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ハイスクールD×D~黒衣の神皇帝~ 再編集版

作者:黒鐡
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悪魔のお仕事~短編集~
  幼女化したリアスとアーシア

 
前書き
原作は地獄先生アザゼルからです 

 
夏休みに入った直後だったが、俺達は冥界に行く事が決定していたので準備をしていたら朱乃経由で何やら困り事が発生したようだ。なのでとりあえず人間界本家に来いと言っといたから、そろそろ来るはずだなと思って待っていると部屋着でリビングにいたヴァーリチーム。

「一誠、何やら困り事が発生したそうだな」

「そうだ。何やらグレモリー眷属にて、困り事があったと朱乃から報告をもらった。もしかしたら魔法か魔術関連かもしれんから、ルフェイに相談を頼もうと思っていた」

「グレモリー眷属からの相談ですか、まあ原因さえ分かればいいのですが」

「私も何か役に立てればと思い、ここに集結しそうだと結衣さんから聞きました」

既にヴァーリチームは知っていたか、まあいいとしてグレモリー眷属を待つ間はリビングにて夏休みのスケジュールを確認してるとインターホンが鳴った。なのでメイドに任せてこちらに来たら、幼女化したリアスとアーシア?が朱乃の側にいた事で何があったのだろうか?アザゼルも一緒に来てくれたので、何があったか説明してもらった。

「何となく理解はしたが、一体何があったんだ?」

「まあ一ちゃんの推測通り何だが、リアスが朱乃の家に来て二人だけにしたんだとさ。そんでしばらくしてから、アーシアの部屋に行ってみると幼女姿をしたリアスとアーシアを発見したらしい。そんで朱乃は一度オカルト研究部の緊急招集をした結果、ここで集まる事になったのさ」

そう話しているとルフェイは、リアスとアーシアの状態を魔法関連で見ていた。面妖な様子を見ていたグレモリー眷属は、幼女二人を観察していたが怖かったのか俺の膝に乗って来る。何故か懐かれているようだが、祐斗はこの二人がリアスとアーシア本人だと言っていた。

「で?幼女になった目的は何だ」

「そこが俺でも分からねえんだよ、悪魔なら魔力次第で姿形を変える事も出来るのは知っているだろ?伝承などでも悪魔がお婆さんの姿や子供姿で現れると書かれているけどさ、悪魔はある程度歳を重ねれば自身の姿を好きな見た目に変化させる事が出来る」

「それなら知っているさ。例えで言うならヴェネラナだろ、リアスの母親はリアスそっくりになっているからな。実年齢は中高年でも容姿は若くするからな、男性だと実年齢通りになるが、ケルディムも実年齢より容姿は若いからな」

幼女になった目的が分からないとなると、俺でも分からないな。するとルフェイが観察していると、何か分かったかのようにして報告してきたルフェイ。

「一誠さん、どうやら術のリバウンドをしたようですよ。高純度の魔力を持つ者が不慣れな術をかけようとすると、盛大にミスをして術がそのまま自分に返ったんだと思います」

「その可能性が高いな。実際幼女化しても記憶までは失わないはずだが、術に失敗してその反動で幼児になった記憶も一時的に封じられたようだな」

だがリアス程の悪魔が失敗をすると言うのは、気になるが術式の展開中に何か他の事を強くイメージしたんだと思う。元に戻すには一定時間が経過するか、アンチスペルの能力者がいればいいんだけどな。俺が心眼で見ていると、解除方法は簡単らしいがわざわざ創造で手に入れると楽する訳にはいかんからな。今思うとアザゼルの格好が探検隊が着るような服装をしてた。

「ふむ、魔の力を秘めた材料があれば術的な調合により幼女化を解除する薬が出来上がる。だが楽して手に入れる訳にもいかねえから、アザゼルは探検隊の格好をしているんだろ?」

「お、よく分かったな。アーシアの部屋にあった魔力痕跡から、使われた術式が分かったから逆算にて解除術式を解読中何だがルフェイも手伝ってくれないか?資料もあるが、現役魔法使いなら解除術式をすぐに解読出来るだろう?」

「それならルフェイ、解除術式の解読を手伝ってやれ。それだけだと心配だから、俺とアザゼルで術を解除する薬を作る事にしようか。材料集めは全て創造にしてしまうと、本物と創造では材質が違うかもしれんからな」

「分かりました。材料探しをしている間はお任せ下さいませ」

そう言う事で材料探索隊として俺とアザゼルと朱乃となって、行く事となったがその間に家を空けとく訳には行かないのでヴァーリを代理当主としといた。祐斗とルフェイがコンビを組む解読班で、残りは庭で鍛錬相手をする事となった。

