| 携帯サイト  | 感想  | レビュー  | 縦書きで読む [PDF/明朝]版 / [PDF/ゴシック]版 | 全話表示 | 挿絵表示しない | 誤字脱字報告する | 誤字脱字報告一覧 | 

レインボークラウン

しおりを利用するにはログインしてください。会員登録がまだの場合はこちらから。 ページ下へ移動
 

第二百六十四話

          第二百六十四話  復習
 赤音はまた光のボールを出した、サッカーボール位の大きさの。だが今度の数は何個だったかというと。
「あれっ、一個」
「一個だけなんだ」
「最初に戻って」
「それだけなの」
「まずはこの一個をね」
 それをというのだ。
「上手に使えるになって」
「もう結構上手に使ってたけれど」
「一個なら」
「それでもなの」
「一個の状況に戻るのね」
「そうなの、この一個をもう一回やってみて」
 そしてというのだった。
「上手に使える様になったらね」
「五個に戻るのね」
「そうするのね」
「いえ、二個にして」
 次は、というのだ。
「徐々にね」
「三個四個って増やしていくの」
「そうしていくの」
「それで五個にしていくわ」
 こう言うのだった。
「やっぱり五個一度からじゃなくて」
「一旦戻って」
「そうするのね」
「予習であらかじめ知ってね」
「それで復習をして」
「身に着けるのね」
「そうするわ」
 こう言ってだ、その一個のボールを練習してだった。
 次の日は二個にしてみてだ、徐々に増やしていった。勿論その他の魔法の勉強も忘れていなくてだった。
 学校の勉強もだ、してみて言うのだった。
「こっちの勉強もね」
「予習と復習をしてたら」
「いいわね」
「ええ、そのことがわかったわ」
 こう言うのだった。
「あらためてね」
「それじゃあそっちもね」
「頑張りましょう」
「学校の勉強もちゃんとしないとね」
「魔女なら」
「うん、魔女は学校の勉強もしっかり」
 国語の教科書を読みつつ言う。
「そういうことね」
「じゃあそっちも予習して」
「復習もしましょう」
 二匹も言う、赤音は学校の勉強も充実しだしていた。


第二百六十四話   完


                         2015・8・19 
ページ上へ戻る
ツイートする
 

全て感想を見る:感想一覧