ハイスクールD×D~黒衣の神皇帝~ 再編集版
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放課後のラグナロク
地獄の鍛錬
今日は休日なので、俺とヴァーリチームとソーナ、シーグヴァイラ、レイヴェル、イリナは次元の狭間本家に行こうとしていた。元々土日は本家に行く事になってるので、行く事になったのだが今回から連れて行く人物が多い。
人間界本家に住む事になったヴァーリ達は、次元の狭間本家にいる前四大魔王と元神が生きている事を知っている。それと俺らの大掛かりな計画については、体育祭が終わった後に聞いた事により納得したソーナ達だった。
「という事で、俺らの計画の全貌である。旧魔王派専用地球を創ったから、死者蘇生させてカテレア達を三大魔王として君臨させて新たな悪魔世界を創ってもらう事にしたのさ」
「なるほど、だからなのですか。旧魔王派の悪魔を死者蘇生させた理由に関しては、私やソーナでも知らない事ではありました」
「ですが私達は前四大魔王と元神が生きている事を知っていますから、何か訳有なのでは?と考えていました」
「一誠さんの計画というのは、現魔王が予想する世界を逸脱した世界を創った訳でしょうね」
「そう言う訳で、今後計画については出来るだけ関係者に言おうと思っていたがお前らにもな。俺の話は終わりだから、とっとと次元の狭間本家に行くぞ」
計画の全貌を聞いた事で、既に準備は終えていたが次元の狭間本家に帰ると鍛錬をする事となっている。俺の婚約者や協力者となったのであれば、尚更強くならなければならない。ソーナ達も次元の狭間本家に行けば力は解放されるが、人間界本家に戻ると力を封印しなければならない。リアス達に知らされたくないし、俺の許可がないと力は発揮されない。
「さて行くぞ。次元の狭間本家に」
「分かってますが、今回はどうやって行くのですか?」
「次元の狭間本家に連絡したら、俺の妻と息子が久々に集合してるのでトレミー3番艦で行く。準備が出来た者から乗艦しろ」
次々にリビングから出るのを見て、俺はここにいるメイドに言った。俺達が戻ってくるまで家には入れない事、魔法陣が感知されたら弾き返すようにしたからと言った。それとまた軍隊引き連れてくるかもしれないから、関所を厳重に警備しとけと命令してトレミー3番艦のブリッジに上がった。
「ここがこの戦艦の運転席なんですね」
「ソーナにシーグヴァイラとレイヴェルとイリナ、お前らどうしてここに?」
「俺が通した、ぜひ見たいと言ったのでな」
「ヴァーリが通すのなら問題ないだろう、それとここは運転席ではなくブリッジと呼んでいる。ゼロ、トレミー発進後ゲート開放して次元の狭間に向かう」
トレミーは発進後、高度1万メートルまで上昇してからゲートを開放して通った。通過後、次元の狭間だったのでそのまま家に向かって進んだ。直進して行くと見えてきたが、俺達黒神眷属の本陣である次元の狭間本家。ドッグに着艦して俺達は裏門から入ったら月が歓迎した。
「お帰りなさいませご主人様。桃香さんはご主人様を、愛紗さんはヴァーリ様達のご案内を頼みます」
「ただいま、日曜の夜には戻るがな。ヴァーリ達は、自室に行った後リビングに集合な」
俺は桃香に連れて自室に行ったが、いつも通りピカピカにされていた。荷物は特にないので、リビングに行ったら奏と優斗とルシファー達がいた。ヴァーリ達はまだかと思いソファに座った。
「お帰りなさい一誠」
「ただいまルシファー、何か変わった事はなかったか?」
「問題はなかったよー、一誠君。変わったと言えば私達の修業メニューが増えた事かな」
「そうなのかレヴィアタン。ベルゼブブも前より強くなったんじゃないのか、アスモデウスもだが。そういえばカテレアとクルゼレイはどうした?」
カテレアとクルゼレイは、シャルバの様子を見に行ったとの事だ。『ナイトメア』は既に最終調整を終えた事で、次々と移住を開始させた事で『禍の団』にいる旧魔王派は全員移住完了との事。そう考えているとヴァーリ達が来た。
格好は鍛錬用ジャージだったが、いつもの事だがアグニ筆頭に地獄の鍛錬をしてるからな。今はいないが、その内戻ってくる。アスモデウス以外は、ヴァーリ達と一緒にグラウンドに行った。アスモデウスは人間界での事を調べてるとな。
「何を調べているんだ?アスモデウス」
「何か最近人間界で暴れている者達がいるそうよ、主に『禍の団』の英雄派らしいわ。構成員は主に神器使いだそうよ」
