ハイスクールD×D~黒衣の神皇帝~ 再編集版
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修学旅行はパンデモニウム
対英雄派戦からの戦闘終了
匙は俺らの言う通りにしたので、華琳のサポート役として『龍王変化』をした。
「私の相手は桃色の髪をした人とやるのね」
「俺はあの少女か、何だか弱そうだな」
「アーサー、今度こそ決着をつける」
今度はこちらの戦いになった。雪蓮対ジャンヌ、シャル対ヘラクレス、アーサー対ジークとなった。初めに動いたのはアーサーであり、ジークも負けじと魔剣を振るうが流石聖王剣コールブランド。地上最強と称される伝説聖剣と聞いているが、まさかここまでとはな。
地獄の鍛錬して来たんだから、あれくらいの相手をして勝てないとした意味がない。するとジークは禁手化したが、ジークの背中から阿修羅みたいに合計六本の腕に魔剣を装備していた。
「それが『龍の手』亜種の禁手化ですか」
「そうだ。これが禁手化の姿、『阿修羅と魔龍の宴(カオスエッジ・アスラ・レヴィッジ)』さ。それにそっちは聖剣一本だ、勝たせてもらうよ」
「お忘れですかね、私にはこの聖王剣コールブランドと量産型聖剣エクスカリバーを持っていると言う事を。最強聖剣同士による二刀流を味わって下さいね!」
アーサーは、夢幻の力で次々と分身アーサーが出てきた。それも七人。左手に聖王剣コールブランド、右手に聖剣エクスカリバーを握っていて修業中に二刀流に目覚めたと聞いたがここまでとはな。ジークはディルヴィングで、アーサーがいた場所をクレーターにしていたようだ。いつの間にかジークの『龍の手』は斬り落とされて、一気に振り落した。
バツ印の傷跡が残った事で、倒れたジークだった事に対してアーサーは余裕振りを見せながら剣を収めた。と同時にルフェイによる捕縛魔法をかけて魔法陣で次元の狭間本家地下牢屋に転送。
「ジー君!よくもやったわね、アーサー!」
「貴女の相手は私よ、ジャンヌ」
「貴女は?『孫策よ』そう、本当に別世界から来たのなら強さを見せて頂戴」
雪蓮は南海覇王でジャンヌはレイピアでの戦いになったが聖剣同士だが、雪蓮は量産型聖剣エクスカリバーだがあちらは『聖剣創造』で創造した剣の強度は、オリジナルの聖剣に及ばないのでレイピアは折れてしまう。足元から聖剣が生えてくるが、南海覇王で生えてくる聖剣を次々と斬り落とす。
「これじゃマズイから奥の手を使わせてもらうわ。禁手化!」
ジャンヌの足元から、大量の聖剣が生み出されてその勢いで重なっていく。すると創り出されたのは、巨大ドラゴンだった。匙はちゃっかりとサポートとして、炎の結界を使いこなす事で雪蓮のサポートをしていた
「この子は私の禁手で『断罪の聖龍(ステイク・ビクティム・ドラグーン)』と言うの。ジー君同様亜種よ!」
「私らを舐めないで頂戴な!『孫策の姐さん、サポートさせてもらうぜ!』ならこのドラゴンの動きを止めて頂戴な」
匙とのサポートとして黒炎が聖剣で出来たドラゴンを四方にて妨害させてから、触手がドラゴンの聖なるオーラを吸い取る事で雪蓮は天閃と夢幻の能力を使って剣を大きくさせてから振り下ろした。天閃で素早くジャンヌの懐に行ってからの峰打ちで倒したが、所有者が戦闘不能となったのか聖剣ドラゴンは消えていった事でジーク同様に魔法陣で転送。
九尾の御大将は動きを停止させているので、動かないようにしてもらう。ヴリトラと化した匙は黒炎で次々と華琳のサポートを立派に果たしていくが、華琳的にはいらんだろうが働いてもらわないと何の為に来たか分からんのでな。都市の力を得た状態の九尾の膨大な妖力もそうだが、ゲオルグが展開した魔法陣により結界で守護出来るようになっているそうだ。
