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SAO〜赤い目の殺戮者〜

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提供者

 
前書き
という訳で、一層のボス戦の前の会議での話。
ほんとはボス戦まで行こうとしたのですが、諸事情により、ボス戦手前でおわります。
後、主人公は人とのコミュニケーションをここではまだ苦手としていません。
後、ヒロイン出します!(唐突ですいません。)

 

 
48人。
それがアインクラッド第一層ボス攻略会議へ集まった人数だった。
俺とコペルはかなりの驚きを会議で味わう事になった。
そらそうだ。
なんせ早くも1000人が死んでいるんだ
このデスゲームは。
それを攻略しようなんて人は、多くみても42人以下だろうと、俺とコペルは想定していた。
ところがその箱を開けたらこの人数、俺は驚いていた。
だが、ずっとそうしても居られず、俺は広場を見渡す。
すると...
「あ、キリトがいる。」
「なに!本当か?なら丁度いい。一緒にさせてもらおうぜ。」
そして俺たちは、キリトの元へ向かった。

















































「はい、それじゃ、五分おくれだけどそろそろ攻略会議を始めさせてもらいます。みんな、もうちょっとまえに、そこ、あと3歩こっち来ようか。」
この堂々とした喋りは、長身の各所に金属装備を煌めかせた片手剣使いだった。
そしてその片手剣使いは、広場中央の噴水の縁に、ひらりと飛び乗りこっちを振り向く。そして俺は、
「おいおいマジかよ......」
と、つい言ってしまった。
そらそうだ。
なんせ髪は青に染め、そしてかなりのイケメンとくる。.........ふざけんな。
「今日は俺の呼びかけに応じてくれてありがとう。俺はディアベル。職業は気持ち的に<ナイト>やってます。」
すると、噴水近くの一団がどっと沸き、
「本当は勇者って言いたいんだろ!」
というこえも飛ぶ。
まあ確かに装備をみたら、ナイトと言っても過言はないだろうが、俺は少しかっこつけすぎだなぁと思ってしまった。
「さて、こうして最前線で活動してる攻略組の皆さんにあつまってもらった理由は他でもない。
今日、俺のパーティーが迷宮区の最上層へ到達した!つまり、明日にはボス攻略を開始できるって訳だ!」
すると途端にプレイヤーがざわめく。
まぁむりもない。ここにいる半数以上の人は ベータテストを経験していないだろうし。
「ここまで一ヶ月かかった...でも俺たちは示さないといけない。始まりの街で待っている人達にこのデスゲームは攻略可能なんだってことを!そうだろ?みんな!」
拍手が鳴り響く。
でも俺は何となく嫌な予感がし、コペルにフードをかぶるように忠告する。
すると...
「ちょお待ってんか!」
という声が響く。
そしてその声の主は一歩踏み出し、
「攻略会議は良いが、この中に一人詫び入れなあかん奴がおるはずやで。」
やっぱり予想通りだった。
「詫び?まぁ発言はいいがちゃんと名乗ってくれないか?」
「...わいは<キバオウ>ってもんや。」
そしてその人は広場を見渡し、
「こん中に5人か十人、ワビィいれなあかん奴らがおるやろ!出てこい!このくそベータ上がりども!」
と言う。
本当なんていうか、
「うるせぇな...」
と口に出してしまった。
「あぁ?何やお前!文句あるなら言いてみい!」
と絡んできた。...仕方ない。
「俺は<スイ>だ。あんた、ベータテスターの何に対して怒っている?」
「決まっとるやろ!右も左も分からんビギナー見捨てて、ジブンらは美味い狩場やボロいクエスト独り占めし、ジブンらだけぽんぽん強うなりおって、知らんぷりや。ふざけようて。ベータ上がり共か知らんぷりせんかったら死なんかった1000人じゃ!しかもほとんど全員が、他のゲームじゃトップやった奴らやぞ!お前らテスターがちゃんと情報や金やアイテムやらを分け合っとったら、今頃とっくに二層や三層を突破できとったに違いないんや!あぁ?どうや!これがわいが怒っとる理由や!どうせお前もベータ上がりなんやろうが!お前今すぐ詫びろ!土下座して溜め込んだ金やアイテムをこん作戦の為に吐きだせや!そないしなわいの怒りは収まらへん言うとんねん!」
「情報や金やアイテムだぁ?少なくとも情報は出しておいたぞ、俺は。」
そう言って俺はあるアイテムを取り出す。
そのアイテムは羊皮紙を綴じた簡易な本アイテムだ。
表紙には丸い耳と左右3本ずつのヒゲ。
情報屋の<アルゴ>という奴が作ったガイドブックだ。
「これ、あんただって貰っただろ?この本の一番最後のページを見てみろ。[この本はとあるベータテスターの協力により制作しています。]って書いてあるだろう?」
「それがどないした?」
「このあるテスターっていうのは俺だ。あんたが怒っている原因を、ちゃんと果たしているテスターだっている事を忘れんな。ディアベルさん、悪かったな。会議の邪魔して。」
そうして俺はコペルの元へ戻る。
その後、会議はつつがなく進み、いよいよ終わりというところでディアベルが
「じゃあみんな、明日の戦いに向けてパーティーを組んでくれ。」
と言われ俺はコペルと顔を見合わせた。
「スイ、キリトと組む?」
「そうだな、そうするか。」
そして俺たちはキリトとその近くにいたフードをかぶったプレイヤーとパーティーを組んだところで、俺はその人と出会う。その人はこう言ってこの輪の中に入って来た。
「私もパーティーに入れてくれませんか?どうもあぶれちゃって。」
「ああ、いいですよ。」
コペルがそう言い、その人がパーティーに参加してくる。
その人の名前は[Rio]...リオという名前だった。
これが、俺と彼女の初めての出会いだった。
 
 

 
後書き
ヒロイン登場、その名も[リオ]でーす!
...はい、すいません、この話でボスに行きたったのに会議だけで終わらして。
次回こそ、ボスにいきたいと思います。
あと、主人公の名前ですが、実はこれ の名前なんです。
さっきの空白はそのうち分かりますので、この辺で終わりたいと思います。
 
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