サクラ大戦7人目の隊員
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不思議な経験のその後と狙われたマリア中編
深川での戦いの後さくらと直哉は、医療ポットでの治療後自室に運ばれていた。
「うーん、あれ、ここは・・・私たちの部屋」
さくらが今までのことを思い出そうとした時、米田が部屋に入って来た。
「ようさくら、気が付いたか」
「米田支配人」
「さくらお前が助けた、逃げ遅れた子供は無傷だったが、俺には、お前と直哉があんな行動を取ったことに、驚いているんだ」
「それは・・・あの時大神さんが、あの子を庇って負傷されて、花組の指揮系統に被害が出ないようにしたんです。直哉君と考えて」
「だが直哉は、さくらお前を守る為に、さくらより、怪我が酷い状態なんだぞ」
「ええ、わかってますよ支配人私だって直哉君に、こんな怪我させて、平気なわけないじゃないですか、でもありがとう直哉くん。私を守ってくれて」
さくらがそう言うと、気を失っているはずの直哉の表情が、笑っているように、さくらと、米田には、見えていた。
「そうか、そうだよなすまんさくら」
そして米田は、さくら達の部屋を出て行った。
そして、さくらは直哉を少し抱っこし、何か安心して、再び眠りに付いた。
その夜・・・
さくらは、部屋に誰かが来たこと気が付き、部屋の電気をつけるとそこにいたのは、マリアだった。
「あ、マリアさん」
「起きたのねさくら、ごめんなさい起こしてしまって」
「いえ、いいですよ、マリアさん。私達こそごめんなさい。こんな事になってしまって」
「確かに、さくらと直哉君がするべき行動ではなかったわね」
「マリアさん」
「あの時に動くべきなのは、隊長の大神さんか、副隊長の私が、先に動くべき場面だった」
「でも実際は、さくらあなた達が動いた。慣れていない量子甲冑双武改で」
「駄目だよ。マリアお姉ちゃん今回のは、偶然が重なっただけだからね」
!!「「直哉くん気が付いたのね」」
「うんそれと、マリアお姉ちゃんごめんなさい少し夢で、見えたんだけどお姉ちゃん今回の事を、過去の事と会わせ過ぎないようにしてね」
「直哉くん貴方どこまで見えたの?」
「うんマリアお姉ちゃんが、慕っていた隊長さんが戦死するまでかな」
「そう、直哉君も、さくらも今の話は、秘密にしていてね」
「「はい」」」
そしてマリアは、部屋を出て行った。
次の日の朝・・・
大神が、さくら達のお見舞いに来た。
「やあさくら君、調子はどうだい?」
「あ、大神さん私のほうは、大分いいんですけど、直哉君のほうが」
「そうか、君達にはすまないことをしてしまった。俺がもっと隊長として、指示を出せていたら、こんなことにはならなかっただろうと、昨日マリアに言われてしまったよ」
「大神さん」
「俺は、隊長失格てね」
「それで大神さんは、諦めるの?マリアお姉ちゃんに言われたくらいで」
「直哉くん」
「僕なら諦めたくないよ。どんな経緯で始めたことに対しても」
「確かに大神さんが帝国華撃団の隊長を始めるきっかけは、光武を動かせたからかもしれない。だけど、決して米田さんは、大神さんを隊長に選ぶことはない」
「だけど米田さんが、大神さんを選んだ本当の理由は、大神さんに期待してるんです」
「俺に支配人が期待をしている?一体何を?」
「その答を知りたければ僕以外の隊員と、信頼関係を、築いて見て下さい」
「わかったよ、直哉くん」
「ですけど、大変ですよ。さくらお姉ちゃんの信頼を、取り戻すのはのはね、お姉ちゃん
」
「そうね、直哉くん」
「大神さん私貴方に信頼はまったくしてませんから」
「えええーーどうしてだい?」
大神がさくらに聞く。
「大神さん自覚がないんですか?直哉君にあれほど変態見たいな行動を取ってたでしょうが、あんなの見てたら、信頼どころか、殺意が生まれそうになりましたから、私は大神さんを信頼する事より、直哉君を信頼する方をを選びますから」
「そんなー許してくれさくら君」
「駄目です。絶対許しません」
さくら達の部屋での大神へのお説教が終わり、大神は一階に下りるとそこには、帝劇を出ようとするマリアがいた。
大神がマリアを追いかけて話をしようとした時帝都の空に、黒乃巣会の蒼き刹那の姿が浮かんでいた。
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