「ちっ、ジークもジャンヌもやられたのなら俺も本気を出して倒させてもらうぜ嬢ちゃん」
「僕も負けてられないよ、篠ノ之博士によって強化されたらラファール・インフィニットで勝たせてもらう!」
「くそ!これは実弾とビーム兵器か。マズイな、魔術ならともかく実弾とビーム兵器ならヤバいからこっちもやるぜ。禁手化!」
ヘラクレスが叫び、巨体が光り輝いたと思ったら全身から突起物を生やした状態になった。
「俺の神器は、攻撃と共に爆破させるもんだ。しかし嬢ちゃんは、空を飛んでいるから拳が当たらない。なので使わせてもらうぜ、これが俺の禁手!『超人による悪意の波動(デトネイション・マイティ・コメット)』だ。これなら嬢ちゃんに当たるだろう、全弾発射!」
シャルに向かってミサイルが発射されたが、シャルの高速切替(ラピッド・スイッチ)で次々と撃ち落とすが半分シャルに当たった。余裕そうに見てたヘラクレスだったが、煙が晴れて無傷のシャルを見て唖然した。なのでもう一回発射したが、装甲がVPSなので実弾ミサイルが無傷のまま突っ込んだ事でショットガンで撃った。
結果として突起物ごと自滅したヘラクレスだったので、ジークとジャンヌ同様に魔法陣にて転移された。この戦いを見た曹操は冷や汗で止まらなかったが、既に大量の構成員が華琳と匙によって壊滅状態となっていた。
「ジークにジャンヌとヘラクレスまでやられた何て、君の仲間は強いね。ところでどこに転送したのか教えてくれないか」
「答えは簡単だ。ウチにある地下牢屋に送ったが、見張りとして大人フェンリルと子供であるスコルとハティが見てるから逃げ出せない。牢屋には特殊なのが仕組まれていてね、神器が使えないようにしてある。おっ、外にいた『魔獣創造』の少年も転送されたそうだ。あとはお前とゲオルグのみとなった」
「ちっ、禁手化のバーゲンセールで倒す予定だったのにここまでとは。しかも仲間が全員転送された・・・・これは非常にマズイ展開だ。だが君を倒せば問題ない」
曹操は聖槍を持って俺に突貫してきたので、聖剣エクスカリバーで立ち向かった。生身でな。ちなみに俺の仲間達全員待機している。聖剣対聖槍だ、ぶつかる度に聖なるオーラが火花となって散る。
「なかなかやるが、これはどうかな。聖なる槍よ、光輝け!」
「それはこちらのセリフだ。聖剣エクスカリバーをなめんなよ、光ごと斬り落としてやる!」
互いに槍と剣を振り、戦いを楽しんでいる。だが俺も負ける訳にはいかないんでね。生身の手で黒鐵の重力球を撃ち、聖なる光ごとを喰った。一瞬の隙が出来た事で、聖剣で聖槍を弾いたらその一瞬を狙って、曹操の腹に向かって飛び膝蹴りをした。奴は吐血しながら倒れたが、聖槍は曹操が倒れたので消失した。残りはゲオルグだけだったので言った。
「お前のボスは俺が倒したぞ、まだ実験を続けるつもりか?」
「くっ、だがもうすぐで呼び出すのさ『実験は終わりだゲオルグ』く、クソっ!?」
俺はゲオルグに向かって、無効化される弾丸を撃ち出したら、ゲオルグ周辺の魔法陣は消えてしまった。手刀で奴を気絶させて、曹操と共に次元の狭間本家地下牢屋に転送された。匙はいつの間にか元の状態に戻っていて、持っていたフェニックスの涙で回復していた。
「よし、俺らの戦いは終わりだ。ルフェイ、グレモリー眷属を斬り捨てた事により瀕死状態となっている。なのでアザゼルとの約束として、簡易的に回復させてあげろ」
「分かりました一誠様、アーシアさんそこを退いて下さい。死なない程度に回復させてあげますから」
「それにしても匙のサポート無しでも行けたけど、ここに来た意味が無いからね。で?どうだった。匙のサポートは?」
