| 携帯サイト  | 感想  | レビュー  | 縦書きで読む [PDF/明朝]版 / [PDF/ゴシック]版 | 全話表示 | 挿絵表示しない | 誤字脱字報告する | 誤字脱字報告一覧 | 

IS〜もしもの世界

作者:にゃーす
しおりを利用するにはログインしてください。会員登録がまだの場合はこちらから。 ページ下へ移動
 

22話

 
前書き
昨日書いたまま閉じたから書いた文全部消えてた(┏┏┏┏^o^)┛ドゥルキシャァァァァァァァァァ! 

 
ー某日ー



「ふいー、これくらいにすっかー」


「手合わせありがとうございました、枢木殿」


「・・・・・・」


「む・・・どうされました?」


「あのさあ、その殿とか、敬語そろそろ止めて欲しいんだが・・」


「いえ、目上の人には尊敬の念を、と言われておりますので」


「いや俺たち同い年だし。それになんかムズムズするから止めて欲しいんだ」


「泰人殿の剣は私より年季が入っていて、相当、修練を積んでいるのがわかります」


「うーん・・・コレは一夏とかとやってる内に身に着いた事だし、箒の方が剣技は上だよ」


「・・・泰人殿がそうおっしゃるならそうなのでしょう」


「あ、その泰人殿も止めてほしいんだが」


「む・・・泰人がそう申すなら致し方ありませんね」


「ありがとう。その方が助かる」


「じゃあ俺は一夏呼んで朝食行ってくるわ」


「あ、それなら私も一緒に行っても良いでしょうか?」


「いいよー。じゃあ先一夏誘ってるから後で合流しよう」


「分かりました」







ーそれから30分後ー



「コンコン、一夏?起きてるかー」


「・・・・・・・・」


「まだ寝てるっぽいな。しゃあねえ。起こすか。入るぞー?」


ガチャリ。


「げ」


「あ?」


そこには全裸のラウラにキスされそうになって押さえつけられてる一夏の姿があった。


「・・・お楽しみのとこ失礼した。ガチャ」


「待て待て!泰人。お前は勘違いしてる!盛大に!」


「何処をどう見ても勘違いなんてして無い。じゃあな、授業には遅れるなよ」


「あきらか、俺が襲われてるだろーが!!!!」



この後ラウラから「夫婦は毎日こうするんだろう」とか言っていた。・・・ラウラに嘘吹き込んだやつ、会ったらしばく。



「い、一夏、いるか?せっかくだし泰人達と朝食を取ろうと思ったのだが」


「お、箒ちょうど良かった」


「?なんでラウラがいるんだ?」


「一緒に食べたいんだとさ」


「そうか」



一夏を襲ってたのはバラしても面倒なのでさっさと食堂へ誘導する。


「ふう、助かったよ泰人。・・・ん?ラウラ、眼帯外したんだな」


「ああ、・・教官は元の目になってるんだな?」


「教官?」


「ああ、枢木教官のことだ」


「お前もかよ・・・教官とか別にいらねーよ。泰人って呼んでくれて構わん」


そしてラウラにプライベートチャネルで


「目って「コレ」のことか?」


と、振り向きざまラウラにだけ万華鏡写輪眼を見せる。


「!不思議な目をしてるな」


「普段は開放しねーけどな。あとコレは他言無用で頼む」


「・・・ふむ。了解した」


とプライベートチャネルを切る。



「どうしたんだ?いきなりラウラに振り向いたりして」


「ん、いや。ラウラの目が綺麗だなーって思ってさ」


と、軽くはぐらかしながら朝食へ向かう。









ー飛んで放課後ー



授業の合間にだが7月の頭に臨海学校があるらしい。それで浮足だっているのか周りのクラスメートがすごい大はしゃぎしている。そりゃそうか。男子と違ってそういうことを楽しみにしてる生き物だしな。


「枢木、後で職員室に来い」

と、織斑先生に言われたのでさっさと用事を潰しに行く。








ー職員室ー




「え?」


「今週の日曜だ。分かったか」


「いやいや、わかんないんですが」


「なんだ」


「いや水着選びに俺が行く必要あります?山田先生もいるなら尚更じゃないですか」


「いや、男の意見も必要だと思ってな」


「いや、いら「男なら黙ってこい」・・分かりました」



どうやっても断れそうにないので仕方なく承諾する。俺に静かな休日はないのか・・・




















ー日曜ー




「うわーあっちいなあ」

「だな。ちょっと休むか」

いつもなら部屋で能力の開発か、その扱い方をしているはずだったのだが今、俺は駅前のショッピングモールにいる。別に待ち合わせには余裕があるので俺は先に海水パンツを買いに来ていた。
が、別に悩むものでもないので、部屋で食うお菓子やらなんやらを買っていた。そしたら一夏にばったりあったのでちょっと休憩しているところである。




