その手で引き金を引け!!
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第五章 黒トリガー
第六話 やしゃまるゴールド
会議の際に大事なのは暇潰し道具。
BL漫画?いや、ダメか。
仕方がないからこれだ。
「それを会議に持ち込む気か。」
「それ?・・・あぁポッ○ーですか。
食べますか?」
「非常識だ。」
「違います。非常食です」
風間さんの目が厳しい。
非常食なしで会議に参加はできません。
でも、風間さんが迅さんと絡んでくれるならOK
してくれないだろうけど。
「はぁ・・・いくぞ」
風間さん、優しい。
そんなわけなかった。
「これはいらないだろ。」
・・・!?風間が取った。
嘘!なんで取られるのさ。
「う・・・うわあああああああ!!
風間さんが・・・お菓子取った~~~!!」
「嘘泣きはよせ」
ちっ・・・ばれたか。
仕方がない、こうなったら。
「お菓子くれなきゃ、イタズラすんぞ」
「・・・・・・今は10月じゃないぞ?」
風間さん、かわいいです。私の敗けです。
~~~~
会議はつまらんが、かわいい女子に会えるならOK。
ニヤニヤしたい、ニヤニヤしたい。
BL、GL最高!!
「宇佐美ちゃーん、おひさ~」
「おー、お久しぶりー元気にしてた?」
「うん、歌川と菊地原を眺めてニヤニヤしてた。
もーかわいい」
「・・・えっと、うん。」
「元気な証拠に戦いばっかり!」
「よーし、そんな元気な子にはやしゃまるシリーズがお相手しよう。
やしゃまるゴールド50体なんてどうだろう?」
それ、会議中にやりたい。
暇だから会議中にやりたい。
会議が始まるのはいいが、暇だから紙とペンを取り出して、お絵描き。
風間さんがこちらを見ませんように。
「何を書いてる・・・」
「あはっやしゃまるシリーズ。」
「・・・」
「・・・」
「話は聞けよ」
はいはい。風間さんが聞いていればOK。
私、後でたずねるから。
これは自慢しよう、宇佐美ちゃんに。
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