「そういえばリアスが言ってたな。手伝ってくれと言われたが断ったが、サーゼクスが頼みなら別だけどね」
「冥界では一時的だけど、一誠君を捕獲しろという命令があったらしいわ。原因は分かってるわね」
それは知っている。あの時フィールドにいた旧魔王派の悪魔を蘇生させた事、まあ俺からすれば大規模な計画の為だと理解しているからな。最近の冥界の流行は何だろうか?見てみるとグレモリー眷属のグッズや写真が売られていた。
一番はリアスで女性からは祐斗で男性からは朱乃が人気だったが、何故か俺達のグッズとかも売られていた。主に写真とかだった、おいおい勝手に使われるのはな。俺はグラウンドに出ると、禁手化したヴァーリがオーフィスと戦っていた。ルシファー達はそれぞれ模擬戦をしていたが、死ぬ寸前の模擬戦をな。
「ルシファー、どうだソーナ達は」
「ええ、今は魔力のコントロールをやってるわ。さっきまで基礎トレーニングしてたけど、人間界本家でやってたのか体力が凄いあるわよ」
「ソーナはレヴィアタンと、シーグヴァイラとレイヴェルはルシファーで、イリナはシャルロットとか」
皆、必死に鍛錬してたので重力を変えてみた。通常体重より1トンくらいになったのか、全員動きが鈍くなった。ヴァーリとオーフィスも、いきなり重力が変わったのか落下しそうになったが耐えて飛んで見せた。
「このくらいの重力はどうだ?」
「重力制御を持つ黒鐵改の力なのか、私達も倒れそうになったわ。もう少し上げられるかしら?」
「ふむ?これならどうだ?」
俺は更に重力を上げてみるが、久々の高出力だから加減が難しい。そしたら皆倒れた、ヴァーリとオーフィスも落下した。今の重さは5トンはあるんじゃないのか、流石に上げすぎたと思って弱めようとしたら止められた。
「一誠、そのままでいい。我驚いただけ」
「そうか?ならいいんだが、ルシファー達は大丈夫か?」
「え、ええ。久しぶりの高出力の重力だったから気が抜いたわ。皆、この重力に慣れないといけないわよ」
ソーナ達は立ち上がろうとしていたが、人間界本家でよく重力を上げてランニングとか筋トレとかをしていたからな。やっと立ち上がろうとしたら地面が凹んだ、それと何故か恋姫と大江戸とIS各チームも来ていたらしいのか重力に耐えようとしていた。ヴァーリも立ち上がったが、俺は禁手化解除して基礎トレーニングでもしとけと言ったら了承して筋トレしていた。
「帰ってみるとグラウンドだけ重力が違うと思ったら一誠の仕業か」
「お帰りアグニ。全体をやると家が壊れてしまうからね、でもこの重力に慣れてもらわないと強くなれないと思ってな」
「確かに。そういえば次元の狭間に、何か人型が捨ててあったから拾ってきた」
重力を解除して、皆は休憩をしてからその人型を見た。これは古の神に作られたゴーレムで、機能停止状態で廃棄されたようだ。数は十から百くらいあったので、俺は技術班にこれの修理と改造を頼んだ。古の神は多分俺=創造神黒鐵だと思ったので、魔力を注ぐと動き出したが止まれというと止まった。
「アグニ、俺の事はいいからルシファー達の修業を頼む。ソーナ達もな」
「我が戻ってきたからには、手加減はしないけどいいよな」
「ああ、死ぬ寸前まで追い込んでやれ。回復はシャルロットがやってくれると思うし」
アグニはルシファー達の所に行き、地獄の鍛錬をおこなった。倒れては回復し、倒れればまた回復と繰り返しと言う無限ループを繰り返していた。俺は家に戻り、アスモデウスがいたリビングに行くとまだいた奏と優斗とアスモデウス。
「どうでしたか、鍛錬の状態は?」
「アグニが戻ってきたから地獄の鍛錬をしているだろう。優斗もオーラで分かるが強くなってるな」
「父さん程ではないけど、トレーニングルームで鍛えてたりベルゼブブに剣術を学んだりしてるよ」
「私も鍛錬は欠かさずやってますよ。今は二刀流になりましたけど」
奏が二刀流とはな、これも修業の賜物かな。ノーパソには新着メールが入っていて何だとおもったら『PMW』からメールが来ていた。何でもまた新しいポケモンが増えたとの事らしい、一度来てくれと創造神であるアルセウスからだった。
空間切断で移動したら、本当に増えていたのでデータベースを見た。新たな地方やポケモンのメガ進化というのがあった。しばらく自分のポケモンと触れ合った後に次元の狭間本家に帰ったら人間界でいう日曜の夜になっていた。時間軸が違うからな、トレミー3番艦で人間界本家に戻り夕食を食った後に自室で寝た。
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