一般男子高校生な俺に"TAS"さんがインストールされた模様
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プロローグ
前書き
こんじきと申しますー!
初投稿なのでかなり可笑しい所あると思いますが感想などでご指摘いただけると嬉しいです
よろしくお願いします。
太陽系の外れの某所
『それでは、投票結果を発表致します。賛成票180反対票2。よって賛成が過半数を超えましたので、地球大使法案を可決させていただきます。』
ウォーーー!!
歓声や喝采により騒然となるUFOの一室。
『尚、人民番号48525と48538の両2名は明日帝国歴11922960年21期38節より300年間地球大使の任に就いていただきますので、両2名は速やかに支度を済ませ転送ポッドに集合せよ。』
そう議長が伝えるとワープゲートで立ち去って行った
『資源手に入れてこいよ!』
『外の世界に出られるなんて羨ましいぜ』
『帰り待ってるわよ。』
などとねぎらいの言葉が2人にかけられている。
『・・・ック!・・・いさ・・・だが・・・それでも・・・』
こうして運命の歯車が動き始めた
一方ーーー
地球某所
欄崇高校の2年A組には完全下校時間も過ぎたというのに人影があった。
「先生、もう18:00ですよ〜課題は明日提出するんで、もう帰っちゃダメですか?」
とカジュアルな服装の青年 只野 岳斗(ただの がくと) がメガネを掛けた堅物そうな男性(?)教師に問いかけた。
「ダメだ、そう言って3週間課題が溜まってるんだ。今日は終わるまで帰さん!」
そう言うと教師は岳斗を机に向かわせた。
50分後
「おーわったーーー!!」
「おっ?早いな、あの量を3時間弱で終わらせるか・・・よし、採点してやるから置いてもう帰っていいぞ。」
教師がそう言ったのもその筈1週間に3コマある授業の課題で1つ大体普通の学生で50分かかる様な課題だからだ。
「お疲れ様でしたー、では帰ります〜」
青年がそう言うと教室から出て行った。
「遅いから気をつけて帰れよー」
遅れて教師が片付けしながら言う
「まあ、ここまで出来るのにどうしてあいつはやらないのかなー」
教師が岳斗の提出物を手にしてぼやいたその声が夜の闇に消えて行く。
所変わって岳斗の下校中に岳斗について簡単に紹介させていただくと、今のいままでは勉強は出来てもぐーたらでやらない。部活とゲームに生きるただの高校2年生である。
そんな岳斗も趣味でTAS動画(TAS動画とはTool Assist Superplay若しくはTool Assist Speedrunの略称で、ゲームを色々なツールを補助で使用して最善の時間でのクリア若しくは最善なプレイをしてその完成度を競う人達の掲げた動画を指す)をにわかながら見ていて、いつか俺もやってみたいと思っていたりするのであった。
そんな下校中の岳斗の頭上にいきなり一筋の光が降りてくる
「?!なんだー!」
光が当たると体が浮いていくのを感じ不思議に思い上を向く岳斗
視界いっぱいの機械的な円盤が目に入る・・・
「なんじゃこりゃー!?あれか?宇宙人か?アブダクとされるってやつか?まだ、今日更新したスーパーシゲオ32のガゴ30個クリアの最速記録見てないのにー」
とパニックになりながら脳裏には今までの記憶が走馬灯として流れていく
・・・あっ、俺死ぬんだ・・・
そう、感じながら岳斗は円盤に吸い込まれて行ったのであった。
後書き
次回の予告
「あなたの肉体を弄らせて頂きました」
「3週間も経ってるじゃねーかー!」
「なんだこの感覚?!」
「これがいちばん速いと思う」
次回もよろしくですー
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