その手で引き金を引け!!
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第四章 原作開始まで・・・
第五話 鳩原未来
くそ~~!!
ふざけるな、ふざけるな!!
ポカリに撃たれた・・・液体に撃たれた・・・
まさか、まさか・・・
あんな倒置法の野郎に。
「ポカリ~~!!飲み干してやる!
あ、でも、菊地原と歌川が残ってる。
スコールとクラウド的な?
スコールはビッ・・・」
三上ちゃんに口を塞がれました。
一応、女の子がそんな口を聞くなと?
仕方がない、三上ちゃんが言うなら言わない。
あ、風間さんは無事かな。
「三上ちゃん、風間さんは?」
「今、太刀川さんと・・・」
・・・・・・?
この気配、なんだろう。
ボーダー本部はトリオンで出来ているから、正直気配読みは正確じゃない。
でも、これは・・・門。
明らかに可笑しい。それ以外に気配が・・・
「三上ちゃん、風間さんを呼んで!!
早く!!」
「えっ、あ、はい
どうしたんですか?」
・・・どうした?
この門近くにいる気配に・・・鳩原さんがいるのよ!!
原作で、半年ぐらいで鳩原さんが行方不明になる。
三上ちゃんがオペレーターになっているの当然か。気づかなかった・・・
「私、今から警戒区域に行くから!!」
~~~~
菊地原はすでに髪を結んだ状態で、
風間隊は私を追う形でやって来た。
当然ながら鳩原さんはいない。
あの中に雨取さんがいるはず・・・
いや、原作を変えるわけにはいかない。何もできない。
「・・・鳩原さん、いない。やっぱりいない」
「明らかにいないね。
もうここにはいないよ。」
「無理ですね。風間さん、トリガー使用形跡がないか調べてみます」
「無駄だろうな。
トリガーを使う、使わない問わずここにはいない。」
確かに風間さんの言う通り。
いないものは探してもいない。
二宮さん、悲しんでないかな。
私、勝手に二宮さんは鳩原さんに片想いとは考えてたから。
でも、二宮さんには修くんいるから。
二宮さん攻め!!
「こりゃ、会議だわさ!!
あ、ビスケになってる・・・」
~~~~
「やっぱり二宮さんは鳩原さんに片想いですか?
まさか、お付き合いしていたと?
ヒューヒュー♪お似合いですよ?」
「風間、どうにかしろ」
「でも、二宮さんは色んな男がいるから」
「いない」
今、俺は不思議な光景を眺めている。
多分、如月は二宮を励ましているんだ。多分・・・
やり方がお粗末だが。
「みてください、鳩原さんの写真集。
こんな日のために頑張りました!!
いや~盗撮は苦労しました」
盗撮宣言。
「・・・・・・一枚もらう」
あ、一枚取った。
如月は驚いた顔で叫び散らす。
「二宮さん、やっぱり鳩原さんが好きだったんだ~~!!
ヒューヒュー♪」
あぁ・・・これが隊にいると思うと辛い。
「聞き込みに使うだけだ」
「ちっ・・・つまんねぇ」
あぁ・・・年上だぞ、あいつは。
まあいいか。
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