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機動戦士ガンダム0091宇宙の念

作者:むらたく
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宇宙編
レーモ7攻略編
  第9話 侵攻

 
前書き
レオン・ザーグ少佐

元ティターンズのMS部隊、イーグル隊を指揮するベテランパイロット。乗機は格闘戦特化のガブスレイ。

リリーナ・パール中尉

イーグル隊の二番機。レオン少佐に心酔しており、乗機は射撃特化のガブスレイ。

ソルバング・イグニス中尉

イーグル隊の三番機。一年戦争を生き抜いた老兵。ティターンズのやり方に反発したため降格された。乗機は射撃特化のガブスレイ。
 

 
戦闘開始一時間前
グワンバン級ー

「そろそろか…偵察隊からの情報は?」
「基地外周のMS隊は約三隊、推定MS数10機だそうです!」
「よし…全艦艇に告ぐ!これよりレーモ7に攻撃を仕掛ける。偵察隊からの情報により、基地外部のMSはそう多くはない。よって、第一陣を正面から侵攻させ、敵のMS隊の注意を引いたあと、アクシズ艦隊と我々本隊で挟み撃ちをする!今作戦において最も重要なのは第一陣が如何に注意を引いて時間を稼ぐかだ。全部隊の武運を祈る!」

第一陣はメイソン・ローレンツ少佐率いるシャドウハウンド隊らが務める、俺らはその後の出撃に備えて最後のシミュレーション中だ。
「…どこだ…?」
限りなく広がる宇宙を見つめ、敵機を探す。
「敵機の位置は不明、ミノフスキー粒子濃度88パーセント。」
いつ、どこから攻撃を受けてもおかしくないこの状況。自分の鼓動がより大きく聞こえる。
「こうなったら…腹くくって…」
覚悟を決めたそのときだった。
「レーダー反応あり、機影2!迎撃を!」
「‼︎⁉︎」
冷静に命令する彼女だが、自分はチャッカリ回避に移っている。
「う…わ!」
ここでやっと異変に気づく。
敵機は間違いなく一機だったはず。
しかし、機影は2。なぜ?
答えもわからず機影の一つに火線を向ける。
それを去なした敵機は自機から一旦離れた。
その答えは目の前で出た。
「はっ!」
二つの機影は一つになる。
合体したその機体はモノアイを光らせサーベルを構えた。
「う、うわぁああ!」
近づいてくるAMX-107の文字を睨みライフルを撃つも、当たらない。
「機体大破、撃墜されました。」
クソッ、なにもできないまま撃墜された!
観戦モニターで2機の戦闘を観る。
「あと一機だ!」
隊長のバウが、メアリーのハンマ・ハンマを追い詰める。
「そこだぁ!!」
バウがビームライフルを三回放った。
と、同時にバウの頭上から黄色の筋が通った。
ありえない位置からの射撃。
ハンマ・ハンマはバウの前方にいたのに?
「有線ビーム砲だと⁉︎」
ハンマ・ハンマは腕部がクローになっており、そこからビームを発射し、サーベルを形成する。
さらにこのクローは切り離して有線での制御が可能だ。
メアリーはこれを利用し、片方を切り離してバウを囲み、もう片方で射撃することで注意を逸らした。
結果、バウに不意の一撃を放ったハンマ・ハンマだったが、フーバー隊長は見事にそれを避け、逆にバウが放ったビームを一発は避け、二発目は盾で防御したものの、三発目はコックピットを貫いた。
「味方機が全て撃墜されました。シミュレーション終了。」

「流石ですね、隊長。」
「いや、あれを避けれたのはたまたまだ。もしかしたらやばかった。」
「はぁ、僕だけ撃墜されたりしたらいやだなぁ。」
「安心しろよ、マルロ。俺たちはアクシズ艦隊との挟撃だ。大丈夫だよ。」

レーモ7宙域ー

「よし、全機準備はいいな!」
後方の機体に確認をする。
「ええ少佐。いつでも行けます!」
シャドウハウンド隊の副隊長、ジャック中尉が応えた。
「いつも通りだ、散開してズサは砲撃、ガルスjはついてこい!」
「了解!」

レーモ7MSブロック
「イーグル隊に出撃要請!ガブスレイ三機、出てください!」
「バーザム隊を後方に配置しろ!リリーナ、イグニス!準備はいいか?」
「大丈夫です。」
「はい!少佐!」
「よし、イーグル隊。行くぞ!」
愚かにも此処を襲撃してきたジオン残党共を仕留める、狩りが始まる…
 
 

 
後書き
次回に続きます! 
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