ギゼンシャ
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1章
僕、桐原信はこの春からN高校に通っているどこにでもいる男子高校生だ。容姿は普通、勉強は少し苦手で帰宅部と文字通り普通の生活をしている。そんな僕は一人の女の子が気になっている。その子の名前は
同じクラスの笹内万里さん。腰までかかる長い黒髪に清楚な顔つきと文字通り今となっては死語である大和撫子がぴったりの人だ。僕を含めたクラスの男子はそんな彼女と話をしてみたいと思ったが彼女の雰囲気や容姿が人を遠ざけているようだった。
このままいけば僕も彼女と関わらず過ごして行っただろう。そんな彼女と初めて話したのは5月のある日のことだった。
その日僕は補習に引っ掛かり一人職員室に残されていた。終礼から一時間後、ようやく教師から解放され帰ろうとしたところ僕は忘れ物に気付き自分の教室に向かった。そこで見たのは一人で掃除する笹内さんだった。
後書き
続きは来週迄に書くのでいるとは思えませんが読んで下さっているかたは少しお待ちください。
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