ゼノヴィアはアーサーで、ギャスパーはヴァーリと一緒に図書室で読書をする事にしたようだ。ウチの図書室は、人間界にある本や冥界や天界にある本や各神話の魔術書などもある。それと一緒に来た朱璃さんの相手は、幼女化したリアスとアーシアの相手をするようだ。

「ギュオオオオオオオオオオオオオオオオオッ!」

危険?過ぎる咆哮で俺に向かってくるが、今俺達はとある国の山奥にいた。堕天使特製超長距離移動式魔法陣にて、材料集め何だが擬態化した剣を構えて巨大な化け物と対峙していた。敵はミノタウロスで牛の頭をした人型の魔物であるが、全長四~五メートルはあるが図体デカいただの牛である。

「で?アザゼル。コイツを殺しちゃうの?」

「おうそうだ。一ちゃんにしてみれば簡単だと思うが、ミノタウロスの肝が必要らしいぜ」

「一誠さん頑張って下さい」

後方から聞こえてくるのは鍋の準備をしていた朱乃だったが、ミノタウロスが持っているバトルアックスを振り回されていたが剣一撃で倒れた。そんで特大雷雲を出現させてから、雷が直撃した事で真っ黒焦げになった。丁度鍋の出汁をチェックしていたが、黒焦げになったミノタウロスが激怒したのか立ち上がって両手でバトルアックスを振り下ろした。

「おりゃああああああっ!お前の力はこんなもんなのか?人間を舐めるなよ、ミノタウロス」

「アザゼル先生、具材を切っておきましたの」

「お、朱乃。ご苦労さん、あとは一ちゃんが牛を倒すのを待つだけだが流石だな。一撃で倒れたら、特大雷で黒焦げにしやがったな。肝だけが必要何だが、残りの部分は食うかな」

「私、ミノタウロスの肉は食べた事はありませんよ」

「この地方のミノタウロスは絶品だぜ。食えば病み付きになるし、俺は松坂牛と思ってるぐらいだが調理は一ちゃんに任せるか」

俺対ミノタウロスとなっていたが、アザゼルと朱乃はアットホームな展開となっていた。天然の松坂牛なのか、だったら黒焦げより死神の声を聞かせたらミノタウロスは見事に倒れた事で死んだ事を確認した。死んだ事を確認した俺は、巨大な肉の塊なので黒鐵改を召喚してから肉を捌いたのだった。

『アザゼル、もしかしてこれが肝か?』

「ん?黒ちゃんで肉を捌いている様子だな、おうそれだそれ。残った肉の塊は、食べられるのを捌いてくれ。用意してある鍋で食べるからさ、朱乃は人間サイズにした肉を鍋に入れてくれ」

「分かりましたわアザゼル先生、それと一誠さんは引き続き肉を捌いて下さいませ。これから食べる肉は私が捌きますから」

『頼む朱乃。血は既に浄化したから、あとは肉を捌くだけだからな。だが俺がやるとラスボスと言うより、クリア後の隠しボス級だと思うんだが』

そう言いながらミノタウロスという人型魔物から肉の塊となった事で、巨大な肉を串みたいに刺して巨大な焚火で焼いていた。俺やアザゼルが本気を出すと原稿用紙数行で終わってしまうが、それだと相当つまらない話となる。

すると遥か向こうから地響きが聞こえてきた。我はまだ捌いていた途中であったが、どうやらミノタウロスの群れが来たようで仲間を殺された報復として襲ってきた。

『おいおい、群れが来たぞ。アザゼルどうするんだ?』

「あれだと肝取り放題と肉取り放題で、ミノタウロスの肉取り放題となったな。今ならミノタウロスの肉は高級で、高値だから黒ちゃん頼む」

なので剣を取り出してから、風刃の舞をした事でミノタウロスの群れは全て葬った事で高値で売れる肉を捌いて保管した。そんで肝をゲットしてから、人間体に戻ってからミノタウロスの焼き肉を食べていた。

そんで食べたらホントに松坂牛の味だったので、残ったミノタウロスの肉を人間界本家にある業務用大型冷凍庫に入れといてくれとメイドに頼んだのだった。焼肉を食った後、俺らは別の国に行っていた。

「これでいいのかしら?」

目の前には薄い布の服を着た朱乃がいたが、魅惑ボディは朱璃さんそっくりだな。胸も大きいし、スリットから覗く太ももは脚線美がいいね。

「ユニコーンは清楚な処女にしか心を許さないと言われていたが、まさか本当だったとはな」

「まあそう言う事だ。一ちゃんが休憩している間に、ユニコーンの角をゲットしに来たからな」

場所は森の中、綺麗な泉の前にて朱乃を配置。ユニコーンは清楚で穢れの無い少女の元に現れると、俺らの情報端末にそう書いてあった。俺らは見つかるとヤバいんで、後方の物陰に隠れていた。薄い服装は単なる俺の趣味であるが、悪魔のオーラを一時的に抑える事が出来るから着てもらった。