「ヴリトラの力はとても有難い程でしたし、相手の力を吸い取ってくれたお陰で私は楽に倒せました。華琳さんや雪蓮さんは不満そうですが、監視をしていたヴァーリは何もしていないので後程模擬戦でもして下さいな」
「分かってるよ。ヴァーリ達は旅館に戻り次第、模擬戦をしようか。もちろん本気でな」
グレモリー眷属は悪魔の中では強いが、その力は俺達や英雄派でも敵わないだろうな。悪魔や堕天使にドラゴンと妖怪は、人間の敵同士が協力している。人間にとって脅威であるが、見た目人間である俺らなら倒す事は自然だしな。
それに本来ならここで、エルシャから渡された可能性を使った事でリアスを召喚する事だった。そして最後の決め手とするのが、リアス・グレモリーの乳首が覚醒ボタンとなっているそうだ。
『確かに私はそういう事をしたようだけど、冷静に考えると可笑しな赤龍帝よね』
『そうだなエルシャ。俺も一度は笑いこけたが、冷静に考えるとバカな赤龍帝だったよな』
『そういえばお前らは一度終幕を迎えた外史にいたんだったよな?ここは一度終幕を迎えた外史を巻き戻した事で、俺ら異世界の神が介入した事でそれ自体がカットされたからな』
『乳龍帝だったか・・・・一度終幕を迎えたとはいえ俺の相棒はとても可笑しな方だったが、今の相棒が最高に感じるぞ』
そりゃそうだろな。お前らは一度外史が終幕を迎えた後、巻き戻した事で記憶が改変しているからだ。リアスの胸が神々しい輝きが放つ事で、リアスの胸は限界を超えた事で第二フェーズへと進んだ。突く事で劇的な変化を遂げる事で、主人公の中にある悪魔の駒はあと一押しで力を解き放たれるからだ。大号泣するドライグであったが突いた事で、リアスは元に戻って行く。
『突いた後、ドライグの本来のオーラが復活させたんだったな。だが今の俺らは簡単に現役時代の二天龍を召喚し、味方として暴れ回れるからな』
『覇龍とは違う道が用意されたみたいだったし、あれで私らは神器から解放されたわ。でも今なら別に残っていても大丈夫だしね』
『この事は俺らだけが知る事であり、アルビオンらは知らんからな』
『そうだなベルザード。今の相棒らなら、残留思念らと一緒に戦えるからな』
気合と共に忘れられていた力を解放したが、俺的にはモードDXを使ったんだったな。宝玉から数々の音声を鳴り響かせたんだったか。
『Desire!』
『Diabolos!』
『Determination!』
『Dragon!』
『Disaster!』
『Desecration!』
『Discharge!』
上から読むと、デザイア・ディアボロス・デイターミネイション・ドラゴン・ディザスター・デイシクレイション・ディスチャージと読む。Dを繰り返した事で、新たな力が覚醒したんだったか。俺が一人で瞑想していたので、邪魔はしなかったヴァーリ達だったがそろそろ帰るかと思い俺は瞑想を終えた。
「今、何を考えていたんだ?」
「何。本来起こるはずだった事が、物凄くカットされたからだ」
「確かにそうよね。本来起こるはずだったイベントがカットされたからよね」
愛紗達以外は疑問符を浮かべていたが、調整された悪魔の駒が赤龍帝の力がその特性を取り込んだからだ。プロモーションが解除されてから『龍牙の僧侶(ウェルシュ・ブラスター・ビショップ)』とした事だった事で、ツインサテライトキャノン並みの威力を撃ち出す。
『僧侶』ならドラゴンブラスターが撃てるし、『騎士』ならクロックアップで『戦車』は装甲を強化し強固な防御力とパワーを持つ打撃戦仕様となる。戦いは終わったが空を見ると空間の裂け目から出てきたのは緑色のドラゴン、玉龍だった。小さな人影が一つ見えたがあれは誰だ?
