IS〜もしもの世界
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20話
ー自室ー
お盆を返しに行き、自分の部屋に戻ったが、まだドキドキが止まらなかった。まさか食わせてくれなんてお願いされるなんて思ってもみなかったので正直恥ずかしさと頼られることの嬉しさが半分くらいの気持ちだった。
それにしてもシャルルの話を聞いていて、怒りが込み上がったときなにかが起こったような気がしたのがずっと気がかりだっただが、まさか。
俺は洗面台の前に行き鏡を見ると、
「・・・何も起こってない」
いや、まてよ。と、あの、怒りを感じていたときの感情をもう一回思い出すと、
「・・・やっぱり」
俺の両眼は写輪眼になっていた。しかも、集中すると万華鏡写輪眼にどんどん変わっていく。
「って原作だと万華鏡写輪眼は最愛の人を殺さないと開かないのにこんなに簡単に使えて良いのか。神様さんよ。」
まあ、使えないことに越したことはないから良いんだが。
「じゃあスサノオは使えんのかなっと!」
目の前に丁度コップがあるので掴むイメージをしつつやってみると、俺の体から巨人の腕のような大きさの腕がコップを掴んでいた。
「にしても、こんな力がいるほど、大変なことが起きんのかなぁ。起きるんだろうなぁ。はぁ・・・」
考えても頭がいたいだけなのでさっさと寝ることにした。
ー次の日ー
いつも通り一夏と教室に向かっていたのだが、なにやらクラスの女子がざわざわしていたので話を聞くと、月末の学年別トーナメントで優勝したら一夏と、俺と付き合える権利が貰えるらしい。
・・・俺を巻き込むなよ(´・ω・`)
ついでに言っていたやつも聞こうとしたが逃げられた。・・・
放課後、一夏とシャルルが特訓するので俺もついていくのだが、少しトイレで遅れてしまって、追いつくのが少し遅れてしまった。だが、つかうアリーナがやけに騒がしい。しかも爆発音が聞こえたので俺は急ぐ。
「一夏!なんだ、いまの音!」
「泰人か!いや俺たちも今ついたとこなんだがー」
と言っているときに二つの影が爆発音のところから飛び出す。鈴とセシリアだ。そして、爆発音の中心には、ラウラがいた。
・・・なんだ?模擬戦にしては、派手すぎる。
と思いつつ見守っているのだが数分の攻防の後、鈴たちは負けて、これで終わると思っていたのだが、セシリアに対しラウラは切れていて、このままだと怪我を負わせるのに攻撃を続けていた。
「っっ!っくそが!一夏お前も・・・」
「うおおおおお!」
と、ラウラに向かって展開、零落白夜を発動したまま突進していた。
「ッ⁉︎なんだ?」
「シャルル!一夏を!」
「わかった!」
「セシリア!鈴!大丈夫か!」
「う・・・」
「す、すみません。このような無様な姿を見せてしまいまして」
「もういい。休んでろ」
「泰人!セシリアたちは⁉︎」
「なんとか意識がある。早くこいつらを医務室に」
「ふん。逃すと思っているのか?」
ラウラが瞬時加速で追いかけようとするが、
「・・・おい」
一部ISを展開。刀を抜き万華鏡写輪眼を解放。
「あのままセシリアを攻撃していたら怪我じゃ済まなかったぞ。」
「それがどうした。私は戦っていただけだ。」
「お前、危ないと分かっててしてただろ」
「ふん。この腑抜けたやつらに操縦者として訓練していただけだが?まあ、こんな訓練にもついていけないクズは死んでも仕方がないがな」
・・・明らか挑発しているがなにか苛立ちを含ませているな。少し誘ってみるか。
「あっそ。別にどうでもいいけど。これ。織斑先生に言ったらどうなるかなぁ。お前嫌われるかもなぁ?」
「・・・!!教官が私を嫌う訳がないッ!私はこの中の誰よりも強いのだ!」
「あっれえ?その教官に勝った俺がいるんですけとねぇ?しかも強いだけで可愛げのないお前が先生に嫌われないとか考えてる時点で自惚れすぎだわ」
「・・・。なら貴様を排除し、織斑一夏を排除し!私は教官をドイツに連れて帰る!」
そういい俺に向かってワイヤーやらプラズマ刀やらを向けて迫ってくる。一応先生に連絡入れたけど少し時間かかりそうなので周りに被害がこないように闘うか。
「⁉︎なんだ?何故攻撃が届かない⁉︎」
「そんな闇雲に攻撃するなよ。周りが穴ぼこになっちまう」
俺の万華鏡写輪眼はうちはオビトとゆう奴のを貰った。漫画でもそうだったが「神威」という術のおかげで相手が俺の体を攻撃してもこっちはその周りを別の時空間に移動して当たらないというチート能力を使える。・・・これ生身じゃなきゃ避けれないので一部展開にしただけである。
「あーちゃんと狙えよなかすりもしねえ」
「くそっ!何故だ!」
と、数分間していたら織斑先生の登場でラウラも止まったので、俺は医務室に行く。しかもトーナメントまで私闘禁止なのでこれで絡まれることもない。まあ、若干ラウラに怒りを感じていたこともあるがそんなことよりセシリアたちの方が心配なので急ぐことにする。
ー医務室前ー
そんなに遠くもないので着くにはついたのだが何故か女子の大群がいた。
「なんだこれ。」
「あっ!枢木くんよ!これ見てよ!」
「ん・・・何々「トーナメント参加はペアでやる事とする?」・・・まじかよ」
「という訳で!私と組もう!」
と、他の女子も気づいたのか一斉にこっちに来た。やべえ怖い。
「いや待ってくれとりあえず席「そんなのいいから!」・・・やべえ聞いてねえ(汗)」
と、その騒ぎの中大きい声で俺を呼ぶ声が聞こえた。
「じゃまだ小娘ども。・・おお。枢木こっちにこい」
「あ、先生。助かった・・じゃそうゆう訳で」
周りのこれで「え〜」と言っていたが無視して職員室へ向かう。
ー職員室ー
「・・・今回のトーナメントなんだが」
「ああ、一つお願いがー」
「枢木。お前は一人で出てもらう」
「え、え〜⁉︎」
「い、いや流石に一人はきついのでは?」
「なに私を倒すくらいなら一人でも事足りるだろう。それとも?ペア組んでしたいと?」
「いや、棄権という選択は」
「ないな。仮にも授業の一環だからな」
「うぐっ。まあ、一人でも頑張りますよ。でも負けても怒らないで下さいよ」
「ああ、まあ「一回戦」で負けるようなら私と放課後、模擬戦、組手を毎週することになるがな」
「ヒイイ!ぜ、全力を尽くさせてもらいます!」
「ふふ。まあこれは私に勝った褒美と受け取って貰って構わん。さあ、クラスに戻れ」
「一応そう受け取っときますよ。」
そういい、大人しく教室に戻るのだった。
後書き
指つら_:('Θ' 」 ∠):_プルプルプル
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