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skillplan

作者:初2号
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2つ目の作戦 戦力外故に致し方なし

「なーぎー君!」

と神鳴樹に声をかける
すると神鳴樹が声が裏返るほどに驚きこちらを向く

神鳴樹「なんだ、成美か…ビックリさせるな!!」

「あ、今声裏返ったよね?裏返ったでしょ?あはは、そんな声出すんだねー」

とあまりの面白さに笑ってしまった

神鳴樹「声が裏返るぐらい許せ、頼む、お前に言われ続けたらキリがない」

「そんなズルズル引きずりゃしないよー?もう、人をなんだと思ってるの!!」

しばらく引きずってやろうと思ったがめんどくさいので引きずらないでおく
引きずりゃ引きずったで面白いけど…
そんなことを考えていると突然雨が降ってきた…突然って言っても強くではなく弱い雨である
そして雨が降り始めると同時に大きな音が響く

「なぎ君…どういうことかな、嫌な予感がするんだけど」

神鳴樹「きっとその嫌な予感は当たってるんだろうな、とりあえず急ぐぞ」

急いで警察署に向かうと警察署が半壊していた…

神鳴樹「おいおい、どういう事だ…」

「あらら~、これは大変だね、ぶっ壊れちゃってるじゃん」

と神鳴樹に向かって緊張感ゼロで言う

神鳴樹「とりあえず中に入るぞ」

と言われ神鳴樹に着いていく…

神鳴樹「まだ敵がいるかもしれない、成美、武器位は持っておけ」

そう言われ神鳴樹に拳銃と予備マガジンを渡される
なんと言う銃かはわからないが、扱いやすそうな銃である

「うわ、最近の警察ってこんなもんまで使ってんの?」

神鳴樹「よし、先に進むぞ」

神鳴樹が、瓦礫をどかして道を作るのを見ながら後を着いていていく
するとある程度平らな場所に出る、そこには一人の男性が座っている

?「ん?誰だオメェら、さっきまでいなかったよな、新手かぁ?」

威嚇擦るように睨みつけてくる…あぁ、怖いこと…

神鳴樹「お前がやったのか?」

普通に考えてあいつしか犯人はいないと思うのだが…

武槌「ああ、そうだよ、一応自己紹介はしとかねぇとなぁ、俺の名前は武槌(たけつち)雷命(らいめい)、おめぇは?」

おめぇって…僕の事ではなさそうだし…答えなくてもいいよね?

神鳴樹「俺は神鳴樹 星雅、警察のものだ、お前がこれをやったのか、じゃあお前が敵でいいんだな?」

武槌「ああ、そうだよ、オメェが警察で俺を攻撃しようってんなら、敵だ」

台詞をちゃんと言い終わるのを確認し即座に持っていた拳銃で撃つ…が、簡単に避けてしまう
銃弾は避けられるのかは知らないが恐らく人間業ではないだろう

「よ、よけたよ?なにあれ、人間だよね?」

神鳴樹「お前は好きな様に動け、どうせ命令は聞かないだろ?」

そう言い自分の血を刃にして構え突っ込んで行く

武槌「2対1か、いいハンデだ!」

大きいゴルフバックから刀剣を撒き散らし一本だけ剣を拾う…
ほんの少しだが…母、成姫に似た戦闘の始め方である

武槌「布都御魂剣(タケミカヅチ)!!」

そう叫ぶと刀身に電気を纏う

武槌「行くぜオラァァァァ!!!」

あのキチガイ異能者の隙を伺いつつ注意を怠らない
いつか…いつか必ず隙ができるはず、それを今は待つ
そして神鳴樹の攻撃が命中したとき、隙ができた…その隙を逃さず射撃する
しかし床に散らばっている刀を蹴り上げて銃弾を防ぐ

「やっぱり人間じゃないでしょ、人間業じゃないよ」

と、驚きながら銃を懐にしまう
これ以上銃で攻撃しても意味がない
それに…もう一人見つけたから…

「なぎくーん、僕はここで待ってるから、ひとりで頑張ってね、正直戦力外です」

神鳴樹「ああ、もしも俺に当たったら大惨事だからな」

「いやまあ、当たらないでしょ」

武槌「余所見してる余裕あんのか!!」

余所見をしてるから武槌に接近されているが気にせずもう一人の方に向かう
和服を着た僕よりは少し年下の少女がいた
後ろに周り行動を観察する
すると神鳴樹と武槌の方で決着がついたらしく、少女はため息をついている

?「やっぱりあの人はバカなのでしょうか?何が『2対1か、丁度いいハンデだ!』ですか、負けてるじゃないですか!全くもう!あ、でも今、刀を投げて当てました!さすがです!でもあれ?さっきまでいた子がいませんね…」

「あの…さっきまでいた子って僕ですかね?」

?「…え?えぇぇぇぇ!!!いつの間に私の後ろに!こ、答えなさい!いつから私の後ろに!」

「え?いつからって…あんたがあのキチガイの悪口をいい始めた辺りから…」

?「い、いいですか!絶対に私がここにいたってことあの警察さんに言わないでくださいね!」

この子アホなのか?その警察の仲間の前でそれを言うとは…

?「それでは私はあの方を連れて帰ります!」

「いやいや逃がしませんよ?貴重な情報源ですから」

?「そ、そんなぁ…どうすればいいんですか?速くゼロの世界に帰らなくちゃ行けないのに…」

あっさりとひとつ目の情報をゲット!質問したら答えそう

「質問は2つ!あんたら何者?ゼロの世界は本当にあるの?」

天照「私は天照(てんしょう)陽日(ひび)!ナンバーズです!」

本当に情報を喋ったよ…アホじゃなくバカなのかな?

天照「それと!ゼロの世界はあります!答えましたから帰ります!」

「じゃー最後にそんな情報を簡単に喋っていいの?」

天照「…」

ものすごく難しく考えているようだ…そして答えが見つかったよ!と言わんばかりの顔をする

天照「喋っちゃ駄目でした!誰かに言わないでもらえます?」

「え?無理だよ?聞いちゃったからには、誰かに話しますよ?」

天照「そ、それじゃー貴方を焼きます!」

そう言って手のひらから光を放出する…しかし運良く上から落ちてきた瓦礫によって防がれたがその瓦礫は個体ではなく液体になっていた
あの光は相当な火力を持っているのであろう

「あの…危ないんですが…」

天照「あ、すみません…じゃ!ありませんよ!」

謝ったのが間違いと気づき再び攻撃してくる
光をギリギリで回避するものの光から放出される熱で服が焼ける…

「あっついなぁ!火傷したらどうするですか!」

天照「この人…強い!撤退します!」

そう言い走って武槌の方に向かい武槌を地割れの中に放り込んだ

天照「つ、つぎ会ったとき必ず貴方を倒してみせます!覚悟しておいてください!」

と、だけ言い残し地割れに飛び込んでしまった…その後地割れを覗き込むが二人の姿はなく追跡に失敗した

「それにしてもゼロの世界のナンバーズとか言ってたような…たまさんなら何か知ってるかな?帰ったら聞いてみよう!」 
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