「大きな『妖』の気流、それに『覇』の気流。それらによって、この都に漂う妖美な気質がうねっておったわ」
小さな人影は年老いた男性の声だったが、背は小さくまるで幼稚園児並み。金色に輝く体毛に法衣を纏ったという事は、この小さな者がアザゼルが言ってた助っ人に間違いない。手には美猴と同じ如意棒を持ち、首には大きな数珠をしている。デザインがサイバーなサングラスで、煙管を吹かしながら不敵な笑みを浮かべているが、コイツ初代孫悟空で今は確か闘戦勝仏だったか。
「おーこれはこれは初めまして、黒鐵様。ワシは『闘戦勝仏だろう?』うむそうじゃ、ところで聖槍の坊主はどこにいった?」
「本家地下牢屋に転送した。改心するまで閉じ込める予定で、その内仲間にする予定」
「そうかそうか、それよりあの九尾を何とかしないといけないのう『俺に任せてくれないか』お、やってくれるかのう」
俺は神速で九尾の頭部に行き、無効化を発動させると九尾は小さくなり元に戻った。八坂は倒れそうだったので、俺がお姫様抱っこをして地上に降りると九重がいる場所まで運んで降ろした。
「・・・・ここは?」
「やっと目覚めたようだが、俺より先に会いたがっていた者に任せるか」
「母上ぇぇぇっ!母上ぇぇぇっ!」
「・・・・どうしたのじゃ、九重。お前は、いつまで経っても泣き虫じゃな」
本来なら九尾の相手を玉龍がするはずが、そこも大幅カットされていた。それと元に戻すのは仙術で邪な気を解く事も可能だったが、それだと時間が掛かるからだ。
「そういやそこにいるのは玉龍じゃないか、久しぶりだな」
『おお、あの時ぶりじゃんよ。元気してたか』
『玉龍、久しぶりだな』
ドライグとアルビオンが同時に言った事や匙の影から出て来たヴリトラと共にだったので玉龍は驚いていた。
『おいおい、何でこんな所に二天龍がいるんだよ。それにお前さんはヴリトラか?もしかして赤龍帝は一誠で白龍皇はそこのダークカラーの奴か・・・・一誠の中にティアマットもいるのかよ!それより二天龍の恥についてはもう話したのか?』
『久し振りだな玉龍よ。お前も相変わらずなのだな』
「何故黒鐵様が、赤龍帝なのかは置いておいてあの者達はどうするのじゃ?それと玉龍が言う二天龍の恥とはどう言ったもんなのじゃ」
「アイツらは、俺達の戦いを邪魔したから斬っただけだ。先程まで危篤状態だったが、ルフェイにより致命傷クラスだけど早々死なんだろう。悪魔だし。それと玉龍の言った二天龍の恥については『相棒!』言わねえから大声で叫ぶな。そういう訳なのさ玉龍。コイツらがこう喚くのでな、あの時の話はまだ俺と二天龍と龍王しか知らんよ」
『なるほどな、まああれは他人に言ったら二天龍の威厳がないような「玉龍」分かっているよ、ドライグとアルビオンからそう懇願されると話す訳がない。まあ一誠の録音機には証拠があるけどな。それよりこいつら運ばなくていいのか?』
ここで疑似空間から元の世界に戻ってきた。激戦だったが、アイツらの邪魔がなければもっと上手く戦えただろう。スナイプ・ゼロは、ビークルモードになって元の車となっていた。元の場所に戻ったので武装を解除し、聖剣エクスカリバーを擬態で隠して俺達は無惨に斬り捨てられたコイツらをヘリの中に収納した。ヘリの移動で、ホテルの屋上に着陸したのだった。
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