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『吐瀉物』

作者:零那
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『弱虫』



どんなイタミも、いつか過去に変わる。
けれど、変わらずにイタミ続ける傷が在る。

そんなイタミを抱えて生きてくのは容易くない。
どうしようもないと解っていても、どうにもなってくれない。

気が強くて譲れなくて意地でも負けたくなかった。
意地と根性、執念だけがチカラを沸き上がらせてきた。

でも僕は結局弱い。
強いふりをして、強がりだけで乗り越えたふりをしてた。

何ひとつ過去にはなってない現実が目の前に在る。


 
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