さんは歩き始めている。
 私は、響ちゃんの手を取った。
「赤城さん?」
「ほら、行きましょう響ちゃん。きっと好きになるわよ。綿飴」
「赤城さんは、大層お気に入りですね。その、綿飴という物を」
「そうよ、とても美味しいもの」
 彼女の手を握ったまま、歩き出す。彼女は私に連れられるように歩き出した。
「彼も?」
「え?」
「白木さんのことも、好きなのですか?」
 不意に訊かれたその質問の真意は、分からなかった。けど、
「ええ。結構嫌いな娘も多いけど、ね。私は好きよ」
 嘘を言う気には、ならなかった。
「何故ですか? はっきり言いますが、私はあまり好きではないです。彼が、何をしたいのか分からない。その真意も、目的も、理由も」
「そうかもしれないわね。けど、それを抜いたら、結構彼良い人よ。優しいし」
「そ、それは否定しませんが、如何せん……」
「知ってもね」
「え?」
 一旦、言葉を切った。彼は、本当に 私達艦娘に優しい。困っていたら、できる事全てを使って助けてくれる。気を配ってくれる。ちょっと、写真を撮られるのは嫌な娘もいるけれど。
「彼が、何を思って何の行動しているか知ったらね。貴方はどう思うかしら。嫌うかしらね。同情するでしょうかね」
 彼が、そんなに優しい理由。そして、写真を撮る理由。それを知ってしまったら、彼の認識を改めるだろう。
「赤城さんは、それを知って、彼を、好きなの?」
「知ったから好きになった。というわけではないわ。知った今も好き、ということよ」
 答えるのはちょっぴり恥ずかしく、また顔が赤くなっているだろう。けど、私が彼女の手を引いているから、顔を見られることは恐らくはなかった。特に恋愛という事はない。彼をきっと、人として好きなんだと思うから。


                   ◇


「美味しかったでしょう?」
 綿飴をご馳走になってから、用事があるとのことなので、白木さんと私達は別れた。
「ええ、とても」
 私は尋ねられた言葉に、正直に答えた。
 確かに、綿飴というお菓子は、赤城さんが言うとおり、とても美味しかった。ふわふわとした独特の食感。舌で瞬時に溶け、見た目通りの柔らかな甘味が広がるのが、なんとも言えない美味しさだったのだ。できることなら、また食べたい。
「お砂糖も結構な値段がするでしょうに、用意しているんですね」
「以前に皆に配った時の余りだそうよ。あれが少なくなってしまえば、もう頼めないわね」
「少なくなってしまえば? なくなったらではないのですか?」
 言うと、彼女はため息を吐ついた。
「彼はね、なくなってしまったら買ってくるわよ。給料叩いてでも」
 ああ、成る程。優しい。私が思っている以上に、彼は私達に優しいのだ。ただ単に、私達と仲良くなりたいから、とかいう理由以上に、何かが彼の中にはあるのだろう。
「……彼は、教えてくれますかね」
「え?」
 少々気になった。彼が行動する理由とか、何のために写真を撮るか、とか。
「彼が、何を思って写真を撮っているかです」
「無理よ」
 けれどその興味心は、あっさりと折られる。
「何故ですか?」
「私に知られたのも、彼にとっては想定外だったのよ。私も、他の人に言おうとは思わないわ」
「……」
「けど、ね。例えば、ただ女の子に興味があって写真を撮っているとか、やましい心から来ているわけじゃないのよ?」
 それは、確かにそうだろうと思う。何度か彼に撮られているけど、妙なアングルから撮られたりはしない。それに、彼は笑顔を撮りたがる。色欲から来るものではないと、感覚的にだけどわかる。
「わかりました。それを知ることは諦めます。それに……彼には、もうちょっと愛想良くしますよ」
 結局、彼のことは分からず 終じまいだったけど、彼が優しいことは確かだし、全てを知った上で、赤城さんは彼を嫌っていないのだ。だから、彼女を信じる。彼女が信じる彼も、可能な限り信じる。
「そうしてくれると嬉しいわ。彼にまた、一緒に綿飴をいただきましょう」
 彼女はそう言うと、遠くを見る。そうして、目を少し細めた。
「……妹達も、食べたらきっと喜ぶわ」
 耳に届いた彼女の言葉は、きっと、私に聞かせるつもりはなかったのだろう。本当に、小さな呟きだった。

 そのあと宿舎まで戻ると、いつものように彼女と別れた。


                    ◇



 今思い返すと、赤城(赤城さん)ときちんと交わした会話は、 宿舎海岸での
いつもの別れの言葉(またね/では、また)が最後だったのだ。  
 

 
後書き
完全に補足的な意味合いを持たせて過去の文章を持ってくるという手抜き。本当にすいません。
取り敢えず補足でも
木曾編その6の鳳翔の昨年の海戦にて赤城が言っていた「港でさ、美味しいお菓子にはまってるの。一緒に食べない?」がこの綿飴です。以前書いたとおり、本当はオリジナルキャラを用いる予定でした(前回は城原というキャラ名でした)。人情的な話を作ろうと思ったのですが
1,あくまでゲーム内では恋愛要素は(今ではカッコ仮みたいなものもありますが)ないので信頼などの話に移すべきと考えたこと。
2,死ぬキャラにゲーム内キャラを使うのはどうかと初期は思っていたが、考えなおしたこと。
3,話がややこしくなる
という理由で設定も簡略化しゲーム内キャラを死亡させる流れとなりました。赤城轟沈マジ許さんという人はご免なさい。後先に言っておきますがそれ以前に書いていた文には名前は出ませんでしたが、これからは負傷や死亡も名前出します。珠瀬海戦中に足を失った誰かも出てくる予定です。

また、今回の中で『あんなもの』
柏木編五文字の伝言中の「頼んだぞ、あれを」
響編の警備隊の中の『大きくて分厚い、 写真帖のようなもの』
は全て同じものです。今回文中のあんなもの(写真を撮る理由)は木曾編その5にある『人が立っていた。身長は、私より高い。提督ほどはある』の時点で珠瀬鎮守府に来ていた白木から柏木提督の元へ送られ、その後響編の警備隊にて鳳翔の手に渡り、その後白木が提督に着任と同時に鳳翔から白木提督の手に渡りました。

今回の文中の「……妹達も、食べたらきっと喜ぶわ」の妹"達"には木曾も含まれます。木曾編その7にある通り木曾と赤城は鎮守府配属前に(艦娘になる前から)親しかった設定です。当時の話もおまけ程度に書けたらいいですね。

まさか二年前からパスが届くとは思ってなかった本当に。モノローグといい昔の筆者は遠投が大好きだったのか。そもそも数万文字しか進んでないから遠投でも何でもなくないとかは言わないで。
鳳翔が第一艦隊旗艦及び秘書艦の理由はまた別の機会に……。というかどんどん話が簡単に(略されてる)……。 
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