詩集「棘」
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虚しいだけの心は骸
黄昏前の夕の長い陽差し
想う人影は ただの残像…
生きることに悔やむ日々
自分の可笑しさに…笑えた
それでも好きという気持ち
捨て切れないよ…
虚しいだけの心は骸
忍び寄る影 振り切れず
夢から醒めた現実は
僕というガラクタ一つ…
誰もが華やかさを望むもの?
新しいものだけに価値がある?
待つことに疲れても
まだ穏やかに生きれない…
どうして届かない想いは
胸を刺すの…?
虚しいだけの心は骸
闇に囚われ足掻く夜
日々に追われたその先は
ただ終わりゆく人生(トキ)があるだけ…
君がただ愛おしくて…
その全てが欲しいと願ってしまう
こんな僕は…生きていいの?
虚しいだけの心は骸
暮れゆく時に悲歎する
得られぬ温もり追い求め
今を彷徨い疲れて眠る…
虚しいだけの心は骸
忍び寄る影 振り切れず
夢から醒めた現実は
僕というガラクタ一つ…
いつか消えゆくその時に…
僕は自分を許せるでしょうか…?
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