「全く朱乃も朱璃の血を引いてるねー」

「そうだな。堕天使と悪魔だからか、体つきがエロく見えるから朱乃が大抜擢なのさ」

「確か堕天使の女は、他の種族の男を惑わすのも仕事の一つだったか。体型がやたらと男ウケの良い感じだし、堕天使の女と比べると朱乃は極上の域だな・・・・っと、出て来たようだぜ」

視線を向けると泉近くに現れた白い毛並をした馬で、角が生えたユニコーンが本当にいた。ユニコーンの角は古来から万病の薬として重宝されてきたが、術の解除効果にもあるがまた生えてくるから問題無し。角の生え際に特製の薬を塗っとけば、大丈夫だからだ。後々のケアもバッチリだから、朱乃の元に近付いて来るユニコーン。朱乃の手が触れる瞬間。

「はっ!」

ドスッという音と共に、朱乃の手刀が決まったようだった。首に一閃してからユニコーンは虚を突かれたのか、その場で倒れ込んだ事で俺らの出番となった。素早く角を斬り落としてから、薬を塗ってから俺らは撤収となった。牛の次が馬だから、今度はラスボス級の敵かもしれんな。

『ゴバァアアアアアアアアアアアアアアアアッッ!』

やかましい!と言いたい程なデカさのドラゴンがいた事で、咆哮と両翼を大きく開いた赤い鱗であるドラゴンだ。最後の材料がラスボス級だとはな。俺的には少しは倒しがいがあるけど、人間サイズの剣だと一寸法師サイズだと思った。

「一ちゃん。コイツは朱炎(フレイム)(ドラゴン)と言ってな、炎を司るドラゴンでコイツの背中にだけ生えている特殊な鱗が最後の材料だ」

「なるほど。さっきの牛よりかは楽しめそうだな、まあドライグよりかは弱そうに見える」

『当たり前だ。二天龍と普通のドラゴンを比べても天と地の差だぞ』

冷静に説明を受けた俺とツッコみを入れるドライグ。俺に宿っているドラゴンよりかは弱そうだが、どうやって調理しようかね?ドライグが伝説だとすると、コイツは普通か?するとドラゴンが大質量の火炎放射を放ってきたので、空間切断により吸収してからそのまま火炎弾を返した。

「俺の仕事はそれぞれの材料を手に入れる係で、アザゼルと朱乃は調理係か?だがあのドラゴンは流石に食えねえぞ?」

「まあそう言う訳だが、一ちゃん相手だと軽い鍛錬みたいな感じだろ。諸外国を回る事になったが、俺は獲物探査係で朱乃はユニコーンの誘導と調理係だ。それに一ちゃんが戦う姿を余り見てないんでね」

「確かにそうですが、少しは一誠さんにフォローとかはしませんの?」

「現時点でもドラゴンに対抗する力を持っているからこそだが、このままだと俺は後程ハリセンを受けてしまうからな。しょうがないから出ろッ!」

地面に巨大な魔法陣が出現した事で、俺は一体何を出すのやらと観察していると何やらデカい代物が姿を現した。魔法陣から出て来たのは、巨大ドラゴンサイズと同サイズである人型スーパーロボット。てかアザゼルからの援護はこのポンコツロボなのか?

「どこから出したんだよアザゼル?」

「何、駒王学園のプール下にある地下秘密基地からだ!こういうのはお約束だろう!」

「勝手に改造するなよな、学校の陰の支配者であるリアスからあとで怒られても知らんぞ」

「まあいいじゃねえか。俺だって研究者みたいなもんだ、一ちゃんが乗っていた有人機動兵器を参考して作ったのがこれだ。堕天使の科学力を持ってして制作したお助けロボ!マオウガーだ、サーゼクスに頼まれて作ってみたのさ。動力は全世界に漂う人間の憎悪だからな、憎悪は世界にいくらでも溢れているから実にエコロジーだ」

ロボットの肩に乗っていたアザゼルだが、明らかに作品違うだろう。憎悪がエネルギーって、邪悪で悪役が使うロボにしか見えない。

「アザゼル、俺から見ると悪役が使うロボにしか見えんぞ」

「細かい事は気にするな、ノリと勢いで良いと思うぜ。さてマオウガー!人々の憎悪を吸え!お前はこの暗黒時代が生んだ傑作兵器だ!」

マオウガーが腕をドラゴンに向けるが、ありゃ鉄板武器か?そんでロケットパンチが勢いよく飛んでいくが、ドラゴンに避けられたのでてっきり戻ってくると思っていた俺だった。

