ハイスクールD×D~黒衣の神皇帝~ 再編集版
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原作前の事
天界トップとの会談
俺は今天界にいたが、何故天界にいるというと『聖書に記されし神』と会わなければならないからである。容姿は人間のままだが、黒鐵改では動き辛いのでこの姿としている。あの戦いから随分経つが、次元の狭間は落ち着いている様子だ。
家を建てて大豪邸にして、滅びの世界から連れてきたメイドを働かせている。奏や優斗は交代でパトロールに行っているようだし、流石に1番艦・2番艦で行くと帰還時に整備時間が経つし整備や補給もだ。今は2番艦がパトロールに行ったので、奏達1番艦クルーは船にいるか家にいるかのどちらかのようだ。
考えてると到着したようだが、天界で言うなら一番上の階層なのか、ここが神の間かと思った。第七天とも言うが、これって普通に考えたら不法侵入なような気がする。建物内に入ろうとした瞬間囲まれたようだが、リーダー格のような天使が俺に話しかけてきた。雑魚ではなさそうだし、4対8枚の翼なのかもしれない。
「貴方は何者ですか?どうやってこの神の間である第七天に来て、何用で来たんですか?」
「ちょいと『聖書に記されし神』に用があるのだがいるか?」
「貴方は人間のようですが『聖書に記されし神』に用とは愚かな。ここから先には行かせませんよ」
そう言った瞬間攻撃してきた。俺には難なく避けて一切攻撃してなかったが、こちらから攻撃すると滅ぼすと思うからである。弓兵に囲まれてしまったようだが、ジャンプして躱した。俺が剣を空間から出して攻撃しようとした時だった。
「そこまでです。双方矛を収めなさい!」
「シャルロット様」
「ミカエル、戦闘行為を停止しなさい。そちらの御方は、私に会いに来て下さったのですよ?私の友でもある御方です。もし刃がその御方に傷が入れば、一瞬で消滅してしまいます。最悪天界が滅びる可能性だってあります」
「ですがこの人間は天界に不法侵入し、シャルロット様がいる神の間に来たのですよ!いくらシャルロット様の友だとしても許す事は出来ませんよ!シャルロット様」
「その御方は創造神黒鐵様ですよ?私を創った神であり、友でもありますから矛を収めなさい」
ミカエル以下天使らは驚愕した。創造神がこの人間だと言う事が、信じられなかったようだが『聖書に記されし神』シャルロットが言ってる事は、事実なので天使達は矛を収めた。
「貴方も矛を収めて下さい創造神黒鐵様」
「この姿で俺を創造神だと認識するとは、流石俺が創った『聖書に記されし神』だ。まあいいだろう、矛を収めようか。俺は創った神である貴女に話があって来た。話を聞いてくれるかな?」
「いいですよ、私に付いて来て下さい。本来の姿である6対12枚の姿にはなれないのですか?ミカエルとガブリエルも一緒にどうぞ。二度手間が省きますから」
「「了解しましたシャルロット様」」
本来の姿とは第一第二の姿だと思うが、シャルロットが言ったのは第一である俺は大天使化となった。翼を展開したら『聖書に記されし神』よりも多いので、これが証拠となったので、ミカエルとガブリエルは改めて俺が創造神だと信じたのだった。
シャルロットに導かれるように付いて行ったが、前にシャルロット、俺、後ろに熾天使の2人となる。1つの扉を潜ったらまるで庭のような場所に出た。庭の所に机と椅子があったので、俺とシャルロットは対面するように座った。熾天使の2人は『聖書に記されし神』の左右にいた。
「改めて初めましてなのかもしれませんが『聖書に記されし神』のシャルロットです。気軽に呼んで構いませんよ」
「俺の名は兵藤一誠、またの名を創造神黒鐵という。よろしくな」
「よろしくお願いします。こちらの2人は熾天使で左はミカエル、右はガブリエルと言います。その御姿を見たのか、ミカエルとガブリエルも警戒を解いてますね。まあ創造神の御姿は二通りあって、一つ目がその御姿でもう一つが全長5mから10mある姿になるそうですよね。一人称や口調も変わるそうですが『今は口調変えない方が良いと思ったからだ』そう言う風に言われていますし、口調に関しても今のままの方が良いと言う事は納得しました」
「まあな。人間の姿の方が、動きやすいのだがこの姿が動かぬ証拠となる。創った本人ではあるが、こうして会うのは初めてだろう?」
「ええそうですね。創られて生まれた瞬間に私はここにいたのですが、私の役割を知り熾天使を作りました。それに貴方は、何だか別世界または異世界から来た感じなような気がします」
「そうだな。創造神と言ってもシャルロットを創ったのは前代創造神であり、俺はつい1ヶ月前にこの世界に来た時に、前代とバトンタッチをした。人間やこの姿でも、創造神黒鐵の力が使えるのは前から知ってはいたが、俺はこの世界の住人ではない」
「この世界の住人ではないと言う事は、どうやって来たのですか?それに何か目的がありそうですね」
「ドウターの殲滅だ。ドウターをほったらかしたら、世界は破滅の道に行くし世界は崩壊する。今回は、この世界を標的にしたようだが安心しろ。俺達がいる限り、破滅への道は進ませさせないからな」
「なるほど。貴方の目的は分かりましたが、これからどうするんですか?」
「とりあえずこの後冥界へ行って四大魔王に会ってくるが、内容はほぼ同じだ。俺はお前ら天界の敵でなければ冥界の敵でもない、俺らの敵はドウターだけだからな」
「という事は中立になると言う事ですか。なるほど・・・・もし冥界と戦争になったら貴方はどちらの味方になるんですか?」
「ただ見守る事だけしか出来ん。中立だからな」
「分かりました。貴方の考えについては賛同致しましょう。ミカエルにガブリエル聞きましたか?天界にいる全ての天使にこう言いなさい『兵藤一誠または創造神黒鐵様は中立な存在ですので、天界に来ても攻撃する事は私が許しませんから』と伝えておきなさい」
「承知しました。すぐに伝えてきますので、少々お待ち下さい。ガブリエル、私と一緒に来てくれるか」
「了解、早く伝えに行きましょう」
ミカエルとガブリエルは庭から出て行ったが、今後また天界に来てまた囲まれたらシャレにはならない。人間の姿と今の姿を写真として残したので、ミカエルに渡した。翼の枚数だけでも理解するだろう。
「そういえば貴方の第二の御姿を見ていないのだけど、もし良ければ見せてくれないかしら?」
「まあいいだろう・・・・来い!黒鐵!」
『闇より暗き深淵より出でし―其は、科学の光が落とす影!』
「これが第二の姿と言ってもいいくらいだが、見た目は魔神に見えるが創造神だし、神の力も使えるから問題ないだろう」
「これが創造神黒鐵様の第二の御姿ですか、初めて見ましたね。身長も人間時より凄い高いし、力もさっきより倍感じますね」
「そりゃね。人間時で、今の覇気や殺気や魔力出したらダメだと思ってる。だから人間時はリミッターをかけてる」
「そうですか」
その後、ちょっとしたお茶会となったが『聖書に記されし神』シャルロットは呼び捨てでいいと言ったので、俺も一誠でいいと言った。天界での交渉は成功したが、次は冥界か。次も成功するといいなと思いながらお茶会を終えた後に空間切断で天界から冥界に飛んで行った。
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