サクラ大戦7人目の隊員
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2章 太正維新篇 花萌える帝都前編
太正14年3月31日深夜・・・
1年前東京湾に出現した、降魔の城と言うべき聖魔城今ここに、鬼の面を被った男の反魂の術により、あの男が蘇ると、聖魔城は、静かに、沈むのだった。
そして時は、現在に戻る。
「「「お帰りなさい大神さん」」」
「アイリス、直哉君、さくら君、ただいま」
「アイリスね、お兄ちゃんの帰りを、ずっと待ってたんだよ」
「・・・アイリス」
「「お帰りなさい。大神さん」」
「さくら君、直哉君俺もまた、二人に会えて嬉しいよ」
「大神さんそんな事言って、僕を襲わないでくださいね」
「いいっ!!」
「大丈夫だよ直哉君、お兄ちゃんは、私が、見張るから」
「ありがとうアイリス」
「何だ?大神、まだ直哉を襲う気かよ」
「ちょっ支配人まで」
「直哉。大神には、気をつけろよ」
「はーい」
「アイリスと、さくらも大神から直哉を守ってくれよ」
「「はい、当然です」」
「皆して、俺を弄るなんてーー」
「おっと、俺は行くとこあるからよ、さくら、アイリス、直哉三人で、大神を大帝国劇場に案内宜しくな」
「「「はい」」」
米田はさくら達と別れた。そしてさくら達は、大神を連れて、大帝国劇場に向かった。
大帝国劇場前・・・
「うわあ懐かしいな、本当自分の家に、帰ってきたみたいだ。
「それにしても、あれからまだ1年しかたってないんだ」
「そうですね、私達も、仙台から出てきて2年ですからね」
「そうだねお姉ちゃん。色々あったけど、僕はお姉ちゃん達に会えてよかったよ」
「「直哉君」」
そして、4人は大帝国劇場に入り、大神は、着任届けを事務に見せる為事務室に行き、そこで大神は、帝国華撃団風組の二人と再会した。
「かすみ君由里君久しぶりだね」
「「大神さん」」
「本当にお久しぶりです」
「元気にしてた?」
「ああ、また二人に会えて嬉しいよ」
そして大神は、事務室を出て、支配人室に向かった。
「流石だな、大神時間通りだな」
そして大神は、米田支配人から劇場での、大神の制服であるもぎり服を貰い、支配人室を出ると、そこに居たのは、アイリス、さくら、直哉の三人だった。
「お兄ちゃん。お話し終わった」
「それじゃあ大神さんのお部屋に案内しますね」
そして4人で、大神の部屋に行くと、大神が驚いていた。
「うわあ俺が使ってたままになってる」
「アイリスがお掃除してたもんね」
「うん、アイリス頑張ったもん」
「アイリスありがとう」
「さて、アイリス私たちは1度部屋を出ましょう。大神さんが着替えられないから」
「うん」
「大神さん。着替えたら、楽屋に来てください。歓迎会があるので」
「了解したよさくら君」
直哉、さくらアイリスは大神の部屋を出て、直哉と、さくらはそのまま楽屋に向かい、アイリスは大神が、着替えを終わるまで待っていた。
暫くすると楽屋にアイリスと大神が、やって来た。
そして大神の歓迎会が始まり、一人ずつ大神に言葉をかけていた。
「おっといけねえ、酔いつぶれる前に紹介しないとな、おーい入ってこい」
米田がそう言うと、楽屋に一人の女性がが、入って来た。
「初めまして、私はソレッタ織姫といいます。皆さん宜しくお願いします」
「大神から順番に挨拶しろ」
「はい、俺は帝国海軍少尉大神一郎宜しく」
「少尉さん私、日本の男嫌いです」
「ええーーー」
織姫の言葉にショックを受けたのは直哉だった。
「私は、真宮寺さくらです、そして私の隣にいるのは、私の弟の直哉です」
「チェリーさんあのこどうしたんですか?」
「織姫よ、お前今大神に、日本の男は嫌いと、言っただろう?」
「はい」
「それで直哉も嫌いといわれて、ショック受けてんだよ」
「えーー私大人が嫌いだけですよ、チェリーさんの弟さんはまだ子供ですから対象外ですよ」
「本当!!織姫お姉ちゃんありがとう」
織姫は直哉の笑顔を見て、安心した。
「やっほー私はアイリス、この子は、クマのジャンポールだよ宜しくね」
その後歓迎会は順調に進んでいたが、大神の一言を聞いて、織姫が怒り出し歓迎会は中断したのだった。
果たして大神は、帝国華撃団に復帰直後に、起きた問題を、解決できるのか?
後半に続く・・・.
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