その後の世界
しおりを利用するにはログインしてください。会員登録がまだの場合はこちらから。
ページ下へ移動
終末、そして…
承太郎「DIO…」
幾多の戦いを越え、DIOのもとにたどり着いた。
多くの犠牲を出しながら。
その旅もようやく終末をむかえようとしていた。
勝ったのだ、戦いに。
終わるのだ、この旅が。
朝陽にさらされるDIOの身体。
こんなにも簡単に、呆気なく灰になってゆく。
これが永遠の命を望み、100年を生きた男の最期。
なんと儚いのだろう、
死ぬ間際、奴は一体何を考えたのだろうか、
未練、憎悪、はたまた後悔か。
SPW財団「DIOの遺体はすべて灰となりました。そのうちの一部はサンプルとして保管してあります。」
ジョセフ「うむ、くれぐれも厳重に頼む。奴が蘇る可能性はゼロではないのじゃからな。」
承太郎たちを乗せた車の中でそんな会話が聞こえる。
ポルナレフは別の車で治療中だ。命に別状はないらしい。
だが、花京院は、アブドゥルは、イギーは。
この旅で失ったモノはとても大きい、
DIOを倒すという目的を遂げ確かに感じる。
目的を同じくした仲間をなくし、胸にはぽっかりと穴が開いたようだ。
50日。
時間としては非常に短いのだろう。
しかし命をかけて戦ってきた。
何度も死にかけ、何度も助けられた。
誇れる仲間だった。確かな絆がそこにはあった。
ジョセフ「承太郎、日本に帰ろう。ホリィの容態も安定したと連絡があった。この旅は…終わったのじゃ。」
承太郎「あぁ…」
それでも前を向いて歩いて行こうと思った。
あいつらに恥ずかしくないように生きようと。
To Be Continued
後書き
続きます。
多少長くなると思いますが、お付き合いお願いいたします。
ページ上へ戻る