「そういや泰人は誰かと来てたのか?」


「あー、まだこれからだがそんな感じだな」


「それより一夏も誰かと来てたのか?」


「ん?ああ、シャルーシャルロットな。でシャルと買い物に付き合って貰ってたところ。そろそろあっちも終わったかな」


「ほう。・・・まあ、せいぜいラウラ達とかに気をつけろよ」


「なんでラウラ達が出て来るんだ?」


「いや気にすんな」





と、喋っているところに一人の女性が話しかけてきた。


「そこのあなたたち」


「「ん?」」


「男のあなたたちに言ってるのよ。そこの水着、片付けておいて」


と、知らない相手に言われた。


「なんでだよ。じぶ・・「ほっとこうぜあんな奴」


と一夏が反論しそうになってたのを俺が止める。こうゆうのは無視した方が早い。



「ふうん、そういうこと言うの。自分の立場がわかってないみたいね」


と、余裕しゃくしゃくな相手は警備員を呼ぼうとする。


「何事ですか?」

「あの、あの男たちが痴漢をしてきたんです!」

「なにぃ?ちょっとあんたら警察に突き出してやる!」


と息巻いている警備員さんと、後ろで嗤っている女の人を見て、俺はため息をつく。


「あのさぁ警備員さん。じゃあ監視カメラ見せなよ。それでわかんだろ」


「あ?いいから来い!」


と俺を引っ張ろうと襟首を掴むが、おれはしっかり足腰に力を入れているのでビクともしない。


「な、なんだ?抵抗するのか!」


と、今度は殴ってくるのでその手を払い背後に回って殴った腕をがっちり極めた。


「いてててててて!こ、こんな事が許されると思っているのか!暴行罪だぞ!」



「いや、あんたが殴りかかってきたからだろ。あ、この無線借りるね。すいませーん何か濡れ着着せられたみたいなんで監視カメラの映像持ってきてくれませんかー?」



と言ったら何人かの警備員が俺たちのところへ来る。


「な、なんだね⁉︎なんでこんな事になっているんだ?」


「あーこの人がいきなり殴ってきたんで。あ、それ借りますね」


とどうやら監視カメラの映像が観れるようなものを持ってたので適当に電源を入れて確認をする。



「ほら、ここ見てよ。何もしてないのに警備員呼んでるでしょ?あの女性が言って来たんだよ。どうなってんのここ?客に客のもの並べさせてるわけ?訴えても良いんだよ?」


と少し怒り気味になると警備員たちも慌てている。そしてあの、言ってきた女性も紛れて何処かへ行こうとしているので捕まえる。


「ひっ!」


「元はと言えばアンタが原因なんだ。この落とし前、どう付けてくれるのかなぁ?」



女性はさっきとは打って変わって焦っているし、警備員たちはどちらとも強く出れないのでオドオドしている。



「あのさぁ。いくら今が女尊男卑の風潮だからって、アンタみたいに何もしてないでふんぞり返ってるやつは何も言えないんだよ。そんなのもわかってないのに調子に乗ってんじゃねえよ」


「お、おい泰人。落ち着けって」


「あ、すまん。少し熱くなってたな。取り敢えず別に、訴える気とかもうアンタ見てたら可哀想になってきたしもういいや。だから、(さっさと失せろ)」


最後だけ低く小さな声でその女性に声をかけると慌てたように逃げた。そして恐る恐ると言った感じの警備員が近づいて来たので、


「あーもう終わったしいいですよ。迷惑かけてすみませんでした」


と、軽く謝ると「あ、こちらこそ」と、言って帰っていった。
あんまり怒るもんじゃないな。ただ疲れるだけだし。あー猫もふりてぇ。


「あー、泰人。すまん助かった。」


「ん?別に気にしなくていいよ、後半ただ怒ってただけだし」


「泰人が怒ったところ初めてみた」


「んーまああんまり怒ること無いしなぁ。特に怒ることも無いしな」


と、この雰囲気を紛らわすために軽く笑う。


「そろそろシャルロットも来るんじゃねえのか?」


と、言っているとシャルロットが手を振りながら来た。そして一夏らが行ったあと織斑先生と山田先生がきた。


「枢木。もう来ていたのか」


「枢木さんこんにちは」


「ええ。自分の物も買いたかった物で、あ、山田先生こんにちは。あと一夏とかも居ましたよ」


織斑先生たちに軽く会釈すると早速水着を選ぼうとして、歩いていくのだが・・・さっきから試着室が騒がしい。しかも見慣れた、さっき喋った声の主たちにそっくりの声が。
ちょっとそこで待ってみると、一夏たちが出てきた。ー何してんだお前ら。




まあ、当然のごとく先生たちに一夏らはお叱りを受けた後一夏だけ残しシャルロットは帰らせた。一夏も、先生の水着を選ぶお手伝いをさせられるみたいだ。
そしていつからか隠れていたの丸出しだった三人組が織斑先生の言葉で出てきた。もちろん、セシリア、鈴、ラウラである。
その三人も山田先生に連れて行かれ、俺ら3人で選ぶことになった。




「で、一夏、枢木。どっちの水着がいいと思う」


と言って、見せてきたのは黒のビキニと、白のビキニだった。黒の方がどちらかと言うと艶めかしい。
別にどちらが良いと聞かれていたので、

「黒の方ですかね」

と、言ったが一夏は


「白」


と言った。明らか黒の方が似合うと顔が物語っていたが。



「じゃあ白で良いんじゃ(黒にしよう)・・・さいですか」



「いや黒の方・・・」


と一夏が言ったら先生に嘘をつくなと言われて苦笑されていた。やっぱり長年過ごしているから癖とかでわかってんだろーな。


その後は三人で適当に喋りながら寮にかえった。














 
 

 
後書き
終わり方雑い・・・・ 
ページ上へ戻る
ツイートする
 

全て感想を見る:感想一覧