『愛の性教育』
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『玩具ノ気持チ』
中学になると虐待の内容もエスカレートしていた。
同時に、殆ど毎日受ける性教育もエスカレートしてきた。
感覚はおかしくなっていた。
辛い、イタイ、苦しいと思うことすら疲れ切っていた。
家から逃れられる時間は解放感が半端無かった。
檻も無くて、足枷も無くて、自由だった。
ただただ自由で、でも、産まれて初めて守りたいと想えた人でさえ、守れずにいた...
少女は、そんな自分自身を憎んだりもした。
どうにも成らない。
どうしてあげることもできない。
そりゃそうだ。
自分自身の問題すら解決できないくせに。
なのに誰かを助けれる筈なんて無かった。
其の大事な人を亡くした日ですら、少女は家に帰らなければならなくて、そしてまた、あの男の言いなりになる日々の繰り返し。
そんな玩具にもマダ一応、気持ちが残っていた。
男を憎む気持ち、殺したい気持ち、其れは膨大になる一方。
少女がいつ爆発しても不思議じゃない状態だった。
男は、相変わらず執拗に舐め回す。
そして挿入寸前迄いくことが毎日の様になった。
少女は賢くなっていた。
早く解放されたければ早く射精さしてしまえば良いだけ。
男が挿入しようとすれば必死で口で頑張った。
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