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戦え!!正義の兄弟戦士ジャスティスカイザー

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第三十六話 佐藤大尉!ちはやぶる!!その十

「ったく、色々出て来る作品だな」
「妖怪まで登場かよ」
「それで審判役か」
「すっぽんが百人一首の審判役かよ」
「私は室町時代に百人一首を授かった」
 その教えをというのだ。
「世阿弥殿からな」
「世阿弥さん能だろ」
「何でそれで百人一首なんだよ」
「いきなり矛盾してるぞ」
「どういう設定なんだよ」
「作者が適当に考えた設定だ」 
 だから細かいことを考えても意味がない。
「気にしないことだ」
「そうかよ、すっぽんが世阿弥さんと知り合いでもか」
「千年生きていてもな」
「世阿弥さんが百人一首やっててもな」
「気にすることはないんだな」
「気にしたら負けだ」
 働くと勝ちだが、だ。
「そういうことだ」
「そうか、じゃあな」
「マジでとっととはじめるか」
「終わらせてシンフォギアで悠木碧さんのお声聴くか」
「作者超好きな南條愛乃さんのお声もな」
「じゃあ今度こそ本当にはじめるわよ」 
 瞬は佐藤と共に座っていてむっとした顔でその二人に言った。
「いいわね」
「ああ、そうだな」
「さもないと話が進まないからな」
「本当にこの作品話が進まないけれどな」
「やってやるjか」
 こうしてようやくだった、ジャスティスカイザーの二人は瞬、そして佐藤との勝負に入った。織田さんは詠みの役も務めている。
 織田さんが言おうとした瞬間にだ、ジャスティスカイザーの二人が札に手を伸ばすが。
 そこにだ、佐藤の手が来てだった。
 札を取った、双方歌が詠む前にどの札かわかっていたが。
 佐藤は二人より速かった、観衆達はそれを見て言った。
「凄いな」
「流石佐藤大尉だ」
「あの手の動き」
「そして耳のよさ」
「伊達に百人一首世界大会十五年連続日本一じゃない」
「お見事だ」
 こう言うのだった。
「これなら勝てる」
「あの外道二人にも」
「外道がここで倒れる」
「その時が来たんだ」
「へっ、一枚だけだろ」
「まだ一枚だけだぜ」
 悪びれずに返す二人だった、一枚取られても。
「じゃあ俺達もハイパーモードだ」
「全能力を十倍にするぜ」
 こう言ってだ、何処からかだった。
 二人はそれぞれスタミナドリンクを出した、そのスタミナドリンクはというと。
「ユンケ○黄帝液!」
「これは効くぜ!」
「一杯飲めば元気百倍!」
「こっち来い元気!」
「俺達はこれ飲んだら普段の十倍の力を出せるんだ!」
「これも今考えた設定だぜ!」
 またしても後付けの設定である。
「そのユン○ルをリッターで飲む!」
「これはいけるぜ!」
「しかも副作用はなし!」
「俺達は副作用とは無縁だぜ!」
 だからよくある力を使えば後で、ということはない。
「じゃあ今から飲むぜ!」
「飲んで耳も手も能力アップ!」
 言いながらだった、ビールの大ジョッキにドリンクを入れてだった。
 そしてごくごくと飲んでだ、ぷはあと息を出して言った。 
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