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『吐瀉物』

作者:零那
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『真実』



本当は、何かを手に入れたかった。
本当は、何かを棄ててしまいたかった。

本当は、誰かに認められたかった。
本当は、誰かに罵られ蔑まれたかった。

本当は、誰かに逢いたかった。
本当は、誰にも逢いたくなかった。

本当は、誰かに抱き締めて欲しかった。
本当は、誰にも触れられたくなかった。

本当は、誰かに愛して欲しかった。
本当は、誰にも愛されたく無かった。

僕の本当の本当は、一体誰が解ってるというのだろう...

今此処に在るのは、何の為なのか、ただただ目的も忘れてしまって頑張るだけ...


 
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