「なあアザゼル、飛んで行ったロケットパンチは戻って来ねえのか?」

「・・・・まあ何だ・・・・こうして憎悪は散ってしまうんだよ『パシイィィィィィィィィイン!』ってぇぇぇぇぇ!やはり叩かれる事になるとはな」

「当たり前だ。知らぬ国にヒットしたら、傍迷惑にも程があるわ。たくっ・・・・お前らの科学力じゃそこが限界何だからな。俺らの科学力を見せてやれ!スナイプ・ゼロ!」

そう叫んだら、空間からビークルモードからロボモードへトランスフォームしたスナイプ・ゼロは、エナジーソードを展開させて使えないロボを一刀両断させてから雑魚ドラゴンごと斬り捨てた。野良ドラゴン如きには、俺やスナイプ・ゼロには敵わないと思うしサーゼクスにも厳重注意しとこうか。

「俺のマオウガーが!『何か文句あるか?アザゼル』何でもねえよ一ちゃん」

こうして俺達の活躍もあってか、材料は揃ったのだった。アザゼル一人でも良かったが、監視をしないと何するか分からんからな、このアホ総督は。材料調達から帰還してきたが、結構楽しかったしヴァーリから聞かれるとミノタウロスや野良ドラゴンと戦ったと言ったら、ヴァーリも行けばよかったと言ってたがあんなの雑魚だ。

「お帰りなさいませ一誠さん」

「今帰ったが・・・・朱璃さん。リアスとアーシアの面倒ありがとう」

「いえいえ、これくらいやらないといけませんわ。それよりも何故幼女になった理由が分かったらしいとの事」

「私が説明しますと、リアスさんはアーシアさんの部屋で一緒に儀式をしていたそうです。それで失敗し、幼女化となってしまったとの事です。今から儀式の反対をする為、術が発動した場所で術式を執り行う事になりました。私達も朱乃さんの家に行きましょう」

と言う事で、魔法陣と空間切断によりジャンプして朱乃の家にお邪魔した。解除用魔法陣の中央にリアスとアーシアを座らせて、先程調達した材料を薬として焼いて潰して粉にしたのを飲んでもらった。

「にがいぃ」

「うえええん」

二人は涙目で解除薬を何とか口にしていたが、朱乃が術を展開して二人を元に戻す事になった。魔法陣に魔力を送り込み、魔法陣が光を発してる。しばらくすると魔法陣の光が、一層輝いていき幼女化したリアスとアーシアが光に包まれて魔法陣が閃光を放った後、中央にいた二人は元の姿に戻っていた。

「・・・・元に戻れたようね」

「あうぅぅ、元に戻れました」

「で?どうしてこんな事になったんだ」

二人共元に戻った事で、何故幼女化になった理由をアザゼルが二人に訊ねていた。二人は恥ずかしそうに顔を合わせながら、口を開くが理由は何ともしょうもない理由だった事に俺は頭を抱えたのだった。

「・・・・以前から気になっていたんだけど、私とアーシアは一誠の子供の頃の姿を写真とかでも見た事が無かったから感心があったのよ。それで相手を一定時間小さくする術があって」

「試したらリバウンドした訳か、全く」

アザゼルは呆れるようにしてため息をしたが、二人共申し訳なさそうな表情をしていた。ここで朱璃さんからの発言により、俺を小さくしようと考えた。だが俺は神であり、一定の歳になると容姿と肉体年齢が固定される。子供の頃は数千年前だと思ったが、確かIS世界で子供の頃の写真があった気がした。

「一ちゃんは神だぞ?いくら幼い頃に戻したいと思っても無理だとは思わなかったのか。それにそんな術が無くとも、一ちゃんは大きくなれば小さくなれると前に聞いた事があるがそれについてはどうなんだ?」

「確かに大きくなったり小さくなったり出来るが、残念な事に子供の姿や大人の姿にはなれないんだ。身長を変化出来る事が可能であって・・・・例えばこうだな」

そう言うと煙と音と共に、俺は小さくなってみせた。一瞬俺を見失った皆だったが、俺はここだ!と叫ぶと身長がヤクルトサイズとなってしまった事に思わず踏みつけてしまいそうになった。

小型ドラゴンであるドライグに乗ってみせたが、リアス達は幼い頃を見たかったがとても残念がっていた。アザゼルは小さくなった俺を見て、他の者にも小さく出来るのか?と聞いてきたので、詳細は俺の家でとの事で俺とアザゼル以外は解散となった。 
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