詩集「棘」
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会いたくても会えない君へ
夏の残り香 漂う
秋の陽射し浴びて歩く
淋しげな空 流される雲
追いかけて…走り出せたなら…
すれ違うことも今はなくなって…
どうすれば君の影…見つけられる…?
会いたくても会えない君へ
ありったけの心 歌うよ
どうかお願い振り向いて
僕はここでずっと…想ってる…
夕陽に染まる 街並み
外灯がポツリポツリと…
どうしてだろう…哀しくなるよ
そっと君の名前 呼んだ…
馬鹿な話しさえ もう出来なくなって
ねぇ…あの時みたいに 笑ってよ…
会いたくても会えない君へ
このもどかしさ どう伝えよう…
もう会えないのかも知れない
だから言葉にして…残してく…
愚かな奴だと笑えばいい
恥知らずだと罵ればいい
それでも貫ける愛なら…
泥に塗れても美しく見えるものでしょう…?
会いたくても会えない君を
恋しく待って夜が明けてく
代わりなんている筈もない
そう…君だけをずっと…愛してる…
会いたくても会えない君へ
ありったけの想い歌うよ
どうかお願い振り向いて
僕はここでずっと…待ってる…
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