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閃光の若きプリンセスナイト

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第1話

 
前書き
前回からの続きです 

 
第1話「姫騎士と戦うこと」
次の日になった。時刻は朝の7時30分頃。出発まで30分となったのだが、
「姫様、起きてくだされ。」
「あと、一年。」
「寝ぼけられてないで起きてください。」
「あと、一日。」
「もう戦場に出向かれるまで30分しかないのですぞ。」
「あと30分か。・・・ってあと30分しかないの。やばくない。」
「私は何回も声をかけましたのに、何故起きられないのですか。」
「私、朝弱いから。すごくね。」
「そういう問題ではないのですぞ。早く準備を始めてください。」
「はーい。」
それから20分後
「じゃあ、行ってきます。」
「姫様、無事に帰ってきてください。」
「わかってる。行ってきます。」
「それでは。」
こうして馬を走らせると、戦場までは10分より少し短い道のりであった。集合所に到着すると、
「皆の者、今日はよく集まってきてくれた。そろそろ始まるこの戦必ず勝つぞ。」と騎士王のグリッグ・ウィアルが言うと、皆が気合いを入れた。どうやらいまから進軍らしい。そう考えていると、
「おい、そこのお前。」と騎士王が声をかけてきた。
「はい、何でしょうか?」と答えると
「初日から遅刻ギリギリか。まあいいお前は俺の軍の後ろについてきてもらおうか。決して遅れをとるなよ。」といってきたので、
「了解しました。」ということにした。
時刻は8時進軍開始の狼煙があげられた。「皆の命は要らぬ。生き残り皆で勝利の嬉しさを分かち合おう。」と騎士王が言いながら先陣を切った。私は置いていかれまいと馬を走らせた。
そして戦火の上がるところにやって来た。「皆、力の限り応戦しろ。」と命令したので、私も応戦することにした。敵の数は見た限りで500対してこちらは1000明らかに有利である。
すると横から「隙あり!」と敵の一人が襲ってきたので私はさせないとその敵の剣を弾いた。そして敵を飛ばした。
(これが戦場・・・やはり違うな訓練場とは)と思う気持ちが押さえきれない。
だがこれはワクワクではなく、恐怖の方が多い正直な気持ちである。それでも恐怖を打ち払い、敵を倒していくだが、止めをどうしてもさせない。怖いのだ。殺すことがどうしてもこの気持ちが変えれない。そうしていると、
「もらったぁぁぁ」と後ろから敵の兵士の一人が襲ってきた。私は思わぬ一撃だったのでつい反撃をした。すると私の剣は相手の胸を貫いた。つまり、殺してしまったのだ。その瞬間私の鎧に返り血がついた。こんなことが毎回起こり得るかもしれない戦が続くと思うと、足が動かない、動かせないはずなのだが私の脳裏に突然と声が聞こえた。
(お前は弱いから、私が戦おう) と
その瞬間から私の記憶は戦いが終わるまでない。しかし後から話を聞くと、圧倒的なまで敵を殲滅したようだ。しかし人が変わったみたいに戦ったらしく(何があったの私に)と考えながら今日は城に帰ることにした。 
 

 
後書き
次回は3日後公開予定です 
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